目の前に失敗しそうな人がいたらどうしてる?
というのも、業界や仕事に詳しくなればなるほど、素人の間違いを指摘したくなるものだと感じています。
僕は23歳で介護の業界に入っている。おそらく2018年ころ。
それなりに経験をしているので、
「あ、このパターンだとこうなるかも」とか、
「この性格の人はこうしちゃうよね」とか、
「こうするとこの問題おきるよね」って予想できることが増えています。
おかげで、ちょっとお話聞くだけで先回りできるようになりました。
そう、その先回りがめちゃくちゃ問題です。
先回りできると、ほかの選択肢がすごく見劣りしちゃうんですよね。全部、私はわかっているのだ。これだから素人は…と言わんばかりに「そうすると、絶対上手くいかないから、こうしたほうがいいよ」って言いたくなっちゃいます。
『目の前の相手がうまくいかなさそうな選択をしている。私は、それがうまくいく方法を知っている。』
こんな状況の時どうしますか?
この場面ではっきりと、相手の選択をつくりつつ、より良い方向に向かうことになる方法があるだろうか。
僕がとっている2つの方法
①アンラーン 無知の知
そもそも自分がうまくいく方法がわかっているなんて勘違いも甚だしい。おなじ状況などこの世には一つも存在しない。その出来事の専門家は本人じゃないか。
『自分はわかってる』という前提は答えを教えたくなる。
『わかってない』という前提を持つと、あら不思議、たまたま自分が知ってることもあるのでよかったら活かしてください的な立場に自然となれます。
いつも元気ですね。に無知の知を使うと、今日も元気ですね。
だから言ったのに。に無知の知を使うと、今回もそうなったんだ!
だいたいこういうよね。に無知の知があると、今日はなんていうのかな?
またこんなことして。に無知の知があると、今日は何があったの?
無知の知があると、他者に健全に興味をもてそうです。
②幸福の4大条件の一つ「自己選択」を主体にする
これはハーバード大学の研究で幸せになる4つの条件の一つに自己選択があることをいかします。アドバイスはあんまりうまくいかないよって話と似てるんだけど、おしつけられたり、あてがわれた選択って、外からうまくいってるように見えても幸せにならない。
外からは上手くいったように見える幸せに感じない方法!!
こんな絶妙にダサい支援は良くないですね笑
だからこそ『選択感』を作る必要がある。
ついつい、した方がいいよってアドバイスになっちゃうところをぐっとこらえて、「○○さんのおっしゃる方法の他に、こうする方があります。うまくいく可能性は高いですが、必ずそうしなきゃいけないわけじゃないです。○○さんはどうしますか?」と選択肢になるように提案します。
僕らのように医療や介護のライセンスをもっていたり、その業界経験が長いと、どうしてもわかってることが実際に多くなっちゃいます。ので意識的に「それでもわかってないんだ」と念を押して調整して押し付けずに対話できるようにいたいものです。
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