4/07 点鼻薬 デバイス

今日は昨日に引き続き吸入薬について学んだ。今日はデバイスの違いについて学んだ。適切な吸入薬を選んだとしても正しい技法で確実に吸入しなければ効果が期待できないため、それぞれの吸入デバイスの特徴を把握し適切なものを選び、使用法を指導することが重要である。
吸入デバイスの種類は加圧式定量噴霧吸入器(pMDI)、ソフトミスト吸入器(SMI)、ドライパウダー吸入器(DPI)の3種類がある。
pMDIは息を吸い込むタイミングに合わせてボンベの底を押し、霧状の薬剤を噴射させて吸入する。pMDIは呼吸機能が低下している患者に対しても使用しやすく、小型で軽量なため持ち運びがしやすいメリットがあるが、吸入のタイミングが難しく、口の中に残りやすかったりするため、喘息発作を誘発しやすいことがデメリットである。
SMIは噴射ガスを使用せずに薬剤を含んだ、やわらかい細かい霧をゆっくり生成し噴霧させることで、有効成分を届かせる。ただし、事前にセットしなければならないため少し面倒である。
DPIは粉上の薬剤を吸入器よってセットすることで吸入する。pMDIと違い呼吸を同期させる必要がないため、容易に吸入が可能である。またスペーサーなどの吸入補助機も必要ない。カプセルやブリスターに一回分の薬剤が入っていたり、カウンターがついているため残薬の確認がしやすいことがメリットである。しかし、呼吸速度が速くないと使用できず小児や高齢者ではしようしずらいことがデメリットである。