見出し画像

選択肢が多すぎて、狭めて欲しい

定番の旅行のお楽しみ、アクティビティ。
陶芸・ガラス細工・シュノーケリング・ボルダリングなどなど。
どれも、講師と同じことをして、何かを作り出したり、講師と同じ体験ができて、世界が広がります。
カラー診断もアクティビティと捉えると、「カラー診断体験」の場合、簡易診断といった「お客様の立場」の体験しかできないことが多いのではないかなと思いました(調べてないので、実際はよくわかりません)

そうだとすれば、かなりもったいないです。
いや、ラッキーです。

他のサロンがやっていなければ、集客チャンスで溢れていて、3ヶ月で人気サロンになれる可能性があります。

カラーリストの体験をしたい

簡易カラー診断の後、講師と立場を交代して、ドレープを持ってカラー診断を行うという体験できれば、やってみたいです。
そのオプションがあるのであれば、ほとんどの人が選ぶのではないかと思います。同じ料金ならお得ですし。
ドレープに触れるという物理的な感覚と、先生側という偉い方の立場になることでの心の変化。よりカラーに興味を持てますし、記憶に残る良い経験になります。
受動的でしかないレッスンから、能動的なレッスンに。
カラー診断の後に、お客様と一緒にメイクするサロンはたくさんあります。
その考えを少し拡張するだけで、体験価値と集客力がガラッと変わるかもしれません。
次サロン運営するようなことがあれば、試してみたいです。
コストも手間もかからず、メニューの文章(キャッチコピーも含めた言葉)を変えるだけ済み、今日からでも試せますので、面白そうだと思ったらぜひ!

命綱を早めに投げる

多くのサロンの場合、養成講座系の、単価が高くて当分集客しなくても済むサービスを受けてもらえるかが命綱です。
集客のパターンは、大きく分けると2つです。

  1. カラー診断を受けたお客様が、興味を持って「自分もやってみたい」となる

  2. 他で診断を受けて「自分もプロになりたい」と思った人が、複数のスクールやサロンを比較検討して選ぶ

当然、集客的には1を目指した方が効率的です。体験レッスンから輪を投げて、最初の最初に掴んでもらえれば、ビジネス的にはすごく有利になります。

また、お客様もハッピーだと思います。

世の中にはカラーリストが多すぎて、SNSで比較しようと思っても大変です。正直、キラキラ投稿の上辺比較だけでは、パーソナリティは判断できず、フォロワーが多いとか、実績がある、メディアに出ているとかで判断する人が多いと思います。
そうすると、サロン選びに失敗してしまうかもしれません。

選択肢が多すぎるのは逆に不幸でもあって、最初に出会ったカラーリストが全てでも、良いと思っています。
その人が幸せだと感じたなら、他は比較する必要がありません。
最初のサロンで講師体験という幸せなきっかけが生まれれば、余計なことに迷う時間と労力が減って良いと思います。

選択肢を狭めるというサービス

20年くらい前は、ホームページを持っているカラーサロンは全国で50くらいしかなくて、ヒューマン以外でその地域で選ぼうと思うと、ほとんど選択肢が(情報が)ありませんでした。
その時代は、今よりサロンの質が高かったと思います。
教材を買ってもらおうと、ホームページを見つけたサロンは片っ端から連絡して、北海道から九州まで営業で回りました。
当時、ホームページは20ー30万はかかかり、その重要性に気づいて投資していたカラーリストは、ビジネス力の高い人ばかりでした。
ですので、選択肢が少ないことが、デメリットではありませんでした。
多くの貴重な話を聞いて、「カラー業界って、こういうところなんだ」と、学びました。

今はホームページ等のソフト系は、投資しなくても手に入ります。
SNSは無料ですし、無料のホームページ作成サービスや無料の画像編集アプリなど、ツールに困る事はありません。
誰でも低コストで始められる時代ですので、ネットでぴったり合うカラーリストを探すには、選択肢が多すぎます。
ネットで商品やサービスを選ぶとき、「誰かのオススメ」「最初に出会った人」といったように、選択肢が多すぎるゆえに、選択肢を狭めるきっかけが欲しいと感じます。

だから、お客様の選択肢を狭めてあげるのも、大切なサービスになってきています。
体験レッスンで、あなたのサロンだけにフォーカスさせましょう!!