周礼89

秋官司寇17
#秋官と司寇という役職についての章

掌訝:掌邦國之等籍以待賓客。若將有國賓客至,則戒官修委積,與士逆賓于疆,為前驅而入。及宿,則令聚柝。及委,則致積。至于國,賓入館,次于舍門外,待事于客。及將幣,為前驅。至于朝,詔其位,入復;及退,亦如之。凡賓客之治,令訝,訝治之。凡從者出,則使人道之。及歸,送亦如之。凡賓客,諸侯有卿訝,卿有大夫訝,大夫有士訝,士皆有訝。凡訝者,賓客至而往,詔相其事而掌其治令。
#掌訝 (しょうがく):掌邦国の身分を等しく待遇し、賓客を迎える役割を担います。もし国賓客が到来する場合、役人や修委(国の官吏)は仕事を中断し、士(君主の家来や臣下)は国境で賓客を出迎え、前衛として先導します。宿泊の際には、賓客を柝(特別な宿舎)に集めます。そして、修委は賓客に対して丁重な待遇を提供します。賓客が国に到着すると、彼らは館(宮殿や公的な建物)に入り、宿舎の門の外で待機し、役目を果たします。贈り物(幣)を持参する場合には、前衛として先導します。朝の儀式では、彼らの席次を指示し、入宮させます。儀式が終わると、同様の手順で退場させます。賓客の取り扱いに関するすべての事項は、掌訝が管理し、処理します。賓客が帰る際には、同行者に適切な案内を行わせ、帰国に際しても同様の手順を取ります。賓客の待遇に関しては、諸侯が卿を持てば、卿が大夫を持ち、大夫が士を持ち、士全員が訝(賓客の待遇を担当する役職)を持ちます。訝の役割は、賓客が到着すると訝が彼らを迎え、彼らの要望に応じて事を進め、その待遇を指示することです。

掌交:掌以節與幣巡邦國之諸侯,及其萬民之所聚者,道王之德意志慮,使咸知王之好惡,辟行之。使和諸侯之好,達萬民之說。掌邦國之通事而結其交好,以諭九稅之利、九禮之親、九牧之維、九禁之難、九戎之威。
#掌交 (しょうこう):掌は節度と貢物を持ち、諸侯の国を巡り、そして彼らの万民が集まる場所を巡ります。これは王の徳の意図と計画に基づき、すべての人々が王の好みや嫌いを知り、その行動を調整するためです。諸侯との友好関係を促進し、万民にその理由を説明します。掌は国と国の通信を担い、友好関係を結び、九つの税の利益、九つの礼の親密さ、九つの牧の維持、九つの禁の難しさ、九つの戎(軍事)の威力を説明します。

掌察:闕。
#掌察 (しょうさつ):説明部分は欠損してありません。

掌貨賄:闕。
#掌貨賄 (しょうかわい):説明部分は欠損してありません。

朝大夫:掌都家之國治。日朝,以聽國事故,以告其君長。國有政令,則令其朝大夫。凡都家之治於國者,必因其朝大夫,然後聽之;唯大事弗因。凡都家之治有不及者,則誅其朝大夫;在軍旅,則誅其有司。
#朝大夫 :都家の国治めを担当します。毎朝、国の出来事や問題を聞き、それを国の君主や長官に報告します。国に政令がある場合、それを朝大夫に命じます。都家の国治めに関するすべての事項は、朝大夫に依存し、彼らによって調整されます。ただし、重要な事項は朝大夫に依存しません。都家の国治めにおいて、不正規な行動がある場合、朝大夫を処罰し、軍隊において不正がある場合には、関係する役職を処罰します。

都則:闕。
#都則 (とそく):説明部分は欠損してありません。

都士:闕。
#都士 (とし):説明部分は欠損してありません。

家士:闕。
#家士 (かし):説明部分は欠損してありません。


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