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『I'm home~魚住くんシリーズ・メモリアル~』ってなに?【榎田尤利】

この記事では、榎田尤利先生によるBL小説「魚住くんシリーズ」のファンブック『I'm home~魚住くんシリーズ・メモリアル~』について紹介しています。

「魚住くんシリーズ」は榎田先生のデビュー作で、2000年~2002年に光風社出版クリスタル文庫から全5巻が発売されました。

その後、2009年に大洋図書からハードカバーの上下巻で新装版が刊行され、さらに2014年には角川文庫から再び文庫の形になって新装版が出ています。

『I'm home~魚住くんシリーズ・メモリアル~』は、2003年1月に光風社出版から発行された「魚住くんシリーズ」のファンブックで、小説の世界観を掘り下げる各種企画や作者の榎田先生への101の質問などが収録されています。

※『I'm home~魚住くんシリーズ・メモリアル~』が発売された当時は新装版はまだ出ていなかったので、作中で登場する本編の内容は光風社出版版のものに準じています。

イラストを担当しているのは茶屋町勝呂先生。

2023年10月現在は絶版になっていて、電子化もされていないため、手に入るのは古本のみです。


『I'm home~魚住くんシリーズ・メモリアル~』収録コンテンツ

  • カラーコミック「ますみちゃん事件」(画 / 茶屋町勝呂)

  • 光風社出版版の全5巻の表紙に使われたカラーイラスト(画 / 茶屋町勝呂)

  • E-Mails 魚住留学後のメールをこっそり拝見

  • モノクロコミック「A HAPPY NEW YEAR」(画 / 茶屋町勝呂)

  • 魚住くんシリーズ登場人物相関図

  • 魚住くんシリーズ登場人物紹介(画 / 茶屋町勝呂)

  • 魚住くんシリーズストーリーダイジェスト(画 / 茶屋町勝呂)

  • 年表~「魚住くんシリーズ」の時間的経過

  • 魚住くんシリーズへのメッセージ(寄稿:高橋悠 / 宮本佳野 / 山田ユギ)

  • 魚久基礎用語(魚住くんシリーズに登場する用語の解説集)

  • 魚住くんシリーズの登場人物たちに聞くちょっと無謀な人生相談(キャラが読者の相談に答えます)

  • 深層キャラクタータイプ診断

  • 榎田尤利に101の質問

  • あのお料理のレシピ(作中に登場する料理のレシピ)

  • 韓国版魚住くんシリーズのご紹介

  • 榎田尤利プロフィール

  • 茶屋町勝呂プロフィール

茶屋町勝呂先生のイラストをたっぷり使った豪華な仕上がりになっているので、「魚住くんシリーズ」のファンの方、そして茶屋町勝呂先生のファンの方にはぜひオススメしたい1冊です。

キャラクターたちがこんな時どう考えるか?というのがよくわかる企画が盛りだくさんで、魚住と久留米だけでなく、マリやサリーム、響子、濱田、るみ子、伊藤など脇を固めるキャラ達にもしっかりスポットが当たっています。

「魚住くんシリーズ」一覧

「魚住くんシリーズ」本編は全部で3つの出版社からそれぞれ出版されていて、中身や装丁が少しずつ違います。

2023年10月現在、光風社出版クリスタル文庫版は絶版大洋図書SHY NOVELS版は電子のみ流通という状態なので、書店などで購入できるのは角川文庫版のみかと思われます。

それぞれの内容の違いについてはこちらの記事にまとめています。

光風社出版 クリスタル文庫「魚住くんシリーズ」 全5巻 

イラスト:茶屋町勝呂

  1. 『夏の塩―魚住くんシリーズ〈1〉』 2000年7月刊行

  2. 『プラスチックとふたつのキス―魚住くんシリーズ〈2〉』 2000年11月刊行

  3. 『メッセージ―魚住くんシリーズ〈3〉 』 2001年3月刊行

  4. 『過敏症―魚住くんシリーズ〈4〉 』 2001年6月刊行

  5. 『リムレスの空―魚住くんシリーズ〈5〉』 2002年5月刊行

大洋図書 SHY NOVELS 「魚住くんシリーズ」 全2巻

イラスト:茶屋町勝呂

  1. 『夏の塩』 2009年8月刊行

  2. 『夏の子供』 2009年8月刊行

KADOKAWA 角川文庫 「魚住くんシリーズ」 全5巻

イラスト:岩本ナオ

  1. 『夏の塩 魚住くんシリーズI』 2014年7月刊行

  2. 『プラスチックとふたつのキス 魚住くんシリーズII』 2014年9月刊行

  3. 『メッセージ 魚住くんシリーズIII』 2014年12月刊行

  4. 『過敏症 魚住くんシリーズIV』 2015年3月刊行

  5. 『夏の子供 魚住くんシリーズV』 2015年6月刊行

まとめ

BLとしてはもちろん、青春群像劇としても評価が高い「魚住くんシリーズ」は、登場するキャラクターたちの生き様が魅力のひとつです。

『I'm home~魚住くんシリーズ・メモリアル~』では、そんなキャラ達をさらに深掘りしているので、「魚住くんシリーズ」をもっと知りたいという方はぜひ手に取ってみてください。

「魚住くんシリーズ」本編と同じく、生々しいシーンはほとんどないので、BL初心者さんもご安心を。


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