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学校の「あいさつ無視慣習」が許せないからイベント立ち上げました。

お笑いコンビ「オシエルズ」の矢島ノブ雄です。

お笑い芸人であり、現役の大学教員でもあります。年間100校ほどの学校様に訪問し、漫才形式で授業をします。主に進路漫才(働くって何?・社会人に求められるコミュニケーション能力とは?など)、人権漫才(いじめや差別など)をテーマに全国の学校を回っています。

いろんな高校にお邪魔しますと、特に野球部やサッカー部といった体育会系の子が、我々に立ち止まって深々と挨拶してくれる時があります。とても嬉しく、清々しい気持ちになり、私もあいさつをし返します。

礼儀正しいなぁ、これが体育会系の良い所だなと思う一方で、これがある学校ですと、それを上級生だけでなく、先生が堂々と無視する場面に遭遇します。

あれってどういう教育なんでしょう?
理不尽に耐えろってこと?
あるいは、縦社会を覚えろってことでしょうか?

そもそも「挨拶」の意味を分かってるんでしょうか?普段コミュニケーションのことを笑いを交えて教えている仕事柄、こういった事象を看過することはできません。

そういえば、私の高校時代にもありました。特に体育会系の下級生が、上級生に元気よくあいさつする時、無視したり、素通りしたりする様子が。

先生や顧問までがそうしたかは記憶がないのですが、私がお邪魔する高校様では、たまに無視する、あるいは素通りする行為が見受けられます。

そこで、主に体育会系の部員と顧問またはそれに属する教員間で行われる「あいさつ無視慣習」が、実際のところどこまであるのか、またはないのか、それを話す場を設けられないかと思い、こちらのイベントを企画しました。
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【オンライン開催】お笑い芸人と考えよう!学校の「あいさつ無視慣習」に関する実態ミーティング
12/26(土)15:00〜16:30
参加費→無料
https://senseiportal.com/events/61666
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学校によっては、あいさつに関する独自のルールがあると思います。普段から教員間での挨拶もなく、すれ違うときも無視をするのが当たり前、というところもあるようです。

もし「あいさつ無視慣習」がそれなりの割合で学校に存在するならば、社会のルールとして、それを当たり前に受け入れている周りも、そしてそれを黙殺する学校そのものも問題だと思います。

こういった趣旨のイベントは、おそらく全国で初めてだと思いますので、実際に「あいさつ無視」を経験した児童生徒さん、そういった慣習を見て見ぬふりしていた先生方、一緒にこの問題について考えていければ嬉しいです。

《講師プロフィール》
1987年生まれ。修士(教育学)。埼玉医科大学短期大学看護学科 非常勤講師。一般社団法人日本即興コメディ協会 代表理事。
お笑いコンビ「オシエルズ」として、学校で講演やワークショップを行っている。
主なテーマは「笑いと人権」「笑いといじめ」「進路漫才」など。
公益財団法人 日本ユースリーダー協会主催「第11回若者力大賞」ユースリーダー賞受賞。
著書「イラスト版子どものユーモア・スキル」(合同出版)。

イベントに関する問い合わせは、
info@funbest.jpまでお願い致します。

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