幸せ色
掃除当番なので早めに出社したら他の人は来ておらず、さては連休明けだからみんな当番を忘れているな、と鼻息荒く掃除機をかけたが、よくよく考えると誰も彼も有給や午前休をとっていたので、私はただ鼻息が荒いだけの人だった。
オフィスの上の階が工事か何かしていたのか、しばらく騒音が酷かったようで(私は全然気づいてなかった)お詫びの菓子折りを持ってきてくれた。文明堂のカステラ。小分けになってないので事務の女性が配って回ってくださる。有り難く一切れ頂戴し、すぐさま頬張った。ここで手をつけずに仕事がひと段落するまで取っておける人は人間としての成熟度合いが違うんだろうな。
幸せに色があったら黄色だな
しみじみ美味しかった。
おーいお茶の俳句に応募しようかな、この五七五。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?