【Appsheet】薬局薬剤師が作った、開業医向けオンライン疑義照会アプリ

これまでご紹介してきた疑義照会アプリ

とAI会話録音薬歴

の良さを応用し、今回新たにオンライン疑義照会アプリを開発しました。そして、近隣の開業医さんとの運用が正式にスタートしました。

以前の疑義照会アプリは、各総合病院へFAXを送るところで一度完結していました。しかし、新しいアプリは開業医向けを想定しており、ドクターからの返事もアプリに入力していただく仕組みとなっています。

この新しい疑義照会アプリは、「AIが処方箋画像から患者データを抽出する」機能と、AI薬歴で作成した「ユーザーメール=ドクターメール」「ユーザーメール=薬局メール」でテーブルをスライスし、別のビューで同じアプリを閲覧・双方向で入力可能にする機能を融合しています。

感想として診療中の電話が減るのは非常に助かるとのお話もあり、診療の合間に返事をしたいとの意見もいただきました。そこで、総合病院のプロトコルを参考に、以下の項目については事後報告可能とする取り決めを行いました。緊急の照会は電話で対応し、事後報告可能な項目はこのアプリで報告しておくという運用になりました。

事後報告項目

使い方
①薬局側から疑義照会を送信

薬局側ビュー プラスボタンで新規作成
カメラマークから処方箋画像を撮り、そのOCRテキストが取得されるまで待ちます。下へスクロール。
Enumに前述のプロトコル番号が入っているので選択し、その内容を記述(音声入力可)下へスクロール
プロトコル選択画面
病院を選択。1つの病院の複数の医師を登録可能で、医師はプルダウンで選択可能。右下保存ボタンを押下
もう一度今回照会するカードをタップし、CHATGPTボタンを押してAIによる患者情報抽出を行います。もしうまく取得できなかった場合は「編集」ボタンから「AI解答chatgpt」を編集し保存。

②医師側:アプリから通知が届きます。

通知をタップし、医師側ビューが開きます
1つの病院で複数の医師別に照会が可能、1人の医師への最新の照会は、フォーマットルールで赤く表示されます。ドクターは該当のカードをタップ。
回答入力ボタンをタップ
「変更可」、「変更不可」、「連絡ください」のいずれかをタップし保存

③薬局側:回答が保存されると薬局に通知がきます。通知をタップします。

疑義内容の下に回答が入ります。

この新しいオンライン疑義照会アプリにより、薬局とドクターのコミュニケーションがより円滑になり、業務効率の向上が期待されます。今後もさらなる機能改善を進め、皆様の業務をサポートしてまいります。

薬局側Gmail、病院Gmailがあれば設定可能です。

ご興味のある方はinfo@aicok.jpまでご連絡お待ちしております。