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Assume that I can.

Assume that I can. So maby I will.


「思い込みを想いなおそう」

今年の世界ダウン症デーのテーマです。

世界ダウン症デーは3月21日。
21番目の染色体が3つあるから。


スポーツだってできるよ!
働くことだってできる。
ピアノも弾けるし、友達と遊びにもいける。
そんな感じのがここ1ヶ月、世界ダウン症デーのお知らせとして各メディア、SNSにあがってきています。

もちろんフォローしているから余計にあがってくるんやけど、

こんなん「できる子たち」のテーマやんけ…と思って捻くれていました(まだ思ってるけど)。

ダウン症のある人たちは、ひとくくりにできないくらい、才能にあふれた非凡な人たちや、凡の凡の凡の人もいる。周りの介助があって生活の成り立つ人たちもいる。

おそらく健常者の人たちとおなじ割合じゃないかな。すげー人とそうじゃない人がいる。

長女は非凡な才能があるわけではない。
わたしの子やからしゃーないねんけどよ。


今年のテーマはどうもわたしにはスッと落ちなかった。

ポテンシャルがあって、努力できる。
そんな子どもと付き合える度量のある親。
付き合えるだけの時間と経済的な環境がある。

そんな人たちのためのテーマのような気がした。

いつも3月になったら「あー世界ダウン症デーやな」と思うのだけど、そんなこんなで鬱々と迎えた3月。

今は年度末で、あらゆる支援機関と語らう時間があります。

最近、学校での長女は「どうするべきか…」という問いに答えられるらしい。

クラスで親に着替えさせてもらってるのがひとりだったこと。自分で着替えるのがかっこいいこと。
毎朝、「カーチャン」に着替えさせてもらってる。という返事をするらしい。
明日は「自分で着替える」を選ぶらしい。

ここまでのコミュニケーションを先生ととれていることに驚く。
先生の汲み取りの力も大いにあるのだけど。


だからと言って、家で自分で着替えへんのやけどな。今朝も着替えさせたし。
なんならご飯も食べさせてもらいたがるねんけどな。歯磨きなんて、やらせてと懇願してやっとできるねんけどな。

もちろん学校では全部自分でする。

放デイのお迎えでは、「あきちゃんできることめっちゃ増えたねー」と久しぶりに会った先生に言ってもらった。

学校でのキャラと、家での長女。
各事業所でのキャラ。習い事での長女。

すべて違う長女。女優か。

家での長女は、横暴癇癪で疲れることばかり。
あー赤ちゃんみたい。このまま介護突入か。
あー重度の障害児の未来が見えない…まわりはなんかキラキラしてんのに(障害児親さんのインスタとか)となることが多い。

でも、これこそ。

思い込みを想い直さないといけないのかもしれない。だって学校でそんな高度なコミュニケーションとれるなんて親も知らなかった。

「学校でやるのに、なんで家でせーへんねん、くそ」なんて思ってたし、思ってるけど…

「想い直す」
生まれたときは、小さいときは成長する今を「想う」ことばかりだった。
それが、成長するにつれ未来を将来を考え道筋を整えようとした時に頭で「思う」ことが増えていた。

お互い相手に心を寄せて。向こうが寄せてくれるかは知らんけど、わたしは長女に寄せていかねば。

Assume that I can. So maby I will.

たまに見せる飛躍の成長。
親であるわたしが思い込みという枷を外さないといけない。と感じる3月21日の手前。

鬱々から抜け出せないけど、どうにかこうにか想い直すために。

#世界ダウン症デー

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