2020.01.25.22:06

いま西表島にいます。こちらは夜でも22度あって、どんな格好をしていても心地が良いです。寒さは苦手なので、こちらに来たら体調がすっかり良くなりました。
見たことない生き物もたくさんいて感動しましたが、それ以上に驚いたのはどこの海岸にも漂着したゴミが山盛りになっていたことです。思っていたよりもずっとゴミが多いです。


今回は母と二人での旅行。
家族の誰かと旅行するなんてしばらく無かったけれど、誕生日を口実に日頃のお礼を込めて、母の行きたい場所に行くことにした。
普段飲まない母と珍しくお酒を交えながらいろんな話をした。

いま姉と私が2人で暮らしている家は、母が生まれた頃は11人が一緒に住んでいたこと、育て方が育てられ方につい影響を受けてしまうということ、私が最近将来について考えていること、お互いの仕事のことなど。
母は「あなたがもし誰かを必要としているならそれが結婚という形であってもなくても大丈夫だと思うし、宗教や性別や国籍も自由だと思ってるから」と言っていて、ありがたいことだと思った。
なんとなく母がこう複雑な心境を話す様子や、元気にはしゃいでいる様子を見ていると、私にもし子どもができてこのままの人生の延長で歳を取っていったら、今の自分が思っているようなことを自分の子どもにも思われるのだろうか、とか想像してしまう。
なんだか未来にタイムスリップして歳を取った自分を見ているような、全く別のパラレルワールドの自分を見ているような、変な気持ちになる。

今日あと思ったこと。
魚とか動物たちからしたら、知らんうちに暮らしづらくなってて、知らんうちに人間たちが保護とか言い出して管理して、全然意味わからんだろうなという気持ちになった。
人間が「天然記念物」と言って生き物を守るのも、ゴミやガスで自然を汚して生き物を殺すのもどちらも同じくらい人間らしいエゴな行いのような気がする。
たぶん、人間はとても弱くて臆病で、科学で解明することで管理できている土地は安全で安心できる場所で、そのほかの場所は恐ろしい場所なんだろうと思う。
恐ろしくない場所を増やすことが人間の進歩なんだろう。

そういうことを思っても私にできることなんて本当に小さなことなんだけれど…
私は私の身近な人たちや自分自身を幸せにできるかどうかすら危ういめちゃくちゃ貧弱な人間でありますゆえ………

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