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マミートラックを卒業した話

私が10年以上働いた医療機器の会社を退職したのは、2017年。
第1子の長女が2歳になったタイミングでした。
今日はその時のことを書きたいと思います。

■出産前の働き方

私が第1子を出産したのは2015年。
その時私は、医療機器の商社の商品開発の部署で働いていました。
海外展示会に出向いて新規仕入れ先を開拓したり、
PB製品の企画をしたり、
カタログを作成したり、
忙しいしけど、新しい挑戦をが出来ることに喜びを感じていました。

産後8ヶ月ほどで復職した私は、
以前と同じ仕事を希望して復職。
しかし、復職後配属されたのは、「営業」の部署でした。


■マミートラック:もがいていた時期

入社した時は営業として仕事をしていた私。
営業をすることは好きでしたが、
その当時の営業トップに、
「営業の方が働くママとして自分の時間で仕事しやすいでしょ?」
と配属理由を言われ、モヤモヤした気持ちになったのを覚えています。

実際にしていた仕事は、新規顧客の開拓。
病院を周り、自社商品やカタログのPR。
自社のことを知っている客先もありましたが、
飛び込み営業も多かったです。
また、受け持ちのエリアは東京・神奈川・千葉・埼玉。
非常に広いエリアに自社商品を持って営業していました。

どうにか結果を出そうと、
販売実績の数字を分析したり、
Googleマップを用いて効率的に営業出来るように工夫したり、
他の営業から情報やキーパーソンを聞いたり、
お客さんからお客さん情報を聞いたり、
その当時考えられた効率化出来る策をフル活用して、
働くママでも結果を出せるよう、営業を行いました。

しかし、
子どもの体調不良の電話を受けても保育園まで2時間ほどかかる場所で営業をしていたり、
営業先で待たされることでお迎え時間に間に合わなかったり、
営業車や電車を使っての長距離移動もあり、
体力面の課題、時間管理の難しさが出てきました。
そして何より、
「この仕事本当にやりたいの?」
この問いが、常に頭の中をよぎっていました。



■マミートラック:卒業したきっかけ

そんな中、一つの新商品に出会いました。
その商品は、新規性があり、子どもたちのためにもなる商品で、
私は営業として商品紹介をする楽しさ、やりがいを感じました。
そして、他の営業より販売数を伸ばしていった中、気がつきました。

\働くママでもやりがいのある仕事が出来るんだ/

それまでの私は、「ママになったから仕方ない」と思い込み、
仕事の楽しさややりがいがない不満を家族に言うだけで、
根本的な解決に向けた行動はしていませんでした。

しかし、働くママでもやりがいのある仕事が出来る!
しても良いんだ!と気付いてから、
「不満」をもらすだけでなく、
自分から解決に向けて行動するようになりました。

そして、復職してから1年3ヶ月経過したタイミングで、
10年以上勤めた会社を退職することを決めました。



■本当はどうなりたいか?を考えて行動を決める

当時、職場内での異動など退職以外の選択肢も考え、
信頼出来る男性の先輩や、社外の方にも相談をしました。
(残念ながら働くママで相談出来る方はいませんでした)

相談の中で、
現状は同質性を好む組織に属しているということ、
外の世界は変化が激しく今のままの自分ではダメと危機感を感じたこと、

そして何より、
「娘にお母さんの働く背中を見せたい」という自身の想いに気が付き、
このままではいたくない、抜け出したい!と強く想い、
「マミートラックからの卒業」を決めました。



\働くママでもやりがいのある仕事が出来るんだ/

この気付きを、

\働くママでもやりがいのある仕事が出来る!!/

「体現出来るわたしで在りたい」
その時の想いを、今も大切に仕事をしています。

今日は私のマミートラックから卒業した話を書きました。
ぜひあなたも、あなたの「わたしらしさ」を見つけるために、今までの出来事を振り返り、言葉にしてみてください。
一人一人違う「わたしらしさ」が出てくること、楽しみにしています。

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