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艦これ 戦果稼ぎの検証② 4-4編


前置き

前回の記事『戦果稼ぎの検証①』では、軽空母3軽巡1海防艦2のバケツ消費等を調べたが、4-4は編成の幅が広くもっとデータを録りたいと考えた(単に3-2と7-1周るの飽きたというのもある)

図1.前回の編成
図2.燃費(ボーキ約60/周)

正直に言うと前回の編成はデータとしては基礎となるものだったので大変重要なのだが、いざこれで戦果稼ぎするのか? と聞かれると答えはNoとなる
軽空母のキラ付けくらいしかメリットも自由枠(レベリング枠)も無く、正直普段使いし辛い部分も大きかった
ボーキの消費も60/周前後と非常に重いのも困りものだった

そこで今回は潜水艦を混ぜた構成と任意のレベリング艦を混ぜた記録を作りたいと思う
4-4の海域に関しては『戦果稼ぎの検証①』で語ったので必要ならそちらを参照して欲しい
一言で言うと、資源やバケツがカンスト気味で戦果とレベリングを並行したい人向けとでも言えば良いのだろうか?
資源やバケツに不安があるなら周るべきではないだろう
よって今回は旗艦をレベリングするという視点でデータ収集していこうと思う

1:潜水艦(旗艦)正規空母2軽巡1海防艦2
2:潜水艦(旗艦)軽空母2軽巡1海防艦2
3:任意のレベリング艦(旗艦)正規空母2軽巡1海防艦2
4:任意のレベリング艦(旗艦)軽空母2軽巡1海防艦2
上記の4パターンで100戦して記録を作る

今回の編成以外にも多彩な編成が有り得るのだろう
愚かな私でも一航戦2枠使った重量安定型とかくらいは真っ先に考え付く
他にも有用そうな編成が考え付いた際には、データを録りたいと思う

本題

前回と同じくルールは出来る限りシンプルに
・5時間程度の入渠はバケツ使用無しで自然入渠
・参考に編成と実燃費を記載
・道中大破は撤退
・Cond値33までは連続出撃(随伴海防艦を除いて全て小破でも出撃)
・鉄は記録しない(入渠はランダムなので表記ブレするし、解体である程度ペイ出来るので)
・ざっくり1周当たりの時間(母港、出撃、帰港、補給、母港の時間計測)
 中破演出が無かった最高速度を抜粋(経験値、ドロップカット無し)
 時間計測は1発理論値寄りで録ってるので、平均値ではないことに注意
このくらいかな?(思ったより書き出すとシンプルじゃない……)
結果、結論だけ見たい人はそっちに飛んで下さい

予想
・潜水艦入りは『戦果稼ぎの検証①』で使用した軽空母3軽巡1海防艦2の編成から比較すると、航空戦が1枠減り、先制雷撃が増えたことになる
道中の安定性は意外と変わらないかもしれないが、ボスマスで中破すると潜水艦も1~2時間入渠するので回転率が悪いかもしれない
※装甲空母姫の艦載機が枯れると潜水艦を無視する挙動になるようです?
稀に攻撃が水上艦に行ったのでそういうことだと思ってますが……
対空CIはしない方が良いかも? というか戦果的にも一々CI演出入ると美味しくない

・レベリング枠を使った編成は旗艦を潜水艦、空母抜きに考えると先制雷撃出来る艦以外を置いた場合、純粋に開幕殲滅力の低下=撤退率やバケツ率、ボスマスS勝利率に影響する可能性が大きい(戦果時給も低下する筈である)

1:潜水艦(旗艦)正規空母2軽巡1海防艦2

図3.編成
図4.燃費(ボーキ消費約20/周)

計測タイムは4分54秒 理論戦果時給は24.49
このタイムはどうなの? と思ったんですが、開幕殲滅力が高く道中も開幕だけで終わることが多少あったこと、海域通して海防艦の中破演出回数が少ないこと、何よりこれより早く終わってしまうことがあってしまったことを踏まえてこのタイムを採用することになりました(上振れもするし下振れもするので何とも言い難い……)

結果は100周して96回ボス到達84回S勝利12回A勝利
撤退要因:旗艦大破が1回、海防艦大破が2回、Aquila大破が1回の計4回
中大破した回数は86回、バケツ使用は20回となりました
※補足すると100周中、道中潜水艦の中破は4回でした

因みに前回の軽空母3軽巡1海防艦2編成では100周して撤退数は1~2回、ボスマスほぼS勝利率と道中安定感とS勝利率は若干安定感が犠牲になっている気がします(バケツは23、4個だったので潜水艦デコイが少し意味あるようです)

体感ですが、正規空母2⇒軽空母3になっても開幕殲滅の上限は敵3体か行っても4体くらいなイメージが多いですが、この編成だとそこから更に2本開幕魚雷が飛ぶので開幕だけで終わることが稀にあります(体感1割くらい?)
残っても敵1体ということも多く、それのせいで敵にターンが回らずタイムが短いような気がしています

消費に関して潜水艦入りは『戦果稼ぎの検証①』で使用した軽空母3軽巡1海防艦2の編成から比較すると正規空母2使ってる影響で燃料と弾薬の消費は1.2倍近く幾分か多くなりましたが、ボーキの消費は1/3程度
安定感もあまり落ちたようには思わないです(ボスマスS勝利率は明確に差が出る)
潜水艦をついでにレベリングするには十分有用な編成の一つだと思います

一応、並びや装備に気を使っています
装備見て誰でも分かるくらい1番MVPを取るのは加賀です
ですので、加賀ばかり取ってしまうと他がCond値疲労して連続出撃が出来ません
2戦目では夕張を射程伸ばしつつ、対潜2枠でMVP調整
ボスマスでは2巡目の1手目で終われば良いなあ、と淡い期待を込めてAquilaを2番艦に置いてMVP調整してます(これだけ装備積んでれば昼戦火力はAquilaも加賀も殆ど変わりませんので支障は無いです)

所感ですが、最近の艦載機はほんと強いですね
この編成でも割と安定して周回できますし、燃費もかなり控え目です
他の方の記事を見ると低燃費正規空母枠をVictoriousや未改造大鳳にしている方も多いように思いますが、Aquilaに置き換えると、燃料、弾薬、ボーキ全ての消費を抑えることが出来ます(恐らく、昨今AU-1やF4U-7等の有能艦爆が増えて安定性が増したのが大きいのでしょう)
Victoriousや未改造大鳳ではなく、Aquilaを採用するデメリットは装甲空母でないので中破した際が下振れし易いくらいでしょうか(しかし、そもそもボス戦以外で中破することは稀ですし、S勝利に拘り過ぎるのも良くないです)
燃費がやや重く、安定度は高水準な気がします

2:潜水艦(旗艦)軽空母2軽巡1海防艦2

図5.編成
図6.燃費(ボーキ消費約40/周)

結果は100周して95回ボス到達83回S勝利12回A勝利
撤退要因:旗艦大破が2回、海防艦大破が2回、龍鳳大破が1回の計5回
中大破した回数は83回、バケツ使用は21回となりました
※補足すると100周中、道中潜水艦の中破は4回でした

正直、もう少しバケツ使用量が嵩むと思っていたのですが、これなら潜水艦をレベリングする場合は軽空母の方が良さそうに思えます
そうなると次の課題が見えてきます
言わずもがな更なる軽量化(ダウンサイジング)です

瑞鳳のスロットは18,15,15,2と非常に使いやすいです
反面、龍鳳は燃費が重い部類であり(瑞鳳も決して軽いとは言えないが)、スロットが21,21,12,3とボーキの消費を鑑みると18スロより多いのは得策とは言えません
そこで白羽の矢が立ったのが神鷹です
低燃費、スロットも9,18,18,6と完璧な配分で申し分ありません

図7.改良編成
図8.燃費(ボーキ消費約/周)

周回が安定するようであれば、まあまあ支出が抑えられると思います
燃費は燃料-3、弾薬-8 ボーキ平均消費約-15と思ったより周回燃費を下げることが出来ました
結果は100周して95回ボス到達84回S勝利11回A勝利
撤退要因:旗艦大破が1回、海防艦大破が1回、軽空母大破が3回の計5回
中大破した回数は79回、バケツ使用は24回となりました
※補足すると100周中、道中潜水艦の中破は3回でした

大分、悪くない結果だと思います
海防艦がデコイにならず、他に攻撃が集中した所為でバケツ使用数が多少多くなってしまっていると思われます
充分に龍鳳を神鷹に変えても問題無いと思われます

3:レベリング艦(旗艦)正規空母2軽巡1海防艦2

図9.編成
図10.燃費(ボーキ消費約20/周)

結果は100周して93回ボス到達77回S勝利16回A勝利
撤退要因:海防艦大破が4回、旗艦大破が3回の計7回
中大破した回数は115回、バケツ使用は25回となりました

所感とか何か言う前にちゃうねん……朝日が脆すぎるのが悪いねん……
海防艦と比べても圧倒的に脆すぎて、正確なデータが取れたと言い難いんですが、まあレベリングには使えないことは決して無いです
※朝日:耐久36 装甲最大29 回避最大16
 例:占守改:耐17 装甲最大33 回避最大92
海防艦の方が幾分かマシ、そんなのを旗艦に置いてレベリングすると撤退回数があまり意味を持たなくなりますが、それでも強引にレベリングと戦果稼ぎが成立してしまう程度には使えます
道中安定感とボスマスS勝利率の安定性が低いですが、空母2しか火力無いのでこんなものかもしれないです
燃費は重めです

4:レベリング艦(旗艦)軽空母2軽巡1海防艦2

図11.編成
図12.燃費(ボーキ消費約40/周)

結果は100周して92回ボス到達69回S勝利23回A勝利(夜戦1回含む)
撤退要因:海防艦大破が4回、夕張大破が1回、旗艦大破が3回の計8回
中大破した回数は128回、バケツ使用は39回となりました

燃費は安価ですが、バケツの使用量は正規空母に比べてかなり増えました
正直、レベリング目的なら正規空母側を使っていきたいと思います
バケツに余裕があるなら軽空母でも火力的には然程不安は無かったです(反面、装甲の脆さが目立つ)

結果

図13.結果

潜水艦旗艦
・道中の軽巡ヘ級、駆逐艦ハ級は対潜装備しているので、開幕が上手くいかないと潜水艦への被害が増える(と言っても単縦陣や複縦陣なので大破まで追い込まれることは少ない)
・潜水艦がデコイ役になるかと言われると、劇的に活躍したとは体感では言い難かった(飽くまで潜水艦をレベリングしたいときだけ使う編成になりそうだ)
結果として見ると全ての編成の中で消費資源、消費バケツを抑え気味に回せる軽空母2+潜水艦は上質な結果を出せたと言えると思う
結論としてバケツの使用量を一番抑えつつ周れる、資源消費の軽い軽空母メインでレベリングが良いと思われる

その他レベリング旗艦
結論としてバケツ使用量の多い軽空母編成は不採用
消費資源のやや多い正規空母編成が適していると思われる
天津風、満潮、三隈等牧場の難しい艦のレベリングという旨みもあるので当分は通うことになりそうだ

正規空母と軽空母の違い
火力面の不安は無い
 
優秀な艦載機のお陰で火力不足は感じなかった
資源、バケツの消費量が変わる
 
正規空母では装甲の厚さからバケツ消費が少なく済むが、資源消費が嵩む
 反対に軽空母ではバケツ消費が多くなり、資源消費は抑え目
周るときの資源状況で使い分けるのが好ましい

4-4で150戦果/日稼ごうとした場合75周する必要がある
では、1日に4-4だけで戦果稼ぐことは可能なのか? その疑問を解消していきたいと思う
図10は①半日に稼げる遠征と就寝時に回す遠征の収支、②は①の遠征収支に加えデイリー任務で配られる報酬、③は①+②に更に75周してドロップ解体した際の最終収支だ

図10.半日と就寝時に稼げる遠征資源獲得量[時給換算から算出]

資源を減らさないように回すのは出来なくもないが、バケツはやや減り気味
バケツ遠征を2枠にするのも手だが、資源を大いに損ねる

図11.バケツ2枠遠征半日分収支

特に経験則だが、4-5の周回を多くすると燃料とバケツがマイナスに傾きがちだ(鉄、ボーキは大いにプラス、弾薬トントンくらいのイメージ)
7-4クルージングで燃料、ボーキを拾いつつキラの付いた潜水艦を遠征に投入することで資源のバランスとキラ付けの手間が省けるので並行するのが良いと思う

結論

資源、バケツが潤沢なら4-4だけを回すのも全然有りだが資源、バケツには気を付けたい(編成次第ではマイナスになるので、クルージングを挟む必要が出てくる)
月単位で見た場合、マンスリー任務やウィークリー任務があるのでマイナスに傾くことは殆ど無いが、空母を3隻入れると確実にボーキがマイナスになる
資源に余裕があるときにレベリングを狙いながら回すのが良いと思われる
戦果稼ぎの為だけならあまり旨みの多い海域ではない

最後に

1戦果当たりのバケツ消費は4-4が3-2の半分で済むが、1戦果当たりの消費資源は4-4がやはり重い
何事もバランスが重要

感想としてはレベリングを並行出来るので結構回すモチベーションを維持し易いように思う
3-2は高火力駆逐艦と先制雷撃艦しかレベリングされてない上に、キラも付かなければ、レベリングしてるという意識も薄いのでモチベーションが長く続かない
しかし、1日に規定量戦果を稼ごうと思うと3-2の時給戦果が素晴らしいものだと理解させられる

4-4は当面、未ケッコン艦のレベリングで通うことになりそうだ
その後はイベントで新艦が増えたら、また戻ってくるような海域になると思う

2024年6月3日追記
4-4の1周当たりの解体収支は燃料+11、弾薬+25、鉄+55、ボーキ+7とまあまあ鉄が豊富なのでドロップカットは避けたいと思いました

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