8弦ギターを買いました

はじめに

アニメぼっちざろっくを見て、楽器に10年ぶりに復帰したら楽しかったので勢いに任せて8弦ギターを買いました。面白い楽器なのでブログを書こうと思いました。買ったのはアイバニーズのRG Standard RG80F-IPTってやつです。

これまで使ってきた機材は
・姉が買ってきた入門モデルの超安いベース(スクラップになった)
・ジャクソンスターズのランディV(6万くらいした)
・ワーウィックの6万くらいする4弦ベース(姉に貸していて手元にはない)
・中古で買ったスペクターの五弦ベース(買ったあとHi-B五弦に付け替えた)
となっており、アイバニーズは初でしたが噂に違わずちゃんとモノとして作られていていいなと思いました。

8弦ギターを買った理由

Hi-B五弦ベースで遊んでいてもっと高い弦が欲しいが、ギターチューニング六弦ベースはあまり意味がないという気がしていたところで、ポリフィアとティムヘンソンを知って面白いと思って多弦ギターについて調べはじめたのがきっかけです。実はDjentとかよく知らなくてポリフィアとKORNくらいしか聴いたことがないです。シンプルにベース側から高音弦を求めた結果としての8弦です。
あとHi-B五弦ベースは1弦がないギターかのように譜面を作ったり運指パターンを組むのでギターとの持ち替えが厄介という問題を抱えており、それの解消も狙いとしてありました。

触った感じ

楽器店で試奏して触った瞬間からこれはいけるなといい確信しました。エクストラロングスケールに関してもベースに比べれば別になんともないし、ハイフレットも広い分弾きやすく、印象よりは怖くない楽器なのかなと思いました(アイバニーズさんの作りがいいのもあるのでしょうが…)。

具体的なインプレッション

ネック幅
ネックが薄いので見た目ほどはキツくないが、手が大きくない人にはやはり厳しそう。自分はかなり手が大きい方なのと多弦ベースの幅に慣れていたのでクリアできたが…。また指が届いても手首のアングルが危険な角度になりがちなので、その点はフォームの見直しとケアが必要な感じ。怪我のリスクは確実に6弦ギターよりも高そう。

多弦化
弦が増えたことによってどこを弾いているか分からなくなりそうという懸念は…実際そうです。この辺りは練習するしかない&練習で解決できる問題なので心配はなさそう。印象としては中音域がめちゃくちゃ広くなったという感じで、ミュートの難易度は急上昇してフレットラップかクロスをヘッドに巻くなどの対策はやはり必要な気がする。

追加低音弦
正直いつもベースで低音を聴いているから言うほど重低音という印象は無い。あくまでギターの音域に対して相対的に重低音という話であって、期待しすぎると拍子抜けするかも。前述のとおりHi-B五弦ベースの延長で弾いているので、低音弦のヘヴィさとかそう言う側面はあまり意識しないで弾いています。また弦のテンションと太さもタッピングや速弾きに対応しうる程度には弾きやすそうな感じ。

ベースとの持ち替え
ぶっちゃけ音の軽くなった高音側に弦足しまくったベースなので、本来のリズム&低音部を作るセクションとしてのベースの持ち替えは難しいと思う。逆に高音側ばかり使ってギターやキーボードのフレーズをやっているベースプレイヤーにとってはエクストラロングスケールも相まって高相性で、そのタイプの自分にはだいぶしっくりくるものがあった。

リスクとか課題とかもあるよという話

8弦ギターは思ったより怖くない楽器という印象でしたが、リスクや課題もあるよという話です。

・手首の負荷が高いのでフォームの修正とかケアとかその辺できないと危ないよ
・教科書が少ないから練習は自分で素材を調達したり独学要素も強いよ
・市場の個体数が少ないからより好みできないよ

早く慣れるに越したことはない〜とはいえ上に挙げたリスクや問題があることは確かで、これらに最低限の対応ができるレベルに達していない状態で買ってしまうのは少し危ないかなという印象です。

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