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ヤケクソうさ子 舞鶴滞在編

旅が始まった。唐突だった。

GW、わたしの連休は細切れだったはずが急遽6連休へと変貌した。そして始めの2日間は予定があったけどそれ以降はフリー。わたしの脳が導き出した行動は旅だった。
今回の旅のテーマは「滞在」である。いつものわたしの旅は石川県の先端や高知県の先端、はたまた目当ての水族館など、目的地を決めてその道程を楽しむものがほとんどだ。移動することが好きだから。でも今回はどこかに数日間滞在したい。家ではない場所でゆっくりとした時間を過ごしたい。そんな欲求を満たすのが今回の目的である。
今回もあった出来事や感じた事を忘れても思い出せるように箇条書きにしておく。いつか読んでニヤニヤしよう。ふふふふ。

0日目 高速の滋賀編
・出発は明日の予定だったけど、GWの道は混むからと思い、夜の22時にいきなり出発することにした。急すぎ。


・行先は京都の舞鶴、もしくは福井県の沿岸部のどっかとした。日本海側でまったりとすごしたいのだ。ふふふふ。

・とりあえず中間地点の滋賀で宿を取ろうとするも1件も空いてない。なめていた。GWの夜22:30に飛び入りで受け入れてくれる宿なんて無い。

・フォロワーからネットカフェとかもアリじゃない?と言われ、それだったら多分空いてるわ!わははは!と出発。高速道路を爆走。深夜の高速道路はなんていうか、淡々としていて好き。

・休憩にサービスエリアに寄るとお店の灯りがついている!なんと人がたくさんいるし子供もいるし、TikTok撮ってる人もいる!!わたしの中で深夜のサービスエリアは独特「疲れ」のオーラというか時がゆっくりな感じがして好きなんだけどGWパワーはそれを覆すということにびっくりする。すごい。

・彦根にあるネットカフェの空き情報をチェックすると個室が空いてないことがわかった。1軒も宿の空いていない観光地に唯一ある個室つきのネットカフェの部屋なんて深夜1時に行っても入れないに決まっている。

・今日は車中泊することとなった。幸いキャンプ用の寝袋を車に積んでいるので凍えることは無い。備えあれば憂いなしなのだ。天才。

・パーキングエリアのすみっこに車を止めてシートを倒してキャンプマットを敷く。寝にくい。タオルや服で窓を覆いたいけどうまくいかない。誰も覗くなよ!!と念じながら寝袋にくるまる。

・明日からどうしようかとわくわくしながらこの記録をつける。計画性の無さとあまりの行き当たりばったりさに旅適性が無いんだか高いんだか分かんなくて笑える。おもしろい。じゃあそんなとこで寝る。おやすみなさい。

1日目 最高の椅子編
・笑っちゃうくらい全然眠れなかった。目を閉じて2時間じっとしましたって感じ。

起きたSAの空。どこのSAかは覚えてない。

・寝起きのドロっとした状態のまま高速道路を爆走。早朝なのでガラガラ快適イエーーイ!!

・朝焼けのきれいさ、朝日に照らされる街のきれいさにびっくりする。境界線がつくられいくグラデーションを感じる。

・早朝からやってる定食屋さんに入店。店員のおばちゃんが常にせかせかしていて面白い。負けなくらいハキハキ喋って応戦した。楽しい。前の席に座っていた老夫婦は押し負けてメニューをうまく把握できていなかった。(おばちゃんは「刺身と鮮魚はセリがまだだからありませんよ!」しか言わないので他に何があるのか一瞬じゃわからないのだ。面白いシステム。

・海、きれい。すき。

福井県小浜市の海。澄んでる。

・舞鶴に早く着きすぎたのでさらに進んで福知山市の温泉にいった。きもちよかった。おふろさいこーーー。アイスも食べた。よかったね。

温泉の入り口の隅になぜかキティちゃんのぬいぐるみがたくさん置いてあった。目が怖い。
服にお金をねじ込まれている子もいた。なにかの暗喩?普通に綺麗な温泉だっただけに余計に怖い。

・何しようかなとダラダラスマホをながめてたら1時間以上コンビニの駐車場で過ごしてた。地元情報調べるわけでもなくTwitterでどうでもいい人とどうでもいい人の言い争いを見たりしてた。

赤レンガパークという昔のレンガ造りの倉庫をイベント会場にリノベーションした施設に来た。キャンプグッズのアウトレット品が売っていた。試しに座ってみたキャンプチェアの座り心地がよすぎて感動する。高いので買うのはやめた。

赤レンガ倉庫、かわいい。

・カレーを食べた。箱バンを改造したキッチンカー的なお店だった。中には大量の炊飯器や調理器具がギッチリ詰まっててその中にすっぽりおじさんが入っていた。機械を動かす心臓みたいだった。かっこよかった。むせかえる暑さと機械と油にサイバーパンクを感じた。

・試し座りしたキャンプチェアが高いけどどうしても欲しくて、買うか買うまいかで1時間以上悩む。暑さで頭もクラクラしていた。閉店5分前に買った。よかったね。ははははは。

・黒木渚の「心がイエスと言ったなら」という曲が頭の中でリピートした。

・宿への到着が1時間遅れる。ホテルの人、ごめんなさい。

・初めてのスタイルの宿。ホテルの人は建物の外の自宅にいてホテルにはわたし一人。探検し放題。歩き放題。たのしーーーーー!!!!

・今回の宿は築140年の古民家をリノベーションしたもの。赤レンガぱーくもリノベだったね。ボロくて良い部分はボロのまんまなのが楽しい。天井に穴が空いてたり窓が腐って壊れたりしてる。楽しい。

・廊下の突き当たりを曲がると椅子と姿見があるとか襖や柱で死角が多いので和風サバイバルホラーみたいで楽しい。オタクなのですぐゲームで例える。でもそれが楽しいからやめられない。永遠にごっこ遊びをしていたい。

和室。いごこちがいい。ホテルの人も基本いないので自分の家みたい。

・とかしてたらいつの間にか寝ていた。おきて近所のラーメンを食べて、近くをうろうろして、また気づくと寝ていて、お風呂に入って今。

とんこくラーメン。おいしい。疲れると味の濃いラーメンたべがち。

・予定がないのはいい。明日はなにをしようかな?あしたは6日。7日も丸一日遊べる。8日は早朝には帰るようにしようかな。混んだら嫌だし。じゃ、おやすみなさい。

2日目 爆走の舞鶴編
・朝ちゃんと起きて喫茶店でモーニングってことをして見たかったんだけど起きれなかった。数回二度寝をして動き出したのは12時頃だった。無念。

・レンタサイクルで爆走!!暑すぎて地獄!!でもきもちいいーーー!!

西舞鶴の商店街。レトロかつモダンでめっちゃかわいい。

・お昼ご飯のお店に並んでたら順番を飛ばされていた。あれ?と思うも何か理由があるのかな?とほっとくと並んでたおばちゃんが「店員さん!このお姉ちゃんのこと飛ばしてない?」って声をかけてくれた。忘れられてた。はうける。おばちゃんにありがとうございますと言った。笑っていた。

・お昼ご飯は豪華にお刺身定食!さらに特大の生牡蠣!生とり貝!とり貝は舞鶴の名産なんだって。

・お刺身おいしい。お味噌汁がめっちゃ美味しい。魚のアラとイカも入ってた!真似しよ。

しあわせの味がする。

・生牡蠣、濃厚で美味しい。とり貝、みずみずしくてジャクジャクした歯ごたえが楽しい。貝ひも部分はちょっと磯臭い。でもそれがいい。マニアむけ。ふひひ。

これはとり貝。おいしい。食感がたのしい。

・ママチャリで近所を無意味に爆走。ぐるぐる爆走。楽しい。舞鶴の港、警察の船もあった。かっこいい。

いいお休みの張り紙。クレープ屋さんなので虫の突撃は営業において致命的なんだと思う。

・豆乳ソフトクリームを食べた!おいしい。地元の人がお店の人と話してて、なんか良いなって思った。わたしはすみっこで黙ってソフトクリームを食べてた。

豆乳ソフト。おいしいね。開放的ですてきなところだった。

・隣町にふれあい牧場があることを思い出す。Twitterでアンケートを取るとふれあい牧場に行けとの結果だったので出発。Googlemapに従って車を走らせていると「そのナビ間違ってるよ!」という看板。始まる、迷走が。

農道みたいな道に突如現れる張り紙。初めての土地なので地図を見てもまったくわからない。

・紆余曲折廻廻迷々しながら到着。時刻は16:30。さて何があるかな?とみると「動物餌やり16:00まで。ヤギ放牧16:00まで。閉園時間17:00」という紙が貼ってあった。うさぎがウロウロしてるのは見れた。かわいかった。よかったね。

置いてあったバギーで写真は撮れたよ。ブロロロロロ。

・迷ってる時に見つけたいい感じのパン屋さんに入る。夕方だからほぼ売れちゃってたけどメロンパンとエビホットサンドをゲット!おいしそう!

・海行きたーーーい。となったので海に行く。ぼーーっと川沿いを運転する。わたしはドライブが本当に好きなんだなと今更気付く。

・神崎海水浴場に到着。昨日買った良い椅子を砂浜に置いてぼーーーっと海と夕日を見ながらさっき買ったパンを食べる。あとスシシスターハンターの第4話を読む。かっこいい。ここぞってとこで自己紹介するの熱いよね。すき。

ここに来て昨日買ったキャンプチェアが活躍。座り心地、良い!!

・楽しそうにしてる家族やカップルを眺めて、人間が楽しそうにしている。人生が動いて歩いている。と、エモな気持ちになりながら自販機で買ったコーヒーをすする。大好きな漫画、おこづかい万歳のステーションバーの人とまったく同じ事をしてる。ふふふ。

・夕日がきれいすぎて呆然。でも寒い。日中27度とかあったから真夏のスタイルだったので。でも居心地が良いので19時を過ぎてもしばらくぼーーっとしていた。贅沢。

夕日をずっと見ていた。きれい。真っ暗になるまで見ていた。

・銭湯にはいった!銭湯ってはじめて!シャワーとかの使い方がわからず四苦八苦。ちいさいけどお洒落でかわいくて地元密着〜って感じがとっても良かった。きもちいいかったです。

おしゃれ。地元の人たちがまったり過ごしていてよかった。

・自転車で地下通路を通るのたのしい。ワープポイントみたいでワクワクした。

暗闇の中、忽然と現れる地下通路。怪獣の口にも見える。

・コインランドリーに行った。あと地元スーパーにもいった。お惣菜を買って食べた。楽しい。自転車で爆走。楽しい。なんでこんなに楽しんだろう?わははははは。わはははは!!! 

3日目 疲労と停止編
・朝8時くらいに起きれた。早起き。でもなんかすっごいだるくてなんもやる気おきない。昨日スーパーで買ったかわいいパンをもそもそと食べた。

にくきゅうぱん。「ぱん」までひらがななのが可愛いね。

・ipadでネットフリックスを見て過ごす。タイガーアンドバニー2、めっちゃおもしろい。ゴールデン・ライアンがすき。後ろ向きな自分の傷を豪気な態度で隠そうする人、好きすぎる。

・新鮮な魚介類やお肉を買ってBBQしたら楽しいかも!と思ってBBQできそうな場所をネットで探すも何でも揃ってるBBQ場しか無い。一人で誰とも話さず過ごしたいのでそういう場所は嫌です。地元じゃないから焚火していい川とかもわからないのでBBQはあきらめる。

・頭痛がひどい。ガンガンする。薬を飲んだ。BBQの件であきらめポイントが一つ加算されており、なんだか朝から気分が後ろ向きになる。お昼ごはんは大好きな海鮮丼を食べることにした。

豪華!!!!

・お店に入ると店員さん達が楽しそうに仕事をしていてうれしかった。それだけでなんだかごはんが美味しかった。

・たけのこの天ぷらも食べた。サクっと食べると中のたけのこは温度500度くらいあるのでは?ってくらい熱いしなんかたけのこのスジ?みたいなのが嚙み切れなく泣く泣く一口で食べるしかなく口の中が灼熱地獄になった。痛かった。痛かった。

・知人へのプレゼントやお土産を買おうと市内をうろうろした。何を買えばいいかわからず、なにをしてもダメな気がして猛烈に落ち込む。自分は人間失格だとか考えすぎる。大袈裟。

・何も買わずとりあえず宿に帰る。帰るも気分がすぐれず何をしたらいいかわからずレンタサイクルで無意味に町を徘徊する。曇っていて生ぬるく暑くてとてもつらい。

周辺の観光情報なんてまったく見ていなかったので近所にお城跡があってびっくりする。でも疲れていたのうなだれながら素通りした。

・川を見るとフグの大群がいた。かわいかった。50匹くらいいた。かわいかった。

・昨日行ったカフェの前を通った。カフェの人と目があった気がした。汗がどっと出た。元気だったら入って豆乳ソフトをまた食べたかったな。本心では入りたかったけど疲れているわたしはそそくさと帰路についた。

・寝た。

・起きた。ずっと魚を食べていたのでお肉が食べたくなり焼肉屋さんにいく。どこのお店に行けばいいのかわからずまたママチャリで迷走する。

・焼肉おいしい!!最高!!焼肉だいすき!!最高!!ハチャメチャに食べる。「味噌ダレあります」と書いてあったので頼んでみると慣れ親しんだ三重県式の味噌ダレとまったく違うすっぱい味のものが出てきてびっくり。三重の焼肉が恋しくなる。

センマイにコリコリ。食感楽しい系の食べ物が大大大好き。

・宿に帰りゴロゴロしていると甘いものが食べたくなる。検索すると夜22時までやってるカフェを見つける。パフェの写真がめっちゃおいしそう。時間的にカフェに行くと銭湯には行けなくなるけどカフェを選んだ。食べることでしか心を満たせない気がした。

・カフェに到着!めっちゃ混んでる!周りは奥様グループやカップル、おちついたお洒落なソロ女性って感じ。根暗でおしゃれじゃないよそ者の私は場違いな気がする!とか考えちゃって汗が止まらんくなる。考えすぎ。

・スイーツを頼もうとすると「すみませんケーキ売り切れまして……焼き菓子のみになります…」と言われてしまう。んぎゃー!残念と思いながらそれとコーヒーを注文。店員のお兄さんは周りの人にケーキを運んでいた。ほんと私の直前でケーキ売り切れたんだなと思うと逆に楽しくなってきた。アンラッキーガール。

コーヒー、チョコチップクッキー、黒ゴマのマフィン。どれもとってもおいしかったよ!

・明日の帰り道を考えながら周りの人の話を盗み聞きする。全部悪口や詐欺の話に聞こえる。わたしの耳、後ろ向きすぎ。他人の夜の会話をきくことは楽しい。VRchatみたいだ。それかおこづかい万歳のステーションバーの人。

・コンビニに来た。レジのおばあちゃんの声がかわいい。何をするにも「ありがとうございます」って連呼してておもしろかった。でもいっぱいありがとうございますって言われて、わたしは嬉しい気持ちになった。ありがとうおばあちゃん。

・回復のためにビタミンジュースとかを飲みまくって寝る。宿に他のお客さんがきた。若い男性グループ。わたしに気を遣ってヒソヒソ話しながら静かに共有キッチンでカップ焼きそばつくってた。ちゃんとしてるなぁと思った。今日は疲れた。おやすみなさい。

4日目 三重への帰還編
・7時半に起きた。早起き。朝の宿は空気が澄んでてなんだかとてもきれいだった。他のお客さんは寝ているようだったので静かに身支度をした。

中庭。この三日間、いつもここで歯磨きをしていた。おちつく。

・来た時とは違う道で帰る。全然混んでない。一瞬で京都を抜けることができて拍子抜け。福井を走った時もあっという間だ!と思った。いつも走っている三重県の大きさを再実感した。三重県は縦に長いのだ。

・滋賀の竜王アウトレットモールに立ち寄る。ドラゴンキング!!昨日買えなかった知人へのプレゼントを探す。何を買ったらいいかわからずまた自己嫌悪地獄に陥る。

・最終的にすなおに「これ便利そうだしあの人使いそうだな」って思った生活雑貨を買った。安いなーとかプレゼントとしてどう?とか考えてたけど、別にそんなかしこまった贈り物じゃないし、私と相手がちょっとこれ良いねって言えたらいいんだし、いいね!って思った。でも買ったあと「やっぱり渡したくない怖い~」とメソメソした。スーペリアうさ江が笑っていた。

・自分用にしゃもじとエプロンを買った。うさぎのしゃもじとイチゴのエプロン。かわいい。

うさぎのしゃもじ。かわいい。

・三重県に帰ってきた。見慣れた世界。落ち着く。いつもの旅では帰ってくることは現実って感じでつらいけど、今回はなんだか「やっぱここが落ち着くな」って感じた。

・そして遅めのお昼ごはん!!!!焼肉!!焼肉!!焼肉~~~~~~!!!!!!三重県の名物鶏焼肉~~~~~!!!!そしてこれ!!味噌ダレ!!これ!!これが味噌ダレ!!これが焼肉ですよ~~~~ウヒョ~~~~!!!!

味噌ダレがかかった鶏肉。これを焼いて食べるときにまたタレをつける!
あー-----、おいしい。これ。これですよこれ!!

・生まれて初めての焼肉体験を三重県でしてしまった私にとって、焼肉=甘辛い味噌ダレなので、三重県中部以外の味噌ダレじゃない焼肉を食べても脳の焼肉欲求処理器官みたいなのが焼肉として受理してくれない。ラーメンのスタンダードをラーメン二郎だと思ってる人みたいな感じ。一生とけない三重県の呪縛だよ。味噌ダレじゃなくても焼肉大好きだけどね!

・調子に乗って食べ過ぎる。ゲボ吐きそうで地獄。はははは。うける。でも心が満たされた。苦しみながらアクセルを踏む。

・というわけで私の旅は終わった。つかれた。とくに理由はないけど満足感だけはあった。

ヤケうさハウスで留守番していた鹿。

今回得た感情

・今回の旅ではずっと迷っていた。それは何故か?目的が無かったからだ。どこに行こうか迷い、何をしようか迷い、何を買うか買わないかを迷う。そんなことを三日間ずっとしていて、とても疲れた三日間だった。でも今回はそれで良かったと思う。迷い続けることだけをできる経験は貴重だ。仕事では周りも動き続けるのでなし崩し的に物事が進み、自分の決断はうやむやになる。家にいたりいつもの旅行でも他にやりたい事やできる事があったりするのでそもそも迷うことをやめたり忘れたりしてしまう。でも今回の旅では迷う以外にやることが無いので、迷って考えてそして決断を下さなくちゃいけない。それを何度も行えたのが今回の旅の良かったところだと思った。なんか堅苦しいね。

 迷って考えて決断をする。この繰り返しの何がそんなに良かったのか?それは自分が決断を下せる時のパターンを少しだけだけど見つけることができたからだ。今回見つけたパターン、それは”未来の自分を具体的に想像できているか否か”だ。例えばキャンプチェアを買った時、値段が高い事や他の物でもいいんじゃないか?という考えから買うかどうかをとても迷ったけれど、よし!キャンプチェア買うぞ!と決断を下せたのは「このキャンプチェアを買って舞鶴の素敵な海岸夕焼け見ながらまったり過ごせたら絶対気持ちいいぞ!」ということを具体的に想像できたからだ。本当に欲しいか?本当に必要か?といったことは考えても考えても答えは無くて、本当に「買う」という決断を下すのに必要なのは、その買うという行為が「海岸でまったり過ごす自分」というゴールにたどり着くために必要な行為なんだ!という確信なのだ。プレゼントの件も同じだ。何を買えばいいかわからなくて混乱していた時のわたしは「プレゼントに妥当なものって何?」「何をあげたら喜んでもらえる?」「いくらぐらいが良いの?」などとプレゼントを渡すとこまでしか考えてなかったので、選択肢は無限だし世間一般なんてわかんないしもし嫌がられたら…とか考えちゃって最悪な気分だった。でも最終的にちょっとした生活雑貨に落ち着いたのは私と相手でその道具を一緒に使ってみて便利だね面白いねって笑って話せるかなって思ったからだ。だから安いかもとか贈り物としてどうなの?とかそういう懸念要素を無視して、シンプルに相手にプレゼントしたいものを選べたのだ。”迷っている物事の先の事を想像して決断を下す”、もしかして世間的にはこんなこと当たり前な事かもしれないけど、私はその時の気分その時の流れだけに身を任せて生きているのでこれはほんと大発見に感じた。コロンブスの卵、コペルニクス的転回、カンブリア爆発だ!!

 箇条書きのメモ書き的なレポの予定がメチャ長かつなんか最後はビジネス書みたいな謎の思考法の話になっちゃった。うける。まぁでも、今回の旅はいつもみたいに常に移動しまくる忙しいものじゃなくて、一箇所に滞在していて時間がたっぷりあったから、そういう感じになったんだろうな。舞鶴も楽しかったけど、三重に帰ってきたらやっぱりなんか三重好きだなった思ったし、ちょっと成長した気がするね。気のせい?たぶん太っただけ。はははは。

わたしも今年で15歳になるよ。早いね。時間とともに色んな感情を失ってる感覚がある。恐れるものや不安ばかりが増えてく。でもこうやって新しく見つける自分もあるし、自分がこれからどんな風に変わっていくかも楽しみだね。未来、ちょっと楽しみだね。ふふふ。

がんばろ。

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