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WAIS検査とプログラマとしての自信について考えたことメモ

こんばんは。夜景うさぎです。
唐突なタイトルですが、これは自分が発達障害診断で受けた検査結果について考えたことのまとめです。


WAISとは知能検査の一種です。
(参考:https://osakamental.com/symptoms/welfare-service/wais-ivwisc-iv.html
大きく分けて「言語理解・知覚推理・ワーキングメモリ・処理速度」という観点別に知能指数を算出するものです。詳細な検査内容はこれから受ける方が見る可能性もあるため書けません。

発達障害や生きづらさを感じる人は能力の凹凸が大きい傾向が高いため、診断の参考情報に良く使われます。知能が低い=発達障害という意味では決して無いので注意。

発達障害診断のきっかけ、結果

発達障害という言葉を知ったときからずっと自分も該当するかもとは思っていました。(特にADHD的な不注意や衝動性)
忘れ物はめちゃくちゃ多いし、気を抜くとすぐに頭に色んな有象無象の空想が無限に浮かんでしまうせいでいつも上の空だったり、そんな感じ故にコミュニケーションにも苦手意識があり人を避けがちだったり…。
昨年大事な家財を不注意で破損してしまったことで「何で自分はいつもこうなんだろう」とかなり凹み、それが直接的なきっかけとなって今回受診を思い立ちました。

診断では上述の知能検査やカウンセリングが行われました。
結論としてはADHD・ASDともに「かもしれない」という所見に落ち着きました。実際のところは年齢と経験を重ね、社会への適応スキルが多少は上がった故の結果で、もっと子供の頃に診察してたら違う結果になった気はします。

正直、確定で発達障害という診断が下りるとは思っていなかったのでこの結果自体は想定内でした。むしろカウンセリングで困りごとを整理できたり、検査により自分の得意不得意な部分が分かったことが、今後の生き方の指針にできそうで有益だったと感じました。

WAIS結果とプログラマとしての自信

やっとタイトル回収。WAISの結果はこうでした。

数値でいうと言語理解>=WM>>知覚推理>=処理速度、という具合でした
全検査IQ 114
言語理解(言語による理解、推論)121
知覚推理(視覚情報の把握、推理)103
ワーキングメモリ(一時的に情報を記憶、処理)122 ※聴覚情報処理はこっちらしい。
処理速度(情報を処理するスピード)99
※WMが凸、処理速度が凹で差が20以上。確かに蓄積するだけしておいて後でゆっくり処理・理解するタイプなのでこの凹凸は体感でも分かる。

知覚推理、これはゲーム業界でプログラマやっていくにはめちゃ大事だと思っていたので凹凸の凹だったのはショックでした。でも確かに数学の図形問題や空間把握能力、パズルゲームは決して得意ではない。しかしゲーム開発ではこの辺の能力は必須です。とくにアクションものの開発やレンダリング技術周りは。
プログラマになってからは割と職場で評価いただくことが多かったのです。がそれは言語理解でゴリ押ししてたのと、以前は非ゲーム業域でのシステム開発をしていたからだと自覚しています。

要するに「自分はゲームプログラマとしては平凡」というのが今回示されたと解釈してます。激務によるキャパオーバー・精神的疲労もあり正直少し自信を失いました。
それでもやっぱりゲームプログラマは続けていきたいのが今の想い。
視覚情報処理系は確かに苦手だけどそれでも理解できた時の達成感は強烈なので決して嫌いではないです。得意な人に比べたら多くの努力を必要としてしまうけど、頑張れるなと思いました。それが私のゲームプログラマとしての自信です。

CPUが貧弱だとメモリを増設しても意味ないですか?

結論:無くはない。

PCではなく人間ですが、少し救われました。
ワーキングメモリと処理速度の差も20以上で結構意外でした。
口頭連絡や短期記憶に苦手意識があるのでワーキングメモリが一番高く出たのはびっくりでしたが、その苦手意識は処理速度との差に引っ張られたものだと考えれば納得感はあります。「話を覚えておくだけ」なら苦手ではないけど聞きながら理解しようとすると思考の方にリソースを取られて、全然覚えられないことは多かったです。
そう考えるとまずはしっかり聞くことに専念&ある程度の間記憶していられるはずなので聞き終わった後にゆっくりかみ砕くを心がけてみたいなと思いました。瞬間的な判断が求められる現場系の職業は絶対に向いてない…。




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