マガジンのカバー画像

映画レビュー

60
昨年は年間40本の映画を鑑賞しました。 今年はもっとたくさんの映画を観てみよう。 レビューなど長文が苦手ですが、鑑賞直後の感動をもとに書いてみます。
運営しているクリエイター

#映画感想文

告白 コンフェッション

原作、福本伸行。漫画、かわぐちかいじ。 強力なタッグで作成された漫画原作。 それを生田斗真とヤン・イクチュンの二人が猛吹雪の山小屋でサバイバルバトルを繰り広げる。 本作レビューは、何を書いてもネタバレになりそうですが、上映時間1時間12分とかなり短めで、内容も山小屋での一晩を描いたものなので、勢いで一気にやっちゃってる感じが気持ちよく面白い作品です。 怪我してるのに、2階から飛びかかったり、頭から落ちて、頚椎曲がってんのを脱臼を嵌め込むように治して再び襲いかかってくるとか

ディア・ファミリー

映画「ディア・ファミリー」は、心臓を患い余命10年と宣告された娘のために、人工心臓の完成を目指す父親の23年間を追った感動的なドキュメンタリー映画です。 映画の予告編を見ただけで涙がこぼれそうになります。最愛の娘のために、未だ存在しない人工心臓の作成に挑む父親。その娘から「私の命はもう大丈夫だから」と言われたときの父親の決意が胸に響きます。 この映画では、明るく優しい家族の愛と、昭和気質で頑固で、無茶苦茶なところもある父親の姿を大泉洋さんが熱演しています。彼自身も一人娘の

青春18×2 君へと続く道

「日本と台湾を舞台に初恋の軌跡を辿るロードムービー」という期待を胸に、この映画を見始めました。 今回、公開からかなり日が経っているためパンフレットは品切れで、事前情報は公式サイトと映画予告のみで観賞しました。 映画は、主人公のジミーの視点と後半でのアミの視点から、同じシーンを丁寧に再現しており、非常に細かく作り込まれていると感じました。 アミの実家がある福島県只見町は、私の実家の風景とも重なる懐かしい場所です。小出駅からの只見線の風景も、私にとっては馴染み深いものでした

ゴールデンカムイ(2回目)

ゴールデンカムイをまた観てきました。 ぬるりと動く白石由竹。 長い手足でヴィランのような動きの二階堂浩平。 特に二階堂の馬からソリをステップして、反対の馬に蹴上がって、再びソリに飛び移るアクション。この気持ち悪い動きが、まさに原作そのままで気持ちいい。 今回はスクリーンの前寄りの席で鑑賞したので、オハウの詳細まで綺麗に観れたのはよかった。 戦争のグロ描写もあるので、そういうのが苦手な人は注意してほしい。 エンドパートでの、本作未登場キャラクター達のビジュアルもあって、

ゴールデンカムイ

アイヌの隠された金塊を記したと言われる刺青を求めて、死刑囚と軍人達の争奪戦。 最初にネタバレ的なまとめを言うと、今回の本作は、ゴールデンカムイのキャラクター紹介に終始していたと思う。 もし、2作目もこの調子だとちょっとやばいなと思う。ただ、このゴールデンカムイという作品は、魅力的なキャラクターがたくさん出てきて破茶滅茶でスペクタクルなところが売りでもあるので、うまいことストーリー部分もしっかり詰め込んで欲しい(希望) 魅力的なキャラクター制作発表時から話題になっていた鶴見

あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。

父を亡くして母と二人暮らし、裕福な暮らしとは言えない高校生の百合。 進路について母とぶつかり、家出をした先で、気がつくと終戦間近、戦時中の日本にタイムスリップしてしまう。 タイムスリップした先で、出会う特攻隊員の若者、佐久間彰。 ストーリーは、至ってシンプルで、現代人の百合は戦争の意味や特攻の愚かさを嘆き、特攻隊の若者たちは帝国軍人としての誇りや責務を語る。 シンプルなストーリーなので、ドンデン返しや難しい伏線などなく、素直に感動、涙できる作品へと仕上がっていると思いま

笑いのカイブツ

ネタつくり(?)に全力を尽くしたツチヤタカユキの自伝的な私小説が原作の人間ドラマ。 ツチヤタカユキという名前に覚えは無かったのだけれど、ケータイ大喜利のレジェンドと言われて、もしかしてと思い出すことができた。 当時、私も何度かガラケーからケータイ大喜利に投稿したことがあったから、レジェンドの作品はいつも切れ味鋭く刺さる言葉があって見ていてとても気持ちよかったのを覚えている。 しかし、レジェンドを目指すのに「5秒に1ボケ」という練習に行き着くのはやはり天才なのかと思う。そん