願いを形に。

終わった。
NPO法人パラキャンを講師に迎えた、
車いすバスケットボール体験イベントが終わった。

今年の1月。
NPO法人パラキャンの体験講座の動画を目にして、
「娘にも体験してほしいな」
と思った。

体験してほしいけれども、
資金はどうする?感染状況は落ち着くのか?
悩んでいたら夏になった。

そんな時、福祉活動の助成金を偶然目にし、
一緒に活動している友人に相談。
ダメもとで申請。
申請から約1ヶ月後、承認通知が届いた。
膝がガクガクした。

私と友人2人の活動からスタート。
徐々に協力してくださる方、協賛企業、
教育委員会の後援、共催団体が増えていった。
当日の運営には小・中学校の同級生が駆けつけ、
手伝ってくれた。

そしてついに先週、体験イベントを開催。
無事終えることができた。

「なぜ、それをするのか。」
「なぜ、私がするのか。」

ずっとずっと、考えてきた。
福祉を学んできたわけでもない。
障がい者スポーツや福祉の事業などに
携わってきたわけではない私。

「では、なぜ?」を考え続ける。

昨年から体験を通して学ぶ機会が減っている中、
何とか自分の子どもに多様な体験をしてほしい、
という私の願い。

願う先は、自分の子どもだけでなく、
友人、友人の家族、さらには地域の子どもたちへと広がる。

地域の子どもたちに多様な体験、多様な視点で
物事を考えるきっかけを届けたい。

そんな願いが根底にあるから、自分がする。
だからこそ
「見方が変わる、生き方が変わる」
というメッセージを出すパラキャンを呼び、
車いすバスケットボール体験イベントを
開催したい。
する。
できた。

終わってみて、振り返ると。
自分の願いを言語化し、人に伝えることで、
想いを同じくする方々に出会い、
願いを形にすることができたと実感する。

0から一緒に取り組んでくれる友人。
なぜ?の問いをくださる方。
協力の手を差し伸べてくれた方々。
いつも応援し、協力してくれる友人たち。
遠方からきてくださったパラキャンの方々。
参加してくださった方々。
沢山の方々がいたから、形にすることができた。
皆様へ心からの御礼を。

自分の願いは、もっともっとあって、
また言語化し、表現し、沢山の人たちと
協力して形にしていく。

そうやって、自分も、自分の子どもやその子ども、
子々孫々が自分の願いを形にしていける、
多様で持続的な社会を紡いでいけたらと、
また自分の願いが膨らんでいく。

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