周礼96

冬官考工記6
#冬官と考工記という役職についての章

栗氏為量。
#栗氏が測定を担当します。

改煎金錫則不耗,不耗然後權之,權之然後準之,準之然後量之。量之以為釜,深尺,內方尺而圜其外,其實一釜。其臀一寸,其實一豆;其耳三寸,其實一升。重一鈞。其聲中黃鐘之宮。概而不稅。
#金や錫を改めて煎ると、それは消耗しない。消耗しないと、それを正す。正すと、それを基準にする。基準にすると、それを測る。それを測って釜にすると、深さ1尺、内部の四方が1尺で、外部を円形にする。その実際は1つの釜だ。その底は1寸、実際は1つの豆。その耳は3寸、実際は1升。重さは1鈞。音色は黄鐘の宮調に属する。一般的でありながら特別な税金はかからない。

其銘曰:「時文思索,允臻其極。嘉量既成,以觀四國。永啟厥後,茲器維則。」凡鑄金之狀:金與錫黑濁之氣竭,黃白次之;黃白之氣竭,青白次之;青白之氣竭,青氣次之。然後可鑄也。
#その銘に書かれている:「時に文を思索し、允に臻る。嘉しい量が完成し、四つの国を見る。永遠に啓示された後、この器は存在する。」金を鋳造する際の一般的な様子:金と錫の濁った気が枯渇し、黄色と白色が次に来る。黄色と白色の気が枯渇し、青と白が次に来る。青と白の気が枯渇した後、青い気が次に来る。それから鋳造できる。

段氏:闕。
#段氏に関しては説明が欠落しています

函人為甲。
#函人は甲を作る。

犀甲七屬,兕甲六屬,合甲五屬。犀甲壽百年,兕甲壽二百年,合甲壽三百年。凡為甲,必先為容然後制革。權其上旅與其下旅,而重若一。以其長為之圍。
#犀甲は七つの種類があり、兕甲は六つの種類があり、合甲は五つの種類がある。犀甲の寿命は百年、兕甲の寿命は二百年、合甲の寿命は三百年である。甲を作るためには、まず容を作り、それから革を制作しなければならない。上半身と下半身にそれを装着し、一つと同じくらいの重さにする。その長さを基準にする。

凡甲,鍛不摯則不堅,已敝則橈。凡察革之道:視其鉆空,欲其惌也;視其里,欲其易也;視其朕,欲其直也;橐之,欲其約也;舉而視之,欲其豐也;衣之,欲其無齘也。視其鉆空而惌,則革堅也。視其里而易,則材更也。視其朕而直,則制善也。橐之而約,則周也。舉之而豐,則明也。衣之無齘,則變也。
#甲冑について、鍛冶が不慎であると頑丈にならず、すでに傷ついていると曲がります。革を評価する方法について一般的に言えば、革が鉆孔(穴の開いた部分)を持っていて、それが美しくなることを望む。革が内部にリ(しわやくぼみ)を持っていて、それが簡単に取り扱えることを望む。革が表面に朕(凹凸)を持っていて、それが真っすぐであることを望む。それを束ねて持ち上げ、そのまま見ると、それが緊密であることを望む。それを着てみて、革に欠陥(齘)がないことを望む。革の鉆孔を見て、美しくなることを望むと、革は頑丈になります。革の内部を見て、取り扱いやすくなります。革の表面を見て、制作が上手になります。それを束ねて持ち上げ、緊密になります。それを着てみて、欠陥がなければ、変化します。

鮑人之事:望而視之,欲其荼白也;進而握之,欲其柔而滑也;引而信之,欲其直也;卷而摶之,欲其無迤也;視其著,欲其淺也;察其線,欲其藏也。
#鮑の仕事に関して:見て望み、荼白(茶色がかった白)であることを望む。進んで握り、柔らかく滑らかであることを望む。引いて信じ、直線的であることを望む。巻いて摶き混ぜ、曲がりくねりがないことを望む。見て、著しさを望む。線を察して、秘密を持っていることを望む。

革欲其荼白而疾浣之,則堅;欲其柔滑而腛脂之,則需。信之而直,則取材正也。信之而枉,則是一方緩、一方急也。若茍一方緩、一方急,則及其用之也,必自其急著先裂;若茍自急者先裂,則是以博為帴也。卷而摶之而不迤,則厚薄序也。視其著而淺,則革信也。察其線而藏,則雖敝不甐。
#革を荼白にし、速やかに洗うと、それは堅くなる。柔らかく滑らかにし、腛脂(油脂)を塗ると、それは丈夫になる。直線的に信じ、材料を正確に選ぶ。信じているが枉ると、一方が緩やかで一方が急になる。もし一方が緩やかで一方が急であれば、それを使用する際、必ず急な方から裂ける。もし急な方から裂けば、それは広く広げるために使われる。巻いて摶いても曲がりくねらず、厚みと薄さが整然としている。著しさを見て浅ければ、革は信頼できる。線を察して秘密を持っていれば、傷ついていても問題ありません。

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