ずっとクライアントワークやってた人が事業会社に入って感じていること
noteで事業開発をしているyamamotoです。
先日、友人たちと韓国のソウルに旅行にいきました。ひょんなことから現地の同世代の人たちとお酒を飲む機会があったのですが、言葉が通じないもんだからGoogle翻訳とか使いながら一生懸命話したりなんかして、楽しかったなあ。
※ この記事はnoteのみんな Advent Calendar 2022の8日目の記事です。
今年の4月に入社してはや8ヶ月ほどが経過しました。もう年末です。はやい。
今回は仕事関連の話を書かなくては、ということで「ずっとクライアントワークをしてきた人が事業会社に入ってみて感じていること」をテーマに書いてみようと思います。
(ここでいう事業会社は「自社製品をつくって売る会社」くらいの意味です。僕がいた広告の業界やコンサル業界でよく使われる定義だと思います。自社商品作りながらコンサルしてる会社もあるので、実際は会社単位というより職種の違いですね)
これまで
noteに入る前は、ECプラットフォームでコンサルをしたり、アドテクのベンダーで広告商品を広告主や代理店に売っていました。
どちらもいわゆるクライアントワークです。クライアントの課題を見つけて解決するのが仕事で、時には急なオーダーにも泥臭く応えていく、みたいなこともよくありました。
というところからnoteに入ってみて結構変化があった気がしているので、これまで経験してきたクライアントワークとnoteのような事業会社で働くことの違い、みたいな観点で雑感を書いてみたいと思います。
解くべき課題を毎回自分で設定する必要がある
ここが一番大きいかも。前職まではそもそもクライアント側で課題設定がされていることも割とありました。
「この新商品でいつまでにこれくらい売上を上げたい。販促プランを考えて欲しい」「Appインストール数をこれくらい伸ばしたいので、ROAS〇〇%でユーザーを獲得したい」などなど、いわば制約を与えられた状態でベストな解を探していくという仕事の仕方でした（結果として課題の再設定をすべきである、となるケースももちろんある）。もちろん制約があるからこその大変さもあるのですが、楽な部分もあったなあと振り返って思います。
というのも、今は毎回課題の設定から自分でやる必要があるからで、これは最初慣れるまでに苦労しました。
加えて、その課題って解くべきなんだっけ？という判断も常に必要になります。noteに入る以前もそういった経験がなかったわけではないですが、改めて難しさや面白さを感じています。セルフダメ出しをずっとやり続けてる感じ。
まだまだだなあと思うことばかりなので、精進します。
「成果を出す」うえでの時間軸が違う
これも明確に違うところかなと思います。noteにはいってから、仕事をする上で意識する時間軸が長くなりました。
これまでは、1つのクライアントとの付き合いは半年〜長くても2~3年。なのでその間にとにかく成果を出す、何なら関係構築のために最初の1~2週間で解ける課題を探して成果を探すという、いわば短期決戦の繰り返しみたいなスタイルで仕事をしていました。
いまは短期で出せる成果があるのであればそれに越したことはないですが、そうもいかない（これは関わっている業務の性質も大きいですが）ので、半年後、1年後、3年後・・というようにもっと長い時間軸で物事を考える必要があるなあ、と思っています。
ロジックや定量的な根拠はあったほうがいいが、なくてもいい
今も何らかのアクションをするうえで、ロジックや定量的な根拠が大事なのは変わらないですが、大事なのは成果が出るかどうかで、定性的な勘みたいなものを頼りに意思決定することがあってもいいよね、と思うようになりました。
クライアントに何かを提案する場合はそうはいきません。外部の人間が急に出てきて、それはやるに値する施策である、と先方に納得してもらわなくてはいけないので、ロジックと定量的な根拠が必要になります。なので、その先の成果に気は配りつつ、提案を受けてもらうために、どうロジックを組み立てるかに腐心していた記憶があります（いろんな国、バックグラウンドの方がいた前職では社内でも同様でした。数値 is 正義）
そもそも、noteが対峙している領域はまだまだデータや先行事例がないことも多いので、そのなかで精度の高い施策を打っていくには、という頭の使い方に変わってきた気がしています。
タイムマネジメントが比較的しやすい
noteはフレックスタイムだし、攻めまくった納期で何かを依頼されたりということもない（これはルールがあるわけではなくそうなっているので、社風だと思う）ので、働き方や時間の使い方の自由度はかなり上がったなあと思っています。
言い換えれば自分でちゃんとしないといけないので、ちゃんとします。
・・・という感じでぱらぱらと書いてみましたが、この8ヶ月を振り返ると入社以来、社内外でいろいろな方に助けてもらったなあと改めて思います。本当に感謝。
あと、勉強会やら何やらでたくさんクリエイターの方にお会いできたのもよかった。
引き続きよろしくお願いします。良いお年を！
【追伸】
最近、外苑前ブッククラブという活動をはじめました。興味あるかたはぜひjoinしてください。本、読もうぜ。
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