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個人的に気になったニュース10選[07/11〜07/17]

❶中国、世界の土地囲う

「土地を買う」って侵略というよりは非常に資本主義的なやり方だけど、こういうことはお金があればこそできることですね。確か、中国内地の土地は法的に「買う」ことは出来なかった気がします(中国の領土は共産党が所有しており、期限つきで貸与してもらうという建前)。企業が私的にやっていることなのか、バックに政府がいるのかは不明ですね。

❷デジタルのジレンマ(2)格差広げる「ゼロ円コピー」

デジタル配信の時代になって、映画や本や音楽は物理的な「モノ」を生産する必要がなくなりました。量産コストがなくなることで、収益が青天井になる一方、品切れなどとも縁がなくなり、「勝者総取り」の傾向がより強まりましたね。また、新しいコンテンツを出すことに対する敷居が下がったので、より強い競争が生まれているようです。これをチャンスと捉えるか、脅威と捉えるかは、戦略次第な気がします。

❸台湾有事、尖閣に波及警戒

中国と日本が交戦状態になるのはあまり想像できないものの、香港の事例があるので、台湾が中国支配に置かれることはかなり現実的な「危機」ですね。もし、仮にそうなれば、地政学的な観点からも、日本に対する影響は避けられないでしょう。

❹モバイル決済、乱戦模様 グーグルがプリン買収合意

日本人の現金信仰というか、その裏にある国家的な現金インフラの拡充が、電子決済普及を妨げている要因なのかな、と思います。しかし、各国と比較すると電子決済の比率が低いとはいえ、PayPayなどの企業がこれだけ存在感を発揮する中、いまからの参入でどのような戦略で勝負してくるのか? が見所ですね。

❺ミャンマー混乱にどう向き合う?

混乱する情勢の中で、撤退する企業も増えており、にもかかわらず事業継続を明言している姿勢は立派ですね。ミャンマーは大型のODAが多く、それを目当てに進出している企業も多い印象ですが、農機輸出は現地人相手のビジネスなので、撤退しないという判断なのでしょうか。

❻脱エンジン車へ難題 EU、35年に販売禁止

こういう動きをリードするのはいつも欧州ですね。しかし、これが本当に実現するなら、サプライヤーにとってはこれ以上ない脅威なわけで、業界がひっくり返るような大騒ぎになりますね。自動車製造・輸出が主要産業である日本の場合、国が傾くぐらいのインパクトがあるのでは?

❼対中国、米の「裏庭」支援

冷戦時代のソ連とほぼ同じ動きをしていますね。日本も決して無関係ではなく、経済支援という形で渦中におります。

❽中国の排出量市場が始動 取引対象「世界最大」

CO2排出量を取引可能な「証券」とすることで、無尽蔵な排出を規制し、改善につなげる……という狙いなのだろうけれど、日本人である自分にはあまり馴染まない考え方ですね。要するに、「罰金を払えば交通違反をしてもいい」という考え方のように思えるからです。企業ごとに排出枠が設定されているということは、ダミー会社や、本来はCO2を排出しない会社から安く枠を買うなど、抜け道を防止する仕組みはちゃんと機能しているのかな? など、いろんなことを考えてしまいます。

❾ホンダ、EV化 前倒し検討

話せないこともたくさんあるんでしょうが、業界全体がひっくり返るような状況となってしまったなだけに、なんとも歯切れの悪いコメントですね。当初の計画よりも前倒しを余儀なくされて、余裕のある既存自動車メーカーは日本にはないでしょう。

➓無印新社長、柳井氏の「右腕」

ユニクロのファーストリテーリングの成長期を支えた人物なんですね。確かに、有名企業なのに良品計画の経営者ってあまり知られていないように思えるので、そういう会社でどれだけこれから存在感を出していくのか注目ですね。

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