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#屋久島野菜 徒然日記 12月

一年のおわり。
屋久島は観光シーズンも過ぎ、だいぶ静かな印象です。

でもね、屋久島のお野菜はここからがシーズンなんです!
葉野菜も根菜も、柑橘もいっぱい。

夏の日照りや湿気をぬけて、お野菜たちには恵みの季節の到来です。

この時期に屋久島にお野菜を味わいに来てくださる方が増えたら絶対いいのに。。と切実に感じてしまうこの頃。
春から秋はめいっぱい自然を楽しみ、冬は島の恵みを味わうことで屋久島を楽しんでもらえたら嬉しいです。

さて、そんなゆったりとした年末モード。
屋久島ではお正月に"もちいも"という在来のお芋をあまーく炊いて食べる習慣があるのですが、このもちいも、わたしは屋久島以外でお目にかかったことも聞いたこともないのです。
誰に聞いてもないみたい。。
でも、とーーーっても味わい深く、美味しいのです。

あまーく炊くのは日々の食事にはちょっとおもたくなりがちですが、蒸したりペーストにしたり、お団子にしたり。。
独特な甘い香りとコク、食感がなんともいえない美味しさです。

どうして全国区にならないんだろうとおもいながら、これを味わいに屋久島に来るのもまたひとつ、冬の楽しみになったらいいなと願います。

ぜひ味わってみてくださいね♪

良いお年をお迎えください。

ある日のheavenly box

れんこんのもちいもはさみ焼き
車麩と季節野菜の炒め物
大根の豆腐そぼろかけ
バターナッツのガーリックソテー
春菊と白菜のごま味噌あえ
菊花蕪
金柑の塩煮
屋久島産黒米入りごはん

編集部注)「もちいも」は、「かわひこ」とも呼ばれ、鹿児島県によって「かごしまの伝統野菜」に選定されています。
............

富山 美希/とみやま みき
a heavenly kitchen主宰、菜色料理家。
神奈川県出身、屋久島に移住して7年。 屋久島の大地から生まれる自然の恵みに魅せられ、その彩りと遊ぶことをこよなく愛する屋久島野菜愛好家。
宿の料理人、出張料理家などを経て2021年12月に高平の高台に自身のアトリエ兼小さな予約制レストラン“a heavenly kitchen 天空カフェ“ をオープンした。


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