大谷翔平に届いてほしい

ピッチャーとしても長くできるように

もっと緩急を入れたデザインに

大谷翔平のピッチングを見ていると、
力いっぱい、腕を目いっぱい振って
速球も変化球も投げているように思う。
これはこれで魅力的だ。
剛速球に鋭く曲がる変化球、素晴らしい。
しかし、ピッチングの魅力、デザインはそれだけではないと思う。
遅い球種を混ぜた、緩急を操った配球、デザインもまた美しい。
配球・投球デザインは非常に面白く、それに緩急は大事な要素だと思う。
WBCのチェコ戦で登板したオンジェイ・サトリア投手が
はじめなかなか打たれなかったのも、
他の投手との緩急差があるからだと思う。
阪神にいた星野投手など、日本でも速球がそこまで早くなくても
配球・デザインによって勝ち星を重ねた投手は何人もいる。

大谷翔平の場合、今の力いっぱい投球するスタイルに、
緩急を織り交ぜたデザインを取り入れれば、
投球デザインがさらに多彩になり、美しいものになると思う。
力を抜いた低速直球、低速変化球も取り入れた
配球・投球デザインは美しいと思うし、
大谷翔平のそれを見てみたい。

二刀流の魅力

野球を知っている者の方が
二刀流のすごさ、魅力に惹かれるだろう。
少年野球で優秀な選手がするようなことを、
MLBでしているのだから、憧れる。
そしてそれを長く続てけほしいし、見たい。

打者として、ホームラン数記録を更新してほしい、
投手として、勝ち星数を増やしてほしい、
そうした単体の基準に対する期待もしてしまうものの、
二刀流の魅力は大きい。

だからこそ、二刀流を続けるためにも、
緩急をもっと入れてほしい。
力いっぱい投球しているだけでは
腕や肘、体への負担は蓄積されるばかりだと思うので、
腕や肘への負担を減らしたデザインを多く取り入れてほしい。

Butterfly effectによって届くことがあるのか、
彼のことだからすでに考えているだろうか、
わからないが、
大谷翔平に自分の声が届いたらエキサイティングだな。