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手浴のすすめ

やくさひろです。

手浴(しゅよく)は、「部分浴」のひとつです。

手浴や足浴などの部分浴は、病気などの理由で全身浴が難しい人に対して行われることが多いですが、全身浴が出来る健康な人にとってもメリットがあります。

手だけを温かいお湯に浸し、洗うことを「手浴」といいます。手浴は、全身浴よりも身体への負担が少ないですし、手軽に気分転換や血行促進、リラクゼーション効果などが得られます。手は足と同様に汚れやすいので、手浴により、手の汗や汚れをしっかりと洗い落とすことで清潔を保つことができます。また、その他のさまざまな効果も期待できます。

旅行へ行った先によくある「足湯」。足をお湯に浸けると温かく、旅行の疲れが吹き飛びますよね。瞬時に気持ちが解れるのを感じます。

手浴も同じで、高いリラクゼーション効果があります。手を温めることで全身の血行が良くなり、冷え症の改善などが期待できます。また、良質な眠りをもたらす効果も望めます。お湯に浸けたまま軽くマッサージすれば、さらに血行促進やリラクゼーション効果は高まるでしょう。

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やり方はとても簡単です。体温より少し高めである40度くらいのお湯を用意し、そこに10分ほど浸けるだけでOK。手首の辺りまで浸ければ十分です。洗面器を用いるのも良いですが、シンクなどに直接お湯をためて行っても良いです。気分や体調に合わせて、お湯にアロマオイルやハーブなどを入れて香りを楽しむのもオススメです。香りがあることで、リラックス効果もアップします。

手浴は、全身浴に比べると心臓への負担が少ない方法です。座ったままや寝たままでも手軽に行うことができるので、体力の消耗も少なくて済み、高血圧の方や高齢者の方に適した入浴方法といえます。

高齢者に行う場合、介助する側の負担が軽いことがメリットです。全身浴が出来ない方の場合、1日1回は手浴をするよう心掛けると良いでしょう。汗のベタつきや汚れなどを洗い流すことで、お風呂に入れなくても爽快な気分を味わえます。介助者が行う場合は、会話をしながらすると良いでしょう。スキンシップになり、心の距離がグッと近くなります。

温かいお湯の中では比較的手指を動かしやすくなるため、マヒや拘縮(こうしゅく)のある方に対してはリハビリにもなります。この場合、全てを介助者が行ってはいけません。できるところはご自身で洗ってもらうことが大切です。介助者は、できないところだけサポートするようにしましょう。

もしご家族に介護を必要とされる方がいらした場合、ぜひ手浴を行ってみてください。介護する側のご家族も、疲れやストレスを感じたときに手浴をしてみてください。介護する元気が出てきたり、前向きな気持ちになれることでしょう。

誰もが気軽にリラックスできる「手浴」

新しいリラックス手段として、日常に取り入れてみると良いかも知れません。

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