周礼91

冬官考工記2
#冬官と考工記という役職についての章

天有時,地有氣,材有美,工有巧。合此四者,然後可以為良。材美工巧,然而不良,則不時、不得地氣也。橘逾淮而北為枳,鴝鵒不逾濟,貉逾汶則死,此地氣然也。鄭之刀,宋之斤,魯之削,吳粵之劍,遷乎其地而弗能為良,地氣然也。燕之角,荊之干,妢胡之笴,吳粵之金錫,此材之美者也。天有時以生,有時以殺;草木有時以生,有時以死;石有時以泐;水有時以凝,有時以澤:此天時也。凡攻木之工七,攻金之工六,攻皮之工五,設色之工五,刮摩之工五,搏埴之工二。
# 天には時間があり、地には気があり、材料には美しさがあり、技術には巧妙さがあります。これらの四つが結びついて初めて、良いものができます。材料が美しく、技術が巧妙でも、それが不適切な場所や状況で行われれば、時と地の気に合わないことになります。 橘子は淮河を越えて北に行くと枳になり、鴝鵒は濟河を越えない。貉は汶水を越えると死ぬ。これらは地の気によるものです。鄭の刀、宋の斧、魯の削り物、吳粤の剣は、それぞれの地で最も良く作られますが、他の地で作られても良いものにはなりません。これは地の気によるものです。 燕の角、荊の干、妢胡の笴、吳粤の金錫は、材料の美しいものです。此天時也。 天は時に生み、時に殺すことがあります。草木は時に生き、時に死にます。石は時に泄け、水は時に凝り、時に流れます。これは天の時間に従うものです。 木材を加工する技術は七つあり、金を加工する技術は六つあり、皮を加工する技術は五つあり、色を設定する技術は五つあり、摩す技術は五つあり、埴を搏く技術は二つあります。

攻木之工:輪、輿、弓、廬、匠、車、梓。
#木を加工する技術:輪、輿、弓、廬、匠、車、梓。

攻金之工:筑、冶、鳧、栗、段、桃。#金を加工する技術:筑、冶、鳧、栗、段、桃。

攻皮之工:函、鮑、韗、韋、裘。#皮を加工する技術:函、鮑、韗、韋、裘。

設色之工:畫、繢、鐘、筐、幌。#色を設定する技術:畫、繢、鐘、筐、幌。

刮摩之工:玉、櫛、雕、矢、磬。#摩す技術:玉、櫛、雕、矢、磬。

搏埴之工:陶、旊。#埴を搏く技術:陶、旊。

有虞氏上陶,夏后氏上匠,殷人上梓,周人上輿。故一器而工聚焉者,車為多。車有六等之數:車軫四尺,謂之一等;戈柲六尺有六寸,既建而迤,崇於軫四尺,謂之二等;人長八尺,崇於戈四尺,謂之三等。殳長尋有四尺,崇於人四尺,謂之四等。車戟常,崇於殳四尺,謂之五等。酋矛常有四尺,崇於戟四尺,謂之六等。車謂之六等之數。
#有虞氏は陶器製作に優れ、夏后氏は建築に優れ、殷の人々は木製品の製作に優れ、周の人々は車の製作に優れていました。そのため、さまざまな技術が結集され、多くのものが車に関連していました。車は六つの異なるタイプに分けられました。一等の車軫は高さが四尺であり、二等の戈柲は六尺六寸で、車軫の上に崇められました。三等の人は高さが八尺で、戈柲の上に崇められました。四等の殳は高さが四尺で、人の上に崇められました。五等の車戟は殳の上に崇められ、六等の酋矛は車戟の上に崇められました。このように、車は六つの異なるタイプに分類されました。

凡察車之道,必自載於地者始也,是故察車自輪始。凡察車之道,欲其樸屬而微至。不樸屬,無以為完久也;不微至,無以為戚速也。輪已崇,則人不能登也。輪已庳,則於馬終古登阤也。
#車の理解を行う際、最初に地に支えられることが必要です。そのため、車の理解は車輪から始まります。車の理解をする際、その本質に迫り、微細な部分まで理解しようとする必要があります。本質を理解しなければ、長く完璧なものにはなりません。微細な部分まで理解しなければ、速やかに問題を解決することもできません。車輪が高くなりすぎると、人はそれに登ることができません。車輪が低すぎると、馬も長い間それに登らないままでいることがあります。

故兵車之輪六尺有六寸,田車之輪六尺有三寸,乘車之輪六尺有六寸。六尺有六寸之輪,軹崇三尺有三寸也;加軫與轐焉,四尺也;人長八尺,登下以為節。
#したがって、戦闘車の車輪は六尺六寸あり、農業用の車の車輪は六尺三寸あり、乗用車の車輪は六尺六寸あります。六尺六寸の車輪の場合、車軸は三尺三寸に高くなります。これに車軫と轐を追加すると、高さは四尺になります。人は身長が八尺で、この高さを基準にして登ることができる節を作ります。

輪人為輪。
#輪は人によって作られる。


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