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物語シリーズ

やっぱこれだね。
高校の時に頭おかしくなるくらい影響された。
高校2年の夏、自分と照らし合わせることもあって、クソみたいな毎日に絶望した。逆に鬱になる感覚。

よくある人生の何%損してるっていう表現を踏襲すると、20%くらい。五分の一。

アニメに造詣が深いわけでもないので、下記にまとめてある文章を転載。まとまっててわかりやすいので是非に。

前編

中編

後編



【映像技術】
小説版も読んだことあるけど、この会話量を映像にできるなんて思わない。アニメ制作会社の技術力がいかに素晴らしいか分かる。

この辺りは日本はアニメーションは世界一だろう。アメリカのアニメは大味だし、何より暴力の正当化、マッチョイズムしか反映されてない。

こういう会話で物語が進んでいく面白さを表現できるのと、それを受け入れる土壌が日本にはある。

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↑ 黑齣(くろこま)という表現が多く見られる。これによって場面の切り替えをスムーズに行なっている。

【物語の特徴】
物語シリーズの特徴として、オムニバス形式で物語が進む。
一人のヒロインに視点を当てた物語を5話前後で完結。次に映るといった形式。
主人公の阿良々木暦は終始物語に登場し、移り変わるヒロインに対して愛を振りまくハーレム作品。

これだけ聞くと、ただのエロアニメ。

でも見てみると、そういう性表現は特になく、怪異という生き物に纏わる呪いに取り憑かれた女の子を助けるストーリー。これが面白い。
怪異に取り憑かれるのには、いろんなきっかけがあるが、そこが嫉妬や、妬み辛みなどという悩みから引き起こされる。人間っぽくてとてもいい。

ヒロインは可愛く、蘭々としているべき。それが多くのアニメに共通している部分というか定義である。

この普段なら見せない、ヒロインの影になる部分、陰の部分にフォーカスすることで、より魅力が引き立つというのが本作の魅力だろう。
会話のやりとりを通じて、各ヒロインのコロコロ変わる表情に引き込まれる。作画崩壊と言われるシーンもあるが全てが愛らしい。

【主題歌】

各題材の物語ごとにオープニングが違う。(EDはワンクール共通)
ヒロイン専用のオープニングが用意されている。
最初の方は全然違う作品を見ているのでは?といった錯覚を引き起こす。
これが、いままでのアニメにはなかった新鮮さだろう。
しかも声優が役柄の声で楽曲を歌うというもの。

各楽曲のクオリティも高く、千石撫子というキャラクターの声を担当した花澤香菜が歌う恋愛サーキュレーションは、

音楽だけ一人歩きするくらい。物語シリーズを見ていなくても、曲は聞いたことあるといった人が多いと思う。かく言う自分もそうだった。

BGMも毎回変わるシーン、その世界観に合わせて用意されており、聴きどころの1つである。

【空間演出、風景】
基本的に会話で物語が進んでいき、風景、空間は無機質なものが多い。

大きな部屋にポツンと置かれた家具や遊具、大量の受話器など、ありえない空間表現をして、なおかつそこには一切触れない。全てがシュールで謎なまま、綺麗に物語は進んでいく。

登場人物以外の人々は白塗りであったり、黒塗りであったり、基本的に顔がない。邪魔をしないのである。
会話の際の視点の切り替えが多用されている。ただ向かい合って喋るだけではなく、俯瞰した視点に切り替えたり、会話中に洋服が変化するなど細かい表現が変わっていたり、
会話がダレることなく、見ていられるのも魅力。
文字が風景や描写で多用されていることもあり、この辺りは最早流石としか言いようがない。ここまでオシャレな世界観を作り込めるシャフトはすごい。

-化物語の素晴らしさ-
このノートを偶然ここまで読んでいて、化物語を一度も見たことないという方、まず一話を見てほしい。30分もかからない。
ちなみにネットフリクスでも見れる。

『アニメーションなんて気持ち悪い』
と言っていた人間が、
何人もことごとくハマった。
一人は何ヶ月か後に家に遊びにいった際、DVD全巻セットが置いてあったから驚きだ。

アニメが嫌い、といった嫌悪感が強ければ強いほど、物語シリーズが人生におけるダメージは大きく、その効果は凄まじい。
〜ロスという言葉を使うなら、物語ロスだろう。
プリズンブレイクと物語シリーズは正直次が気になりすぎて、朝まで見て、オールで学校に行ったことが何回かある。何回かはそのまま学校を休んだ。仕事してたら大変だった。

おたふく風邪や水ぼうそうと一緒でかかるなら早い方がいい。
見たらあっという間。君も晴れてアニメオタク。

今回はここまで。


2019/12/17

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