「あたらしいこと」は最初ぶつかる壁が最大の敵。飴物語#4
こんばんは。
昭和6年(1931年)から岐阜県多治見市で飴屋(あめや)を営んでおります。
鵜飼やっこ飴本舗の鵜飼と申します。
AbemaTV「ニシノコンサル」に出演させて頂き、キングコング西野亮廣さん(@nishinoakihiro)と株式会社SHOWROOM前田裕二さん(@UGMD)に飴売上UPを目的にコンサルティングして頂きました。また皆様のお力のお陰でクラウドファンディング達成できました。ありがとうございます。
弊社はAmebaTVの番組「ニシノコンサル」でご提案頂いた「オリジナルデザイン事業」を進める事となり、デザインについて考えることになりました。
そこでどんな事で迷い悩んだのかを書いていきたいと思います。
まず、何故オリジナルデザインを提案頂いたかというと・・
飴の味には自信がありますが、美味しいで差別化は難しいです。美味しいから10倍のお金で買う!なんて事はそうそうあることではありません。
そこで、世界に一つだけのオリジナルデザインをすることで「飴の代金」ではなく、「デザイン代金」という別枠からお金を頂くことで価値の最大化を図る提案頂きました。そこで色々な気づきがありました。
ゴールを設定する。
オリジナルデザインをする上でどんなシーンでこの飴をお渡しするか?何のためにお渡しするかを考える必要がありました。例えば、美容院のカラーリングの時間に召し上がって頂く飴でしたらすぐに開けやすい個包装デザインとなります。
この小さな飴袋をデザインする為、入れられる情報は限られており
本当に伝えたいメッセージに絞る必要があります。
↓イメージ
すぐに開けれて食べやすい!が最優先でその次にオリジナルで可愛い。という順序となります。
一方で、お会計後にギフトとしてお渡しする場合ですと、
小さな飴袋だと少し特別感を演出するのは難しいかも知れません。
「こんなかわいいギフトもらった〜」やSNSでシェアしてもらうには他店舗との差別化が重要です。またはそのギフトをもらった人だけでなくそれ以外の人に渡るような設計が必要かもしれません。そこでお年玉袋サイズのオリジナルデザインをし中に複数飴を入れさせて頂く形での提供をさせて頂きました。
添付の写真はアップアップガールズ 様とコラボさせて頂き、ライブのギフトとしてデザインし飴自体もオリジナルでお作りしました。
↓イメージ
それぞれの伝えたい内容やお渡しするシーンに合わせてデザインを変えていきます。しかしここでとても大きな壁に当たります。。
紙の最低ロットってこんなにも多いのか。。。。。。。
デザイン業の方は当たり前の話かもしれませんが、資材には最低ロット(少なくともこの量を依頼が必要な量)があります。
例えば、最初に紹介した個包装デザインの場合、デザインの印刷されたロールが
納品されます。
そのロールの最低ロットが1巻1000m〜となります。
100mもあれば3000個の個包装が可能なので大体の計算ですが、10倍の包装資材を購入しなければなりません。しかもなんと想像以上に飴代としては高額。。1デザインにつき十数万!!!赤字になる!!やばい。。
本日はここまで!
次回は、この状況をどう打開していったのか。解決編を書きたいと思います。
良い夜をお過ごしください✨
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