ユーフォニアム3・第九回見た

麗奈は本当にブレないキャラだなぁ。
しかし本作では頑固というか依怙地という印象も受けてしまう。上級生なので、全国金に向けて邁進する必要があるのは分かるが……。
久美子は真由との対峙で苦労してきたが、今度は部長としてさらに苦労する描写になっている。ここまでくると久美子に同情してしまうが、話が進むのが遅いよなぁ。全国大会までちゃんと描写できる余裕があるのか心配になってきた。
まあ、親友の麗奈とあっさり切れるのはおかしいので、秀一とかが根回しをして久美子と元通りうまくやっていけるといいんだけど……奏はいつもの軽口を叩くけれど久美子の味方のようである。
滝先生は別にラスボスではないし、演奏をするのは生徒たちである。まあ、久美子が苦しんでいるのを何とかするストーリーの役目があるので、誰かが割を食う形でないとダメなんじゃないだろうか。しかしここまできて部から誰かが退場するとかも考えにくい。秀一や求が突然発奮して部活内の緊張した雰囲気を楽にすることもできないだろうなぁ。
そういえばあすかからの葉書が来た描写があるので、やっぱりあすかに相談しに行く展開なのかとも思う。他に適任はいないだろう。しかし対話、対話を続けるだけで感動的なストーリーが醸成されるかというと……?
いかんせん演奏描写がないので、真剣な対話、あるいは策略的な対話とか、対話のドラマで見せていくしかないのか。少年漫画ではないのでやむを得ないといったところか。

余談だが新潮文庫の「カフカ断片集」を買ってきた。昔、平凡社ライブラリーの「夢・アフォリズム・詩」を買って読んだが内容は忘れている。内容がかぶっているかどうか確認はしていないが、けっこう新しい断片もあるように感じられる。あまり断片を有り難がるのも程々にと言いたいところだが、「ソクラテス以前哲学者断片集」は同じ断片集でも格が違うよなぁ。

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