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beの肩書きをお願いして自分をみつめ直した話。


ちょっと人生に迷ってた。


 ある演技のワークショップに行った。俳優のアクティングトレーナーをしている方が講師で、一人一人に合わせた指導をして下さった。
 そこで私の心は丸裸にされた。ようにも心の外装が壊され、奥底にあった何かが引っ張り出された気分だった。演技を通して、私の生き方そのものが問われ、人間としての本質を見抜かれた、という感じだろうか。
 

自分ってどうなりたい?


 したいことはいっぱいある。でも自分がどうありたいかはいまいち分からない。
 
 ひとりで考えてみたけど、いまいち答えが見えなくて、あかりんに助けを求めた。
そう、「beの肩書屋さん

 あかりんがしているこの取り組みを通じて私のbeを知りたいと思った。
 

そもそもbeの肩書きとは?

 ひとことでいうと
「do=なにをしているか」の肩書きではなく「be=どうありたいか」の肩書き。
 以下にあかりんの説明を載せる。

学生、社会人、部長、社長、新卒、男、女…世の中にはいろんな肩書きがあります。
そして、その"肩書き"で判断されることもしばしば。
そんな肩書きにその人らしさを加えられたら。
その人の彩を取り込むことができたら。
その人のありたい姿を肩書きにすることができたら…
そんな想いから生まれたあり方の肩書き。
それがbeの肩書きです🌱

あかりんのnoteより

 
 もともとは兼松 佳宏 『beの肩書き 「人生の肩書き」』という本に書かれている考え方だそうで、それとNVCという考え方を取り入れてあかりん独自のものになっているのだそう(←であってるよね?あかりん?!)。

beの肩書屋さんってどんな感じだった?

流れ

①beの肩書きやNVCの説明
②たくさんの言葉の中から気になるものを選ぶ
③それを3つのグループに分ける
④それぞれのグループについて、対話しながら自分がどうありたいかを掘り下げていく。
⑤話終えたらあかりんが肩書きを考えてくれるのでしばらく待つ
⑥肩書き発表!肩書きともう一枚話の内容をまとめてくれたのを見せてもらえる
⑦終了時にギフトのお話
だいたいこんな感じ。詳しくはあかりんのnoteを。

 やっぱり対話っていい。自分ひとりじゃ見えない切り口があったり、言ったことを簡潔にまとめてくれてたりして、自分のことが見えてきた。

あかりん

 あかりんの質問力はすごい。心の奥にあった自分でも気付かなかったことや、心の奥にしまって取り出したくなかったかもしれないことも、嫌な思いをひとつもさせることなく、時には考え込んだこともあるが、引き出してくれた。私は自分の本質を人に話すのが苦手な節があるけど、私のペースに寄り添ってくれた。

 そして、あかりんのイラストやデザインがすごい!最後に見せてもらってびっくりしたけど、短時間とは思えないクオリティ。
ちなみにこれが私がもらったもの。

 私は話が長くて確か1時間半くらいじっくり時間かけてもらったんだけど、その中からキーワードになる言葉やその人を形成する核になる言葉を拾っていてすごいなあと思ってた。自分で言っていても何気なくて大事な価値観だと思ってなかったり、なんなら言ったことも忘れてるかもしれないけど、そんなほんのちょっとしたことも聞き逃していないんだなあって感じるし、それくらいしっかり相手と向き合ってくれているんだなと感じた。


 遅くなったけど!そう!私は「いのち響きあう世界を愛する多彩な音叉」という肩書きをもらった。

わたしはどうありたかった?


 私は(最近は特に)「自分!自分!」になってると思ってたんだけど、思ってた以上に話の中で他人が出てきた。他人の目を気にするとかマイナスな意味での他人でなくて、他人と一緒にしたいとか、分かち合いたいとかプラスな意味の他人。ちょっと安心したし、正直びっくりした。自分で気づいてた以上に他人に分けたがっていた(笑)分けられる自分になれるように頑張ろうとしてた。
 一緒にフラットにわかちあえる仲間がほしいんだなって気づいた。

 ある人に「かっきーって人に興味ないでしょ」って言われて怒り悲しみつつどこか納得してた自分もいたけど、あかりんは「むしろ人が好き」って言ってくれた(どちらが正しいとかではなくてどっちの面もあるんだと思う)。

 それと、子ども。「私は子どもが理想なのかもしれない。元気で感情出して自分の心に素直で」最後の方に確かそんななことを自分で言った。自分の中で子どもの存在って大きいんだなあって初めて気づいた。

 そして今していることの話が全く出てこなくて笑った。
 でも今は今で特別だし後悔してないし無意味だとも思っていない。仕事辞めて、屋久島に行ってはじまりの旅に参加してあかりんをはじめいろんな人たちと出会いがあって、何より「感じる」っていう自分の大切なものに気づけた。役者として活躍したいという思いがあったから冒頭で話したワークショップに行って、そこで現実や迷いに気づけた(ほんまにあのワークショップは転機やった。あかりんとの話の中で何回もエピソード出した)。そしてその全てがあったからこそ、今回のあかりんとの対話に繋がった。

 さっきあかりんがその人の核となる言葉をきちんと拾っていてすごいって言ったけど、それを実感したことがある。対話の中で拾ってまとめてくれた言葉の中に「運んでもらうのではなく自分で進みたい、道の中で感じることを大切にしたい」っていうのがあって、郵送で届いたのをじっくり見ていて、あれ?こんなこと言ったっけ?、あかりんめっちゃいいこと書いてる!と思ったけど、ちゃんと私が発言した言葉だった(笑)
 移動手段のこだわりについて熱く語ってた時にこれ言ってた。だからあんまり覚えてなかったけどこれ見て、私自身がそうなのかなって気づいた。「誰かに運んでもらうんじゃなくて、自分で進みたい」そうなのかもって思う。今フリーターだけどこれからの仕事もそうなのかもしれないって思った。でもしんどいイメージばっかり出てきてなかなか自分で!ってならないんだけどね…。気楽さほしい。

最後に私の感想のまとめ


 あかりんと話してて「ストイック」っていう言葉もよく出てきたんだけど、今までほんとにストイックに生きてきたんだなあと思う。今もそういうところあるけど(笑)。
 振り返ると、今まではその時したいことを全力でがモットーっていう感じだった。だから現在に全力で、未来はほんのちょっとしか見えてなかったけど、どうありたいかを考えるのを手伝ってもらって、対話の中で理想の暮らしを聞いてくれたことで、自分の未来というか、前が開けたっていう感じがした。

 そして来年4月からの方針が私の中で決まった。それはまた追々。


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