SPEAK or DEAD

2020.05 
  私はあるイベントを企画しました。

きっかけはオンラインイベントに参加した時のこと

「アイスブレイクで話したけど時間が足りない」
「イベントで話しただけの関係で終わるのは嫌だ」

この思いからTwitter上にいる人と話せるイベントに参加したい!

当時はTwitterを始めたばかりでイベントの作り方も集客の方法も何も知りませんでした。
そこでTwitterで呟いてみました。

呟くことで変わった

Twitterで思ったことを呟きました。
ツイートに興味を持った人がイベントを作ってくれたらいいな。
誰かこんなイベント作ってくれないかな〜

当時のフォロワーは100人未満だったと思います。
そんな中43件のいいね。
そしてこの1つのリプライ。
(他にも5件ほどリプライがあり「一緒に作ろう」や「面白そう」という内容で感動したことを覚えています。)

このリプライが私の価値観を変えました。

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まさか一緒にやろうと言ってくれる人がいるとは...

これから何かを始めたいと考えてる人へ

まずは発信してみて


このリプライからあるイベントを企画することになりました。
参加するだけで色々な人と話すことができる。
自分のコミュニケーション能力を知る事ができる。

1対1の部屋を作って10〜15分話す
話が続けば天国、続かなければ地獄
話すか死ぬか
ここからイベント名が決まりました。

SPEAK or DEAD

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2020.05.27. 21:00~
ついに第1回が開催されました。

イベントは大成功!
2次会も含めて5時間以上!!!
薬学生〜薬剤師の方まで20人以上の方に参加していただきました!

参加後には
「参加してよかった!」
「企画してくれてありがとう!」

これらの声は本当に嬉しかったです。
そしてイベント後にはイラストまで描いていただきました!

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以後
・6/21 19:00~
・7/28 19:00~
この2日程も無事成功することができました。
しかしここで問題が発生します。

マンネリ化

参加者が毎回同じになると話す人も同じになるので新しい交流が生まれないのです。
また2020.06.01から緊急事態宣言が解除されたこともありオンラインイベントが減少傾向になりました。

6月会・7月会と会を重ねるごとに参加者は減っていきました。

ここで何か変えなくては参加者が0になってしまう。
イベント失敗になってしまう。
自分の印象が悪くなってしまう。

今だからこそ言える事はイベントの失敗は烙印を押された感じがしてめちゃくちゃ嫌でした。
こいつのイベントは参加したらおもろいってみんなに思って欲しいという気持ちを持っていました。
完全に他人の評価を気にしていました。

何か改善策をと考えていた時、「一緒にやろう」と声をかけてくれた方が主催する『薬学生アワード』とのコラボをしてみてはどうかとお声がけいただきました。
プレ発表者が参加し、体験談を語っていただく。
それを1on1で聴けるというものでした。

コラボによるSPEAK or DEADの発展

迎えた8/28 20:00~
8月会が開催されました。
そして無事成功!

薬学生アワードのプレ発表者のおかげでイベント初参加の方も多くいました。
コラボすることでマンネリ化を解消できることを知りました。

そして9月会(9/5 20:00~)では全国薬学生団体PHAR-MAP代表による「アロマと活動」について講義を行っていただきました。
前半は講義、後半は1on1という新たなスタイルに挑戦しました。
参加することで交流が広がるという今までの強みを持ちつつ、知識を得ることができるという新たな強みを持つことができました。

コラボしていただいた皆様、本当にありがとうございました!

原点回帰

8月会、9月会をコラボにより成功を収めることができ、多くの方に認知してもらえるようになりました。
オープンチャットも50人以上の方に参加していただきました。
10月会は一度原点に戻ろうと決めました。

1on1でひたすら回していく!
話すテーマは自由!!
イベント参加で語り尽くせ!!!

10/17 20:00〜
10月会を行いました。
そしてCBT・OSCEの勉強を行うため2020年最後のSPEAK or DEADとなりました。

参加者に来年も期待してる!と言われたことをよく覚えています。
2021年もできるだけ毎月開催していこうと思いました。

2021年

CBT・OSCEが終わり2021年になりました。

待ちに待った1月会の開催です。
2021年はイベントをもっと大きく拡大させようと考えました。
そこである方とのコラボを行うことにしました

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漢方を学びながら1on1ができるというものです。
薬学生が苦手とする漢方を楽しく学びながら交流を行うことができると考えました。

しかし薬学生のテスト期間や他イベントと被り集客に失敗しました。
参加者5人。
正直終わったと思いました。
そしてコラボした方に申し訳なくなりました。


1月会の開催後このイベントの価値を考えました。
参加者はなにを求めているのか。
自分はなにを提供できるのか。

2月は開催しませんでした。
理由は様々ですが、一番大きな理由は
[このイベントは必要なのか]ということでした。


Twitterでは1on1募集を行うツイートを見ることが多くなりました。
イベントをしなくても自主的に1on1をしている。
このイベントの価値はもう無くなったのではと考えるようになりました。

自分自身も2020年夏から1on1募集ツイートを行っていました。
このイベントがなくても交流を持つことができる。
開催当初のイベントに参加しても仲良くなれないという問題を解決できる。

もうこのイベントは要らない。

最後

2021.03
ついにSPEAK or DEADのオープンチャットを消すことにしました。
2020年1月以来1度も開催していません。

2020年5月から10ヶ月
開催回数、計7回

私はこのイベント企画で学んだことがあります。

それはトレンドを知るということでした。
・今なにを求めているのか
・なにをすれば刺さるのか

そして一番はやりたいと思ったらすぐ発信すること。
できるかできないか
実現性は一旦無視してまずは言葉にすること

周りには助けてくれる人がいるということ。
そういう方々のおかげでイベントを行うことができるということ。

イベントを自ら作るという行為が自分を変えたと思っています。
イベント運営を今でも行う理由もこのイベントがきっかけだと思っています。

最後は誰にも言わずにそっと消しました。
もうSPEAK or DEADの運営の人じゃない。
もっとワクワクすることを探す人になりたい。



関わってくださった皆様、本当にありがとうございました。
また参加していただいた方もありがとうございました!
このイベントを通じてできた交流が途切れることがありませんように。

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