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【薬剤師国家試験】配慮申請して受験してきました

はじめに

薬剤師国家試験を受験される薬学生の皆さんに宛てて、本記事を執筆します。

私は第109回薬剤師国家試験を、配慮申請に基づいた配慮の上で受験させていただきました。

配慮の内容は
・別室での受験
・あらかじめ希望した座席(扉近くの希望)での受験
・机上に持参薬、服薬のための水を置いての受験
です。

今回は配慮申請の流れや私が配慮申請した理由、配慮申請に基づく受験のレポ等々書き連ねていこうと思います。


配慮申請について

私が配慮申請しようと思った理由

私は5年生の実習前から「社会不安障害」と診断されており、人の多いところなどで過度に緊張してしまう傾向があります。過度の緊張に陥ると、動悸、吐き気、立ちくらみ、息ができない感じ…等の症状に襲われます。また、予期不安的なものも持ち合わせております。
そのため、席が扉の近くだといいな、できれば別室受験できたら嬉しいな、といった感じで配慮申請させていただきました。

配慮申請の仕方

私の体験を混ぜて配慮申請の流れをお伝えしていきます。

まずは、厚生労働省が8月末ごろにHPで「第109回薬剤師国家試験の施行」というタイトルのページを作ってくれます。なので、まずはそれを待ちましょう。

上記が今回(109回)のページです。
※リンク切れしてたらすみません。

ここにある「6 受験に伴う配慮」を読み、配慮申請書を印刷して記載例を参考にしながら必要事項を記入していきました。

自分がどのような配慮を必要とするか?を詳しく記入しました。
特に座席について配慮が欲しかったため、自分で用意したA4の白紙に図で説明したものも同封しました。

なお、多くの場合、配慮申請では医師の診断書が必要です。病院に通っている人はこのHPが開示されてからでも大丈夫ですので、病院に電話して次回受診時に診断書を書いて欲しい旨をあらかじめ伝えておきましょう。なお、電話の際、「国家試験の配慮申請に使う」という旨を伝えるとより良いでしょう。
私は電話であらかじめ診断書が欲しいと伝えて受診し、受診中にどんな配慮申請をしようとしているかを伝えて、それに合うように診断書を書いていただきました。

また、私は不安発作時のために薬を机上に置いておきたい旨の申請も同時に行いました。これは、机上に置いておきたい薬を写真に撮って現像し、同封しました。
薬を飲むときは水も必要ですので、ラベルを剥がした水の写真も同封しましょう(私はこれで再提出になりました)

配慮申請の受理

配慮申請書が国試運営本部事務所に届くと、記載した電話番号宛に受理されたことを伝える電話がかかってきます。
この時、提出書類に不備があれば再提出するよう指示があります。
なお、配慮申請を送った時期によってはかなり急いで再提出する必要があるため、
・ HPが開示されたらなるべく早く配慮申請を提出する
・不備がないように細心の注意を払う
ことを意識しましょう。

配慮申請の結果

申請が通ったかどうかの結果は、国家試験1週間前程に郵送と電話にて伝えられます。
かなり直前までわからないといった印象だと思いますが、国試1週間前は割とそれどころではなくなっていたので、あまり気にしなくて大丈夫だと思います。
ですが、郵便受けのチェックと電話に気をつけておくようにはした方がいいかもしれません。

配慮申請は全て通りました。
「別室受験は通りにくい」と大学の担任から言われておりましたので、会場による部分が大きいかもしれません。

受験レポ

配慮申請が無事通り、別室扉付近での受験ができました。
受験番号がある程度の塊ごとに部屋が分けられていますが、別室受験者は(私の受験した会場では)案内板に別途張り出されることはなく、事前に通知された部屋に各自向かう必要があります。そのため郵送された通知の紙を持っていくと安心です。

私は薬を机上に置いての受験だったため、毎試験前に試験監督員が点検にいらっしゃいました。
別室受験のみなら特に点検とかは無さそうでした。

ちなみに、私が受験した会場では、ブランケットを事前申請して持ち込んでいる方もいました
※ひざかけ、クッションは申請なしで当日持ち込んでも使えない場合があるので、持ち込むことがあらかじめわかっている場合は、期限までに配慮申請を提出しましょう。

途中から別室受験する方もいました

2日目の途中から、別室にいらっしゃる方もいました。
なので、(会場によるとは思いますが)配慮申請が通らなかった、
もしくは配慮申請期間後に、配慮してもらいたい事象が出てきた、
という場合には、当日試験監督に相談してみる価値はあるかもしれないです。

持ち物

・一般受験者の持ち物
・配慮申請時に記載したもの(薬と服薬のための水)

以上でした。
特に必要な書類等はありませんでしたが、強いて言うなら
別室受験の配慮申請をした方は、
事前(国試1週間前ぐらい)に送付される、
受験教室について記載された用紙を持っていくと
迷わなくて住むかも知れません。

さいごに

申請自体は期限と要項さえ守れば、案外簡単です。
ダメ元でもいいので、少しでも不安がある方は、申請しておくと安心できるかも知れません。

また、私と同じような症状(大人数の場所が苦手)をお持ちの方で
模試の受験が辛い、という場合は、試験監督の先生や担任に相談してみると、対応してくれるかもしれません。
(私は、事前に事情を伝え、大学内でも、扉近くの席に固定してもらい模試を受験していました)

ただでさえ不安な国家試験、抱えるものが少し人より多い方に
この記事がなにかのお役に立てればと思います。


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