オンラインコミュニティ「YAKUMI.lab」に込めた思い

こんにちは、ヤクミラボ代表の楢井慎です。

はじめましての方にむけて、簡単な自己紹介をします。
僕は学生時代に京都で社会学を学び地域のコミュニティのあり方について研究をしました。その後、地域薬局を複数店舗展開する企業に入社し次世代薬局のサービス展開に従事した後、2019年に『ヤクミ』を創業し、全国の薬学生をつなぐオンラインコミュニティである「YAKUMI.lab」をスタートさせました。

YAKUMI.labは、「薬学生のみんなに自分をもっと好きになってもらいたい」そんな思いで立ち上がったラボです。

薬学生生活は、どうしても国試合格に向かう6年間になりがちです。学業や研究、実習のプログラムはしっかりと計画され、一般的な大学生にとって当たり前のように体験する留学や社会貢献といった学外の社会活動はおろか、サークルやアルバイトといった身近な課外活動にすら取り組む時間を確保しづらいのが現状です。

そうなると、ただでさえ薬科大学のような単科学部が多い中、出会う人の数は限られ、先輩後輩の関係すら限られたものになり、他者との交流の中から得られる経験が不足してしまう。学業では得ることができない多角的な視点やスキルを得ることが難しくなってしまうのではないかと考えました。結果、それぞの未来を夢見る想像力もなかなか広がりませんし、それは薬学生としてのモチベーションを考えたときにあまり望ましいものではないと思ったのです。

そこで、YAKUMI.labをスタートさせることになりました。YAKUMI.labは、忙しい薬学生でも全国に仲間や友人、先輩後輩との関係をつくることができ、空いた時間にコミュニケーションをとることができるオンラインを活用したコミュニティです。

学業や研究、実習についてのディスカッションはもちろん、それぞれの夢や理想を語り合ったり、認め合ったりするような場になればいいと思っています。大学を卒業し、未知の世界に挑戦するとき、ひとりでは不安なもの。人は何人かの仲間の中で、フォロワーに見守られることで、次の一歩が踏み出せるといいます。YAKUMI.labで得られた他者からの刺激や自己効力感をもって、それぞれの人生を力強く歩んでいってほしいと願っています。

「薬学生生活に、スパイスを。」

これがわたしたちYAKUMI.labのキャッチコピーです。

「薬味」とは、本来、漢方薬において処方を構成する個々の生薬のこと。いろんな個性を持つ薬学生同士がつながれる、自分をもっと好きになれる仲間や居場所を提供することで、未来に小さな一歩を踏み出す後押しになればいいなと考えています。

一度きりの薬学生生活、なんだかスパイス効かせたい。そんな仲間が集まる場所、それがYAKUMI.labなのです。

YAKUMI.labでは、月1回のオンラインイベントやオフ会・オンラインコミュニケーションツールSlackを活用した情報交換・交流の機会を提供しています。

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