ユーフォニアム3・第十一回見た

今回のテーマは久美子の進路と、麗奈との今後の関係だった。
まあ、一話まるまる使って、決めたことが「音大には行かない」というのはちょっとショボいな。
麗奈が、久美子が音大に行かないなら関係を終わりにする、と言い出したのも、ブレないというか、依怙地な不器用なキャラだなぁと思ったけれど、そのことになぜあまり魅力を感じないのか。今まで部活で一緒の目標を目指してきたけれど、それがもうすぐ終わる。部活で全国金をとることから、将来留学して音楽を続けることを決めるわけだが、初見だったら麗奈がどの程度上手なのかもあまり掴めないだろうし、やはり演奏シーンがない……と思ってしまう。
よく知っているキャラたちが、会話を重ねて、話を進めていくのはいいが、なんか空談のようにも見えて、(原作は読んでいないので)責任がどこにあるのかも分からないし、ただ原作を端折ったり改変したりということはあるようなので、尺の制限だけではなく色々な思惑(作品の今後の劇場化などの延命を図りたいとか)があって、爽やかな青春ものにできていないのかなと思う。
続き物の話って、視聴者に気を持たせるサービスというか機能は必要なのだが、制作者は視聴者の反応を責任を持って受け止めるべきであるし、面白くない話を延命させることも潔いと思わない。まあ先般BS12で放映されたので1期、2期も数度目の視聴をしたのだが、あの頃も、続きが気になる面白さはあると思ったが、終わりを迎え、あれ、この話は何が言いたいんだっけ? と思って答えが出ないことがあった。
あと二回。とりあえず久美子と麗奈の関係はつなぎ止めたので、私としてはもういいかなと思う。感動のフィナーレ、というものはまずないと予想しておこう。

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