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進撃の巨人の連載が終わりました

※ネタバレ注意 

 私が初めて進撃の巨人をアニメで見たのは二年前です。暇な時に家の中で見ましたが正直一期、二期を見終わって、

「話が難しい」

と感じました。しかし、次第に真実がわかるとともに今後の展開についてワクワクしながら見るようになりました。正直ここまではまるとは思っていなかったです。

 私はかなりのアニメを見ていますが、進撃の巨人は他のアニメと違うところがいくつかあります。まずは面白くそれでいておかしくないところです。アニメのほとんどは面白くするために登場人物が変なことをやったりしゃべったりします。漫才に近い感じです。しかし、進撃の巨人ではそんな描写がほとんどありません。ただ、真面目に考えたり行動を立てたりします。変なボケはしません。しかし、なぜかワクワクするのです。なぜでしょうか?これは諌山先生が始祖の巨人の力で私たちに興味を駆り立てるようにしているのでしょうか。

 進撃の巨人のいいところは他にもあります。物語がうまくつながっているところです。かなり難しい設定ではありましたが、ほとんど辻褄があっています。すごいと感じました。私も小説書くときは気を付けたいです。そして謎が解けたときはいつも驚かされます。それがさらなる興味を駆り立てるのです。

 さらに登場人物の個性が忠実に描かれているところです。エレンは故郷奪還以降、性格が変ってしますが彼の自由への憧れや信念などは行動によってしっかりと理解できます。これはそう簡単にできることではありません。心境と行動がかみ合ってこそ物語というのは忠実に進んでいくのです。その周りの人たちも生き残るためにそれぞれがそれぞれに振り回されながら動きます。そこの描写もよかったです。(エレンがミカサへの思いなども水面下で描かれいておもしろかったです。)

 しっかりインパクトがあるところも魅力的です。戦闘シーンなどを見てもどれも迫力があり自分もこの世界に入ってしまった気分になってしまいます。死亡シーンもあり少し悲しい部分もありましたが。調査兵団対憲兵団やリバァイ対獣の巨人などは見どころ満載でした。巨人になる時の自傷行為も中二病の私からすればかっこいいです。

 進撃の巨人は単に壁から巨人を倒すだけではありません。気づけば立場が入れ替わっていました。人類対巨人が巨人対人類に変わっていたのです。それに気づいたときには恐怖すら覚えました。何はともあれ進撃の巨人という作品は今の世界についても考えされられるものがあるのでぜひ読んでみてください。個人的にはアニメの方をお勧めしておきます。

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