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「COLDシリーズ」オススメの読む順番【木原音瀬】

この記事では、木原音瀬先生によるBL小説「COLDシリーズ」全6巻のオススメの読む順番を紹介しています。

「COLDシリーズ」は、2003年12月に初期の3部作である『COLD SLEEP』『COLD LIGHT』『COLD FEVER』がビーボーイノベルズから刊行され、2009年にシリーズ3巻すべてが新装版として新たに発売されました。

その後、2014年に続編となる『COLD HEART in TOKYO』『COLD HEART in NEWYORK』が発売され、2018年に完結巻『COLD THE FINAL』が刊行されています。

「COLDシリーズ」では、記憶をなくした男を中心に、シリーズを通して2組のカップルが描かれています。

イラストは『COLD SLEEP』『COLD LIGHT』『COLD FEVER』を祭河ななを先生が、コミカライズと『COLD HEART in TOKYO』『COLD HEART in NEWYORK』『COLD THE FINAL』を麻生ミツ晃先生が担当しています。


1.『COLD SLEEP』 2009年1月刊行

まずは1巻の『COLD SLEEP』。

『COLD SLEEP』には、「COLD SLEEP」「同窓会」「ぼくのすきなひと」「白い花」の4編が収録されています。

「COLD SLEEP」と「白い花」は事故で記憶をなくした身寄りのない男×友人と名乗る男の謎めくラブストーリー、「同窓会」と「ぼくのすきなひと」は嫌われ者の奥手優等生×恋愛経験豊富な人気者の再会ラブです。

漫画『COLD SLEEP』『同窓会』

「COLD SLEEP」と「同窓会」は麻生ミツ晃先生の作画で漫画化もされています。

漫画『COLD SLEEP』には木原音瀬先生書き下ろしのショートノベル付き。

2.『COLD LIGHT』 2009年2月刊行

2巻の『COLD LIGHT』では、「COLD SLEEP」で両想いになった2人の本当の関係が明らかになり、謎めいたストーリーが少しずつ紐解かれていきます。

収録作品は「COLD LIGHT」「Little Wish」「NEY YEAR SNOW LIGHT」「赤い花」の4編。

「NEY YEAR SNOW LIGHT」は『COLD SLEEP』の「同窓会」の2人の話です。

「COLD LIGHT」に登場する過去の描写はかなり重めなので、暴力表現が苦手な人はご注意ください。

漫画『COLD LIGHT』

「COLD LIGHT」も麻生ミツ晃先生の作画で漫画化されています。

漫画『COLD LIGHT』の巻末には麻生ミツ晃先生の書き下ろしショートコミックと木原音瀬先生の書き下ろしショートノベル付き。

ショートノベルには『COLD HEART in TOKYO』『COLD HEART in NEW YORK』の攻めであるあの男もチラッと出てきます。

3.『COLD FEVER』 2009年3月刊行

3巻『COLD FEVER』では、記憶をなくした男が記憶を取り戻します。

収録作品は「COLD FEVER」「LAST FEVER 四季」「花咲く花散る花開く」の3編。

2巻に引き続き、暴力表現があるのでご注意ください。

初期作品3作の中で最も切なくて苦しい展開ですが、事故で記憶をなくした身寄りのない男×友人と名乗る男の謎めくラブストーリーはここで完結。

「花咲く花散る花開く」には『COLD SLEEP』の「同窓会」の2人も登場します。

漫画『COLD FEVER』

「COLD FEVER」も麻生ミツ晃先生の作画で漫画化されています。

巻末には麻生ミツ晃先生の書き下ろしショートコミック付き。

※1~3巻合冊版 2017年5月刊行

kindleでは『COLD SLEEP』『COLD LIGHT』『COLD FEVER』を1冊にした合冊版も購入できます。

4.『COLD HEART in TOKYO』 2014年7月刊行

4巻からは、カップリングが変わり、倫理観のぶっ壊れた天才役者×流されやすいジュエリーショップ経営者のほだされラブストーリーになります。

初期3部作のメインカップルも要所要所で登場するので、彼らのその後も知ることができます。

5.『COLD HEART in NEWYORK』 2014年8月刊行

5巻では倫理観のぶっ壊れた天才役者が大暴走するので、シリーズ最大級のしんどい展開になります。

受けが心身ともにかなり痛い目に遭うので、苦手な人はご注意ください。

5巻では受けが(読者も)絶望に突き落とされるので、どうしてもそんなの見たくないよという人は4巻まででストップしておくのも手ですが、完結巻の6巻で一応甘々ハッピーエンドにはなります。

暴力描写への耐性に自信がある人はぜひ読んでみてください。

6.『COLD THE FINAL』 2018年5月刊行

『COLD THE FINAL』は、2010年以降に木原音瀬先生が同人誌で発表した「COLDシリーズ」にまつわる話を集めた総集編です。

初期3部作をドラマCD化した際のブックレットに掲載された短編や、各所の販促フェアで配布された特別短編も収録されています。

もちろん単行本限定の書き下ろしもあり。

内容の9割は『COLD HEART in NEWYORK』の続編です。

『COLD HEART in NEWYORK』の苦い後味をかき消してくれる甘々のハッピーエンドが待っているので、安心して読んでください。

『COLD SLEEP』『COLD LIGHT』『COLD FEVER』ドラマCD

初期3部作はドラマCD化もされています。

キャストは高久透(CV 羽多野 渉)×藤島啓志(CV 野島裕史)。

まとめ

「COLDシリーズ」のオススメの読む順番は、『COLD SLEEP』→『COLD LIGHT』→『COLD FEVER』→『COLD HEART in TOKYO』→『COLD HEART in NEWYORK』→『COLD THE FINAL』です。

痛い描写が多めのシリアスなシリーズですが、最後にはここまで読んできてよかった!と思えるようなハッピーエンドが待っています。


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