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ドレープの片付けを楽にする方法

「ドレープの片付けに時間がかかって、ストレス」

この悩みを解決しようと、5年以上前からずっと考えていてます。
未だにベストの答えは出ていませんが、一つの回答は、

「片付けない」

ということです。

ドレープにリングやひもを取り付け、ハンガーラックやコートスタンド等にかけるれば、片付けは一瞬で終わります。
また、ディスプレイにもなりますので、サロンの雰囲気を演出します。

その方法を3つ検証しました。
個人的には、3がオススメです。

1.カーテンレール用クリップをつける

布を吊るす代表はカーテンです。そのカーテン用の金具やクリップはたくさん市販品があります。

■メリット

・クリップタイプだと、取り付け簡単で、取り外し可能。ドレープに穴を開けたりする必要がない。
・Amazonでは、100個1000円くらいのものもある。

■デメリット

・取り付けると、かさばる(写真右参照)そのため、ドレープを持ち運びする際には不便。場合によっては、外す必要があるので面倒。
・クリップのひっかける部分(リングを通す部分)は要注意。空きが大きかったり、形状によっては、リングを取り付けても外れてしまう。

写真で使っているのは上記商品(ユザワヤではもっと安かったです)ですが、こちらも細いリングだと抜け落ちるので、太いリングを買いました。

カーテンクリップ取り付け


2.ハトメ加工して、リングやひもを通す

ハトメ加工

ドレープを吊るす収納の定番は、ハトメ加工です。かさばらず、スッキリしますが、穴を開けに失敗すると大変です。

■メリット

・スッキリ、シンプル。耐久度が高く見た目も良い。
・3000円あれば、一式揃う。
・リングだけでなく、ひもも使える。複数色のひもを、分類ごとに分けて使えば、より使いやすく、見た目も楽しくなる。


■デメリット

・穴あけに失敗すると、元には戻せない(上の写真参照)穴が大きいと、金具が取れて意味がなくなるため、大きめのハトメ金具を取り付けるか、違う場所に穴をあけることになってしまう。
・手間がかかる。といっても、120枚で1-2時間程度。

ハトメ加工

3.綾ひも(コットンリボン)にハトメ加工を行い、それをドレープにつける

ハトメ加工がベスト。でも、ドレープに穴を開けたくない。失敗したくない。そこで考えました。
別の生地を用意して、そこにハトメ加工を行い、それをドレープに取り付ければ良いのではないか?

■メリット

・ドレープに穴を開ける必要がない。
・綾ひも(綾テープ・コットンテープ)は安価(9mで200円程度)で、穴あけに失敗しても、作り直せば問題ない
・吊るしたときに、一番いい感じになる。

ボンドの染み

■デメリット

・手芸用ボンドで、綾ひもをドレープに取り付ける場合、濃い色にボンド染み出る。上の写真の緑を参照。写真の生地は、薄い生地で、厚手の生地だと、ここまで目立たない。ただ、ボンド量を多くして、ぎゅっと押し付けるようにとりつけると、厚手の生地でも、染みは出てしまう。
・一番手間がかかる(120枚で2-3時間)

綾ひも+ハトメ加工

終わりに

以前、当社でもハトメ加工サービスを検討していました。ただ、穴あけの失敗が取り返せないので、今後も行うことはありません。
おそらく他社でお願いすると、上記リスクもありますので、120色で15,000円はいただかないと、割に合いません。

時間的には、2-3時間で、ハトメプライヤー本体やポンチなどすべて新規で購入しても、コストも2-3000円ですので、カラーリスト各自で行うのがベストです。

自分の道具を自分で加工すると、道具への愛着が生まれます。そして、プロ意識が高まり、サービス向上につながります。

良さそうだなと思ったら、ぜひぜひトライしてみてください。
きっと、片付けの時間短縮以上に、良い影響が生まれます!!

今回使ったのは、上記のセットです。本体、穴あけポンチ、ハトメ100個、下敷きのゴムがついているので、これとハンマー(100円均一で買いました)があればOKです。
ただ、ハトメは100個では足りないですので、不足分は買う必要があります。
また、4mmだと、小さくてスッキリしますが、ミスの許容幅が小さいと感じました。6mm、大きくても8mmくらいが良いかもしれません。
ホームセンターにドレープを1枚持っていって、現物と合わせながら確認するのがベストです。

上記商品に含まれているのは、プラスチック製のハトメです。見た目的には、金属が良いので、ゴールドとシルバー、両方のハトメを購入して、イエローベースとブルーベースで分ける、もしくは色に合わせて、悪目立ちしない色を選ぶなど、少しのこだわりで、クオリティはかなりアップさせてください!