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野球殿堂2023 注目ポイント紹介

みなさんこんにちは、ヤキグラです。
本日、2023年野球殿堂の候補者が発表されました。
ぶっちゃけ、名球会と比べると知名度が低い日本の野球殿堂ですが、個人的にはこっちのほうが結果を見るのが面白くて好きだったりします。
そこで、今回のnoteでは野球殿堂入りの注目候補者を紹介したいと思います。

野球殿堂とは

そもそも、野球殿堂とはどんなものかご存じでしょうか。
野球殿堂博物館のホームページによると「日本の野球の発展に大きく貢献した方々の功績を永久に讃え、顕彰するために1959年に創設」されたそうです。
(引用:https://baseball-museum.or.jp/hall-of-famers/

そんな野球殿堂にはプレーヤー表彰、エキスパート表彰、特別表彰という3つの部門があります。
それぞれの部門で選考委員による投票を行い、得票率75%を超えると晴れて殿堂入りとなります。

1.プレーヤー表彰

プレーヤー表彰はプロ野球の現役引退から5~20年の選手が対象となります。
昨年は高津臣吾、山本昌の2名がプレーヤー表彰で殿堂入りしました。

2.エキスパート表彰

エキスパート表彰は現役引退から21年以上経過した選手、または退任後6ヶ月経過している監督・コーチが対象となります。
2020年の田淵幸一を最後にエキスパート表彰からの殿堂入りは出ていません。

3.特別表彰

特別表彰はアマチュアの選手や、野球に関する文化の発展に貢献した人物が対象です。
昨年は、首都大学野球連盟の創設者である松前重義が殿堂入りしました。

今回のnoteでは、野球殿堂のメインとして扱われることの多い、プレーヤー表彰の有力候補者4名と今年からの新候補者4名を紹介します。

有力候補紹介

有力候補① アレックス・ラミレス

助っ人外国人史上初の2000本安打を達成し、8年連続100打点という日本記録も持っている、最強助っ人の一人。
昨年の投票では、殿堂入りした高津・山本昌に次いで得票率3位であったため、今回の殿堂入り最有力選手です。
実はこれまで、助っ人外国人が殿堂入りしたことは一度もありません。
外国出身の選手という点では、300勝投手のスタルヒンなどがいるのですが、いわゆる“助っ人外国人”として殿堂入りは意外にも一人もいないのです。
現在、エキスパート部門で候補者となっているランディ・バースと、どちらが助っ人殿堂入り第1号となるのか注目です。

有力候補② 川相昌弘

1990年代巨人の正遊撃手として活躍し、通算533犠打の世界記録を持つ「バントの神様」。
昨年の投票ではラミレスに次いで得票率4位につけています。
犠打世界記録が評価され毎年得票率上位に入っていますが、近年送りバントの価値が見直されてきている影響もあるのか、得票率はやや伸び悩んでいます。
今回の投票で、現在候補入りしている選手の中では最多の12度目の投票を迎えます。
残り4度のチャンスで殿堂入りなるでしょうか。

有力候補③ 谷繫元信

ゴールデングラブ賞6回、NPB記録となる通算3021試合に出場した名捕手。
昨年は得票率5位、有力候補に挙げる理由の一つがその得票率の伸びです。
昨年の投票で、前年から得票率が伸びたのは4名のみでした。
殿堂入りした高津と山本昌、東京五輪で日本代表監督として金メダルを獲得した稲葉篤紀、そしてこの谷繫です。
この伸びが今年も続けばいきなり殿堂入りもあるかもしれません。

有力候補④ 黒田博樹

日米で活躍し通算203勝を挙げた"男気"で知られる大投手。
昨年は候補入り1年目ながら得票率第6位に入りました。
昨年殿堂入りした高津、山本昌への投票が同じ投手である黒田へ流れる可能性もあり、今年一気に殿堂入りもあり得るかもしれません。
ちなみに、通算200勝しているのは歴代で26人いますが、そのうち殿堂入りしていないのはこの黒田と前科により資格を失った江夏豊の二人のみですので、黒田の殿堂入りは時間の問題でしょう。

以上有力候補4名でした。ヤキグラ的予想としては↓のような感じです。
◎ ラミレス 黒田
○ 谷繫
△ 川相

新候補者紹介

新候補者① 井口資仁

日米通算2254安打、295本塁打、224盗塁を記録している名セカンド。
ダイエー時代には最強ダイハード打線をけん引、メジャー移籍1年目にはホワイトソックスのセカンドとしてチームのワールドシリーズ制覇に貢献、NPB復帰後はロッテで活躍し監督も務めました。
今回の投票での殿堂入りの可能性は低そうですが、数年後には有力候補の一人になってくると思います。

新候補者② 村田修一

横浜・巨人で活躍し、通算360本塁打を放ったスラッガー。
2007~08年に2年連続本塁打王に輝き、2009年のWBCでは侍ジャパンの四番も務めました。

新候補者③ 武田久

通算167セーブを挙げ、パリーグ記録の最多セーブ3回獲得しているクローザー。
北海道移転後の日本ハムで活躍し、チームの日本一にも貢献しました。

新候補者④ 片岡治大

通算320盗塁を記録し、4年連続盗塁王を獲得した俊足巧打のセカンド。
2008年には西武の1番打者として日本一に貢献、翌年のWBC日本代表にも選ばれました。

3選手とも素晴らしい成績を残していますが殿堂入りとまではいかなそうなので、まずは来年候補入りの足切りラインである得票率3%を上回れるかが注目ポイントでしょうか。

野球殿堂アンケートにご協力お願いします

以上、有力候補者&新候補者の紹介でした。
野球殿堂をあまり知らなかったという方は、このnoteを機に少しでも注目してもらえたら嬉しいです。

最後に、わたくしヤキグラによるアンケートのご協力のお願いです。
昨年に引き続き「みんなで選ぶ野球殿堂 2023」と題して、アンケートを作成しました。

野球殿堂プレーヤー表彰を実際と同じ形式で、野球ファンの皆さんに投票していただくアンケートとなっています。
投票結果は、殿堂入りの結果発表の際にnoteかYoutubeで紹介したいと思っています。
↑のGoogleフォームからどしどし投票よろしくお願いします!

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