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個人的に気になったニュース10選[06/27〜07/03]

❶強権の道 経済を原動力に

いま、中国は世界の中でも経済的、統治的な意味で特別な存在だと言えると思いますが、「中国」というよりは「中華人民共和国」における「共産党政権」なんですよね。これまでも失政で数々の人民を失いつつも、権力闘争によって権力を維持している統治者です。側から見ると強大に見えますが、それぐらい押さえつけ、管理しないと成り立たない状態であるとも言えます。たとえば半世紀後にまだ共産党支配が続いているかというと、ちょっと疑問ですね。

❷スパコン富岳3連覇

スパコンの計算速度が世界首位になったというのは誇らしいことではあるものの、これをいかに活用できるか、というところにかかっている気がします。ソフトウェアの世界ではまだ伸びしろがあるのかな、と。

❸エネ基本計画、「原発建て替え」盛らず

素人考えだと、原発は老朽化すればするほどリスクが高まるので、建て替えをしないで使い続ける、というのはどういう判断なのか? と思うんですけどね。もちろん、原発に反対の声があって予算がつかない、ということなのかもしれませんが、そういう人たちはどういう代替案を考えているのか? ちょっと知識不足なところなので、調べたいところです。

❹税収、コロナでも最高60.8兆円

結局、今回のコロナ禍は一般的な不景気と違って、「外出ができない」という制約があるだけなので、特定の業種を除いたら景気そのものは悪くないんですよね。潰れそうな会社も、別に経営手法がひどかったから業績が悪化したわけではなくて、単にそういう特定の悪条件が発動されたから、という気がします。強いていうならば、リスク要因として、今後はどうそれを経営に盛り込んでいくか、ということですね……。

❺三菱電機、内向き脱却遠く

ある程度の歴史をもつメーカーで、不祥事の温床と化している企業はまだまだありそうですね。極端な話、もう会社が立ち行かなくなるというレベルまで落ちて、外部から経営陣をごっそり入れ替えるぐらいのことをしないと変わらないでしょう。特に、その基準で長年やってきているものは、いまさら表沙汰にするわけにもいかないし、誰かが「犠牲になって死ぬ」ぐらいの覚悟でやらないと。難しいところですね……。

❻2021キーパーソンの夏(7)秋勝負「必ず雰囲気変わる」

最近ちょっと晴れやかな顔になった気がするのは、もうやるべきことが明確になって、それで結果どうなってもいいという覚悟ができたからかもしれませんね。今年の暮れには、結局この2年間の対応はどうだったのか? という、各国のコロナ対策の総決算がありそうです。それまで、この政権がもてば、の話ですが……。

❼習氏「外部の圧迫許さぬ」 中国共産党100年

共産党の設立から100年ですが、建国100年まではあと20年ちょっと。香港の様子を見ていると、統一を宣言している台湾がどうなってしまうのか、と非常に不安です。そして、「中国」と一括りに言っても、もちろん一枚岩じゃなくて、自国内にあらゆる問題を抱えており、その人たちを強制的に押さえつけている政権だと言えますね。でも、「先生面した外国の圧力には屈しない」とわざわざ宣言するあたり、批判は効いているのでは、と思います。

❽7万人参列 歓声は人為的

中国共産党は強権政権ですが、中国人そのものはユーモラスで、愛嬌のある人が多いんですよね。2年間ですが中国で暮らしていたことがあるので、そのメンタリティはわりと好きです。本当に中国が民主化したらどういう感じになるのかな、ということを思います。

❾原石磨き住民税増やす

地方の活性化というのはいつの時代も重要なテーマですが、たとえ人口が減っても、自治体と事業者との総合的な取り組みで、税収を伸ばす自治体はあります。たとえばふるさと納税などの取り組みがありますが、こうした取り組みが無用な競争をうむとして否定的な論調もあるものの、実際のところ、地域が独立して自助努力をしなければ持ち直さない、というところもあるでしょう。成功事例ばかり見ていてはダメですが、学ぶべきところは多いです。

➓デジタル課税、10兆円規模 コロナ後の財源確保

こうしたグローバル課税について、「何が適性な税率か?」というのは、別に明確な定義があるわけではないので、あんまり加速させるのはどうなのかな、という気がします。もちろん、儲けている会社から税金をとるのは正しいことですが、その根拠はなに? と問われると、明確に答えられるのかな、と。

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