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Power Automate Desktopを使って、ブラウザ経由でファイルをダウンロードしてファイルを開く方法

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Chromeなどのブラウザでファイルをダウンロードして、そのファイルを続けて開くフローを紹介します。

ブラウザでファイルをダウンロードするときは、「WEBページのボタンを押します」アクションを使います。

ダウンロードファイルを開くにはファイルパスを指定する必要がありますが、今回は「フォルダー内のファイルを取得」アクションを使って自動でパスを取得するようにしました。


フロー全体図

フロー全体図1
  • 新しいChromeを起動する:Chromeを起動します

  • WEBページのボタンを押します:CSVファイルをダウンロードするボタンをクリックします

  • 待機:5秒間待機します

  • フォルダー内のファイルを取得:ダウンロードフォルダのファイルを取得して、リスト「Files」に保存します

フロー全体図2
  • For each:リスト「Files」に格納されているファイルごとに処理を行います

  • Excelの起動:ダウンロードしたファイルを開きます

  • Webブラウザーを閉じる:Chromeを閉じます

「新しいChromeを起動する」アクション

「新しいChromeを起動する」アクション

「新しいChromeを起動する」アクションでは初期URLの設定が必要です。

今回は、政府統計の窓口サイトからCSVデータをダウンロードしてみようと思います。

ウィンドウの状態は初期値は「標準」ですが、「最大化」を選択しておくとテスト時に動作を確認しやすく便利です。

「WEBページのボタンを押します」アクション

今回は表示・ダウンロードのところに「CSV」ボタンがあるので、こちらをクリックしてCSVファイルをダウンロードしてみようと思います。

「WEBページのボタンを押します」アクション1

UI要素の赤枠内をクリックして、「UI要素の追加」をクリックします。

「WEBページのボタンを押します」アクション2

「UI要素ピッカー」というウィンドウが表示されます。

「CSV」にカーソルを合わせて「Ctrl」+「左クリック」を押したままウィンドウ内にカーソルを移動します。

これで「CSV」ボタンをクリックする設定は完了です。

「待機」アクション

「WEBページのボタンを押します」アクションを実行してからファイルのダウンロードが完了するまで、少し時間がかかります。

ファイルのダウンロードが完了するまではフォルダー内は空なので、「待機」アクションを使ってダウンロードフォルダにファイルが保存されるまで待機します。

「フォルダー内のファイルを取得」アクション

「フォルダー内のファイルを取得」アクション

「フォルダー」にはダウンロードフォルダを指定します。

フロー変数1

ファイルが取得できると、リスト「Files」にファイルパスが表示されます。

「For each」アクション

「For each」アクション

「反復処理を行う値」にカーソルをもっていき、「x」をクリックします。

フロー変数2

リスト「Files」を選択します。

リスト「Files」に格納されているファイルパスごとに処理を行います。

「Excelの起動」アクション

「Excelの起動」では「次のドキュメントを開く」を選択します。

「ドキュメントパス」は「For each」アクションで設定された変数「CurrentItem」を指定します。

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