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個人的に気になったニュース10選[06/13〜06/19]

❶香港民主派・周庭氏が出所、活動家の多数なお収監

無許可集会を扇動した罪で服役していた香港の民主活動家、周庭(アグネス・チョウ)氏が12日、刑期を終えて出所した。ただ、黄之鋒(ジョシュア・ウォン)氏ら多くの活動家は収監されたままで、香港の民主派を取り巻く環境は厳しい。

アグネス・チョウはいったんは出所したものの、全く状況は好転しておらず悪化する一方。このまま当局に押さえ込まれたままなんでしょうか。たぶん、いま戦々恐々としているのは台湾でしょうね。

❷五輪 荒波高く1 行動管理「ミス許されぬ」

5月上旬、東京五輪のメインスタジアムとなる国立競技場で開かれた陸上のテスト大会。海外選手や大会役員の宿泊先ホテルのフロアを2人一組の24時間態勢で大会組織委員会の職員らが「監視」にあたった。エレベーター前の部屋も押さえ出入りをチェック。テロ対策ではない。監視対象は宿泊中の選手と役員だ。

現政権の最大のキモが「オリンピックを無事に終わらせること」なのは当然で、そのためのセキュリティも納得なのだけれど、ここまでの厳戒態勢にコストを投じてまでして開催すべきものだったのか? という疑問は残ります。

❸「億ゲー」10作品突破

オンラインゲームが生み出すコミュニティーが巨大化している。利用者が1億人を超えるゲームは世界で10作以上となった。仮想空間で広がっているのがゲーム内でユーザーが分身として動かす「アバター」を巡る商取引だ。高級ブランドや映画会社が商品や広告を提供。大国の人口に匹敵する集客力を持つ「億ゲー」空間に、新たな消費市場が育ちつつある。

サイバー空間であっても、ブランド品は売れる、と。結局、こうしたものの本質は、素材やデザインではなく「ステータス」である、ということがあらためて証明されましたね。

❹石炭火力、首相「輸出支援を年内終了」

菅義偉首相は13日の主要7カ国首脳会議(G7サミット)の気候変動に関する討議で、温暖化ガス排出の削減対策が取られていない石炭火力発電を巡り「政府による新規の輸出支援を年内で終了する」と表明した。G7で足並みをそろえ、世界最大の排出国の中国に取り組みを促す。半導体サプライチェーン(供給網)での連携など、経済分野も中国への対抗が鮮明だった。

石炭火力発電、日本もかなり海外に技術輸出していますが、急速にブレーキがかかっています。投資に対しての風当たりは、今後さらに強まりそうですね。

❺mRNA、次世代薬けん引 コロナワクチンで一躍主役に

新型コロナウイルスのワクチンで初めて実用化された「メッセンジャーRNA(mRNA)医薬」が注目を集める。がんやエイズウイルス(HIV)などを対象にした新薬を目指し、米製薬モデルナなどが臨床試験(治験)を進めている。人工合成でき、病気に合わせた創薬が容易なことから、医療にイノベーションを起こす可能性がある。

戦争によって技術革新が促進するように、医薬の分野では相当な革新があったようです。コロナ以外への応用が期待されますね。

❻逃亡計画、半年がかり 「箱入り」ゴーン元会長が発案

日産自動車元会長、カルロス・ゴーン被告(67)の海外逃亡事件で、犯人隠避罪に問われた米陸軍特殊部隊「グリーンベレー」元隊員、マイケル・テイラー被告(60)、息子のピーター・テイラー被告(28)の初公判が14日、東京地裁(楡井英夫裁判長)であった。2人は起訴内容を認め、弁護側は情状面の考慮を求めた。

考える方も考える方だけれど、実際にそれを実行できる人を探し出してきて、実行しちゃうのがすごいですね。

❼ソフトバンクG、外資系金融から借り入れ急拡大

ソフトバンクグループ(SBG)が外資系金融機関からの借り入れを増やしている。2021年3月期末時点で首位のみずほ銀行に続く2~4位を外資系が占めた。株式を活用した業務に強い外資系が、SBGが保有する中国アリババ集団などの株式を担保にした融資などで存在感を示した。業績変動の大きい投資会社化が進むSBGに対し、三菱UFJ銀行が融資額を減らすなど国内勢には濃淡が出ている。

邦銀は不動産を担保に融資し、外資系は株を担保に融資してるんですね。確かに、ソフトバンクグループって不動産はそんなにもってなさそうですよね。

❽トップ・グローブ、ESG対応後手 強制労働と米認定

マレーシアのゴム手袋最大手トップ・グローブがESG(環境・社会・企業統治)対応で、後手に回っている。米当局から外国人労働者の処遇が強制労働と認定され、米国への輸出が止まった。国内の競合も労働者の処遇改善に追われている。新型コロナウイルス下での特需も今後陰るなか、各社は成長持続とステークホルダー(利害関係者)との関係改善の両立を迫られている。

確かにESGに配慮した経営が求められる時代ではあるものの、安い労働力を背景に発展した新興国の企業からしてみれば、急に言われても、という気も。バランスが大事ですね。

❾迷走みずほ問題(上) 見過ごした警告サイン

みずほフィナンシャルグループ(FG)が公表した一連のシステム障害をめぐる第三者委員会の報告書からは、何度となく出ていた警告サインを見過ごしていたリスク感度の鈍さが浮き彫りになった。報告書をひもときながら迷走するみずほのシステム障害問題を読み解く。

一回二回ならまだしも、何度も起きる障害で、内部での警告メールも見過ごしていた、というのは大きな問題ですね。小さい会社ならまだしも、すぐに変わることは難しいでしょう。

➓ミャンマー経済、回復に壁

ミャンマーで現金不足が経済正常化の壁となっている。都市部では抗議デモの減少で日常が戻りつつあるが、銀行が預金の引き出し制限を続けているためだ。中央銀行は、現金を手にした市民が安全性を求めてドルに交換し、通貨安が加速することを警戒する。生活苦が深まれば、国軍への反発がさらに高まりかねない。

経済に流通するものは、モノだけでなく、「現金」も、ということなんですね。日本に住んでいる限り、ほとんど実感はないですが。

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