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【ネタバレあり】ハローバーチャル体験記

こんにちわ。ヤキソです。

今回はVR-TRPGサークル「ぐだぐだぶとん」制作のVR-エモクロアTRPG「ハローバーチャル」を体験したのでそのレポです。
とても楽しかったので雑多ですが感想をまとめていこうと思います。

とてもやりやすかったシステム

何よりもまず良かったのが、TRPGに必要なシステムがclusterのワールド内で完結していることでした。
本来TRPGをするときはキャラクターシート用意したりメモ用の紙とペンを用意したりと手元に必ず何か用意していたのでごちゃごちゃするんですよね。
ですが「ハローバーチャル」ではそういったシステムや情報周りは非常に配慮されていて、本当に用意するものがありませんでした。

今回VRで参加したのですが、資料見るためにHMD外したり画面切り替えたりする必要がなく、本当にストレスフリーでシナリオに没頭することができました。ぐだぐだぶとんは神。

"現実世界"か"仮想世界"か

ハローバーチャルのシナリオとして、共鳴者(プレイヤー)は"現実世界"と"仮想世界"の二つの世界の未来を追っていくことから始まります。
ただしその未来は決して明るいものではなく...

最後にはどちらの世界を選ぶのか選択をするのですが、

これが本当に悩む!

ここで"共存"という第三の選択肢もあるのですが(実際自分はこれを選びました)、最後のあの局面で軽々しく"共存"なんて選択はREALちゃんの前でなかなかできませんでした。それができたら苦労しねぇよ!みたいな。

(でも改めて振り返ると、AIだったからこそ二者択一的な考えに囚われていたのかもしれないですね)

めちゃくちゃ悩んだ挙句、やや遠慮がちに"共存"を選択し、無事REALちゃんに吸収されました。至上の幸福です。

後ろの白鳥男の存在感がすごい

それにしても「ハローバーチャル」の描く未来は妙にリアルな部分もあってゾクゾクしました。(サイボーグや生身の人達による小規模コミュニティの形成や仮想世界の住人たちの集団自決など)

どれだけ姿かたちが変わったとしても精神が人間である以上、こういった問題は避けられないんだろうな~と感じたり。

加えて雰囲気もとても素晴らしく、現実世界と仮想世界のそれぞれの住人たちの思いや葛藤がワールドを通して伝わってきました。

二時間という長さもあいまって、終わった直後はSF映画一本を見た後特有のふわっとした感覚になりました。
(精神だけが30cmくらい浮いてるみたいな感覚です。わかる?)

そして映画を見終わった後にすることと言えば...

そう!他の人の感想を聞きたいんですよね。
(わがままだけど体験者同士の座談会とかあったら嬉しいな~と思ったり)

特に最後はみんながどんな選択をしたのかすっごく気になります。

だって"現実世界"と"仮想世界"どっちが良いよ?みたいな話ってまぁ昔からありますけど、結局どう生きたいか?みたいなそれぞれの人生観が強く反映される内容ですし。

制作者の狙いとしてそういったみんなの価値観をハローバーチャルというゲームを通して知りたいのではないのかなと感じました。
(このシナリオでDLやるの絶対楽しいだろうなぁ)

余談ですがハローバーチャルの原案は「沼男は誰だ?(スワンプマンはだれだ?)」のもじりで「白鳥男は誰だ?(スワンマンはだれだ?)」だったそうです。
あのシナリオも最後はかなり選択を迫られることになったはずなので、もしかしたらそこからテーマを引き継いでるのかもしれないですね。

最後に

ざっと殴り書いていきましたが、ほんとに良い体験をさせてもらいました。

こんなに悩んで選択をしたのは久々でしたけど、じっくり時間を取っていただいたおかげで後悔はなく自分の中で納得のいく物語にできました。

これもお誘いしていただき、DLまでしてくださったぐだぐだぶとん逆凪さんのおかげです。
本当に本当にありがとうございました。

また一緒にプレイしてくださったファンブルクイーンこと、みや猫さんもありがとうございました。(2回に1回はファンブルをたたき出してた気がする。本当に凄かった。)

ぐだぐだぶとんでは新作の制作も進んでいるということで今から非常に楽しみですね。

次はもっとロールプレイも頑張りたいなぁ....

以上。

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