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カラーサロンの全て公開 -12- 動画・マンガ

カラーって稼げるの?自宅サロンで独立したいけど、何をしたらいいの?
という疑問を、カラーサロンを運営しながら検証・公開する企画です。

マンガネーム

マンガの記事は後半にあります。先にネームを。

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動画

今月中に、レッスン案内・サロン案内などの動画を撮影する予定ですが、その他にも動画を撮影しました。

動画を作ろうと思っても、カメラマン探して、顔出しOKの友人を探して、覚書を交わしたり、謝礼をしたりといくつかハードルがあります。

そこで、オンラインカラー診断をメニュー化したいカラーリストに声をかけて、Zoomでお互いで診断を行い録画。それを、お互いのサロンで使用する動画にすれば、ハードルがグッと下がるのでは考えました。
これはカラーに限らず、同じ目的がある方どうしで協力し合えば、様々なジャンルでも応用できると思います。

オンラインは住んでいる場所も関係ありません。

ご協力いただき、撮影することができました。


1回目の動画を確認し、下記の要望をお送りしました。

1.オープニングの曲 → Kiss the Sky 4秒まで(一小節)
2.オープニングのロゴ → ロゴを全体を白からフェイドイン。アニメーションなし。シンプルバージョン。
3.オープニン後 → オンラインカラー診断の説明時に、お客様が映っていると気になるので、濃いグレーの色で隠して、4-5ptくらいの白枠で囲む(囲うのはZoomで二人で通信していますよ!ということを視覚的に伝えるため)
4.挿入画像の色変更 → ピンク色の文字の背面の色を#C5A275(ベージュ)か、もしくは#fff(白)に。視認性が良い方に。
5.エンディング → Natural(音少し小さめで)

音楽はYoutubeオーディオライブラリを使用。完成したのがこちらです。

Zoom録画は有料ですが、日本円ではなく米ドルを選んでクーポンを使うとかなり安くなります。私は最初の25%OFFクーポンの入力欄が見つからず、決済してしまい、慌ててキャンセルしたら「何が不満か教えて下さい?特別オファー出します」という感じで30%OFFクーポンをもらえて、すぐに再加入しました。ただ、この30%OFFがいつ適用(おそらくクレジット返金)されるか不明ですが・・・・

マンガ

そもそも「パーソナルカラー」というものは、言葉だけでは伝わりませんので、オンラインカラー診断はなおさらです。

伝えるのにビジュアルが必要で、昔はメラビアンの法則の図(拡大解釈が多い)、今ならSNSでのビフォーアフターがよく見受けられます。

上記ページ(作成途中)のような、古典的な「パーソナルカラーとは?」コンテンツは、「パーソナルカラー」で検索して調べてる人にとっては「知ってるよ!」というものなので、情報の価値はありません。検索でも優位になるということは無いと思います。

ただ、成功しているサロンは、しっかりした「パーソナルカラーとは」「骨格診断とは?」コンテンツを作っています。このページが無いサロンより、「しっかりとしているな」と、サイト訪問時のイメージが全然違いますの、この辺りに手を抜かないのが、成功サロンの秘訣だと感じます。良いものを作れば、シェア・拡散してもらえます。

小さな印象の積み重ねがブランディングですので、あったほうが良いに決まっている!ということで、作りました。

さて、ここでマンガです。

マンガこそ、ビジュアルと文章で伝える、海外の人も大好き、日本の誇る文化です。読むのに抵抗感が少なく、ぱっと見てもらえます。

ですので、オンラインパーソナルカラー診断という、よくわからない新しいサービスほど、有効だと考えました。

ただ、マンガは費用がかかります。

プロのマンガ家で、1ページ完成させるのに14時間ほどかかると言われます。安く見積もって、時給2500円×14時間で1ページ35000円(モノクロ)が目安でしょうか。pixivやTwitterやランサーズで調べれば、1ページ15000円の人も見つかりますが、作画力よりも、

1.こちらの意図を読み取って、形にしてもらえるかどうか?
2.やりとりはスムーズで、納期は守るのか?

という、ビジネスマインドの方が重要だと考えています。

最初、コルクの佐渡島さんが好きなので、コルクに問い合わせしました。担当者がZoomの打ち合わせの時間を忘れて、電話したら焦りながら「会議が立て込んでいて」という嘘をついたので、他を探すことにしました。

でも、その人の気持ち、わかります。

15年前、私も予定忘れ、電話かかってきて同じ嘘をついたことあります。本人もわかっています。バレバレだということは。
仕事で嘘ついて良いことは全然ありません。嘘の積み重ねで面倒になるだけなので、「忘れてました。すみません」がベストだと悟りました。

ちなみにコルクは「100万円で10ページが目安ですかね」とのことで、そもそも私には払えません。

次に、とても絵柄が好きなイラストレーターの方に連絡しました。6時間かけて1通のメールを作成し、「気持ちよ届け」と送信。

そして、お受けいただけることになりました。その嬉しさときたら、告白して「OK」と言われたのと同じです!

パーソナルカラー診断を体験していただき、これから作画!というタイミングで、連絡が取れなくなってしまいました。

クリエイティブな仕事は、プレッシャーも大きいですし、納期との戦いです。有名企業など、クライアントの重要度もあるので、仕方ない面もありますが、残念です。ただ、今でも連絡をいただいたら、ぜひぜひ描いてもらいたいな・・・と、たまに思い出します。

待っているだけでは進まないので、何度かお願いして信頼している方にお願いすることにしました。

坪川様のHPはこちら。

クライアントの要望に応じて、タッチを変えるだけでなく、意図を汲み取って作成していただけるので、当社商品でお願いしたイラストは、ほぼ修正無しの1発OKです。


コスト削減のために

マンガを作っても、売上につながるかどうか不明です。1ページ35,000円で4ページだと、140,000円です。売り物の商品ではないので、元は取れないでしょう。

少しでもコスト削減したいので、上記の金額くらいで収まるよう、できるだけの準備を行うという条件で、お見積りをいただきました。

できる準備。それはネーム(仕様書)の作成です。ネームがわかりやすければ、ストーリーを考える時間と作画時間が減ります。

クリエイティブな仕事の値引き交渉は無粋です。
その方が考えて、時間ををかけて作った見積もりで、気持ちよく仕事をしていただくこと。

それが、完成品のクオリティに繋がりますので、最初にこちらができることを提示するのが良いと考えています。

まず、ストーリーを浅浦さんに考えていただきました。A4の紙4ページ分くらいで、とても時間がかかったと思います(最後に全文記載します)
それを読みながら、私がネームを作成しました。この記事の最初にあるのがそれです。削りに削り、4ページ分にしました。ネーム作成は2回目で、今回は2.5ページ分だったので7時間で済みましたが、最初は4ページ作るのに合計25時間くらいかかりました。

私達の労力を時給換算すると、ネームまで考えてもらった方がお得です。

しかし、自分たちで頭を使う体験を通じてでしか、生み出せないものもあります。完成品には、私達の想いが入りますので、外注に丸投げとは、全然思い入れが違います。

そして、時間を使った分、成長できます。

新しいチャレンジは、常にコンフォートゾーンの少し外側なので、最初の一歩は気が重いですが、振り返ると良い印象とスキルが残ります。つまり、自己肯定感が高まり、次の仕事がレベルアップします。

内容は、下記のような体験記ではなく、フィクション+坪川様にオンラインカラー診断を受けていただき、その体験を加えて描くという形にしました。

マンガは、普通のサロンではまず作ることは無いので、今回の企画の経費にも含めません。マンガのデータは、オンラインカラー診断をメニューに取り入れたい!と思う方が誰でも使えるように、無料で配布します(ですので、当社の経費とします)

このマンガが、オンラインカラー診断を広める、小さなきっかけになれば良いなと思っています。

さて、どんなものが完成するのか?

続く。


【マンガ設定】

主人公 → 深田恭子さんのようなイメージ(パーソナルカラータイプ → 鮮やかなスプリング)

講師 → 井川遥さんのような優しげな方(パーソナルカラータイプ → ソフトなラベンダーカラーのようなものが似合うサマー)

 【ストーリー】
30代専業主婦、子供2人(4歳、2歳)
子供が生まれてからは自分のことは後回しで、家事や子育てに慌ただしく過ごしているが幸せな毎日。
上の子の幼稚園入園式の時の写真が出来上がり、
玄関で2人で撮影した写真に驚く。
マスクをしていない自分と子供の写真。
なんだか冴えない。
(思っていた感じと何か違う...でもその何かがわからない。年齢のせい?自信なくしちゃうな...)
心にモヤを抱えながら、その日の夜子供達が寝た後に改めて自分の顔を鏡で見てみる。
(ちょっと老けたのかなぁ?最近自分の格好もお化粧も適当すぎたかな...)少し念入りにスキンケアをして眠った。
翌日いつも行くスーパーで雑誌コーナーファッション雑誌が目に入り一冊買ってみた。
雑誌を読むと心がわくわくした。
(こんな気持ち少し忘れていたかも?)
そこでふとパーソナルカラーの文字が目に入る。
(イエベ、ブルベ...聞いたことあるな)
[パーソナルカラーはあなたに似合う色、似合う色を知れば魅力も倍増]
雑誌の文句に惹かれた。そのまま真剣に読んでいると、雑誌には自己診断チャートが載ってあった。
Q、肌の色は?
(地黒、かな?)
Q、地毛の色は?
(暗い...よね)
Q、目の色は?
(黒っていうよりダークブラウンかな??)
Q、ブラウンが似合う?
(似合ってると思うんだけど...)
Q、落ち着いた雰囲気?
(もう大人だし、落ち着いてる、でいいよね)

[あなたはイエベ秋タイプ!]

「私イエベ秋なんだ。へぇ〜こういう色が似合うのね!おもしろい」

そこから徐々にオータム色の洋服や、メイク用品を取り入れてみた。
が、夫に不評。おまけにリモートで会話していた実母にも「なんだか老けたわね」と言われる始末。
(やっぱり自己診断ってあたらないのかな?)
そして[パーソナルカラー 自己診断]と検索してみると
今度はAI診断があった。
無料だしやってみるか、と試しにやってみる(スマホのインカメで撮影し、AIの診断を待つ)と
[イエベ春]
と出た。
(イエベ秋じゃなかったの!?)ともう一度チャレンジ。すると次は「ブルベ夏]
最終的には全てのシーズンが出る結果に。
半ばヤケになるが、ふと入園式のあの写真が頭をよぎる。
「やっぱり自分のことちゃんと知りたい!」
(変わりたい、綺麗になりたい。自信を取り戻したい)
パーソナルカラー診断を本格的にネット検索した。やはりプロに見てもらうのが一番だということがわかった。
しかし、小さな子供が居て自由に動けない。外出して接触の不安もある。そもそもどこへ行けば良いのか。どんなサロンを選べばいいのか。
そんな時ネット検索でふと【オンラインパーソナルカラー診断】の文字を見る。
(オンラインでできるの!?)
思わずそこをクリックして詳細を確かめる。
「画面越しで、状況が違っても正確に判断できる...理論で診る診断...」
なんだか信頼できそうだ。
早速予約を入れると、オンラインテストカラーシートが送られてきた。
診断当日、ドキドキしながら待っていると通話アプリが鳴った。
講師は優しそうな女性。とても緊張したが講師の声を聞いて顔を見てとてもホッとした。
講師はヒアリング(好きな色や、苦手な色、好きなファッションや、良く使うメイクアイテムの色など)の後に
丁寧にパーソナルカラーの説明をしてくれた。
カラーシートと一緒にパーソナルカラーのチャートも送ってもらっていたので、説明を聞きながら目でもパーソナルカラーのことを知れた。
そしてこのオンラインパーソナルカラー診断の説明を聞いた。
講師「このオンラインパーソナルカラー診断はこのテストカラーシートを使用して、お客さまにお似合いになる色の特徴を導き出します」
「似合う色の特徴...ですか?」
講師「はい、パーソナルカラーは単純にシーズン分けすれば良いというものではないんです。
どれくらいの明るさが良いのか、
どれくらいの鮮やかさがいいのか、
色のくすみ感、クリア感はどのあたりがいいのか、
イエローベース、ブルーベースも2パターンではなく、黄みは強い方がいいのか青みはどれくらいあった方がいいのか。
ちゃんとお一人お一人にあった色の特徴を知ることが一番大切なんです。
その上で、お客様に一番合うシーズンをお伝えしています」
「そうなんですね。覚えられるか心配です」
講師「大丈夫ですよ、質問タイムも設けていますし、アドバイスシートに本日の内容を記載してお客様の元にお送り致しますので」
「良かったです、安心しました」
講師「診断をするにあたってもう一つお伝えしたいことがあります。
この診断は「感覚診断」をしていません。
つまり、スプリングのシートが似合うからお客様はスプリングです、という診断はせずに、色彩学の理論でしっかりと見極める診断を行っています」
「理論...ですか?」
「はい、理論というと難しく聞こえてしまいますが、要は先程お伝えした
ベースの色、明るさ、鮮やかさ、くすみやクリア感という大切な要素がお客様にどのような変化をもたらしたのかを見極めます。
このシートはそれを図るためのいわば、ものさしなんです」
そういって講師は手元のカラーシートを見せた。
「先生もこのシートがお手元にあるんですね」
講師「そうなんです。診断の見極めをするにあたって大切なのは、同じ環境下で色を見ていることなんです。しかしオンラインではそれがかないません。このピンクはサマーのピンクなのですが、お手持ちのサマーのピンクとは色が違って見えませんか?」
「はい、先生のものは持っているものより薄く見えます」
講師「それがオンラインでの色のずれなんです。ですが私も同じシートを手元に置いておくことによって、お客様との色のずれがどれくらいあるかを計算でき、正確な診断が出来るのです」
「なるほど」
講師「それではさっそく診断をしましょう」
診断がスタートする。
講師「まずはピンクのシートからやってみましょう。
サマー、ウィンター、オータム、スプリングの順番になっているでしょうか?」
「はい、大丈夫です」
講師「それでは一枚ずつめくっていってください」
一枚ずつめくっていく。
講師「ありがとうございます。それではサマーとウィンターを比べたいので、その2枚をこのように当て比べしてください」
講師がサマーとウィンターが交互に顔下にくるようにシートをあてている。
「はい、こうですか?」
講師「ありがとうございます。ではお顔への影響を一緒に見ていただきたいのですが
ウィンターを当てた時に、ほうれい線やクマが目立ちやすく、顔が暗く見えてしまいますが
サマーを当てた時は、ほうれい線もクマも目立たなくなり、スッとお顔がトーンアップしています」
「えっ!本当ですね。こんなにもわかるものなのですね」
講師「そうですね、とてもわかりやすく出る方もいらっしゃいますね。
それでは次はスプリングとオータムのピンクを当て比べしてみてください」
スプリングとオータムを当て比べる。
講師「オータムを当てたときは、お顔がくすんでみえてしまい少し老けてしまう印象です。
対するスプリングはオータムよりお顔がすっきりして明るく見えます」
「本当ですね」
講師「ですが、スプリングのピンクだと色が弱く少しお顔がぼやけてしまうような物足りなさも感じます。その点オータムは目に強さも出て存在感が出てきますね」
「そう言われると本当にそうです」
講師「色みがしっかりとあったほうがいいのかもしれませんね。そのあたりもブルーなど他の色でも見ていきますね。その前にピンクのスプリングとサマーの当て比べをお願いします」
スプリングとサマーを当て比べる。
講師「スプリングを当てた時にお肌に黄み感が出てしまいます。黄ぐすみしたような印象ですが
サマーを当てるとスッとトーンアップし、清涼感、清潔感がありとてもお似合いです」
講師の言う通りで、すっきりと白くなった肌が嬉しかった。
これをブルー、グリーン、パープルと続けあっという間に診断の時間が終わった。
講師「お客様は、ブルーベースですが、青みが強すぎると血色感がなくなってしまいます。
明るめの色、ただし明るすぎないことも大切です。
鮮やかな色、
クリアな色寄り。すこしのくすみ感なら大丈夫です。
このような特徴がお似合いで、カテゴライズするとサマーです。
カラーチャートでいうとこのあたりですね」
講師はカラーチャートを使いながら丁寧に説明してくれた。
サマーだけど、スプリングでもウィンターでもオータムでも似合いやすい色を教えてくれた。
そして質問タイム。
「この中で一番私に似合うカラーはどれですか?」
と問うと講師は少し申し訳なさそうに言う。
「残念ながら、ベストカラーはオンラインでは見れないのが現状です。ベストカラーと、ベーシックカラーのベストカラーは対面診断でより詳しく診ていますので、機会がありましたら是非サロンへお越しください」
「そうなんですね!機会をみて是非伺いたいです」
この先生により詳しくみてもらいたい!と心から思った。
オンラインパーソナルカラー診断から数日が経ち、アドバイスシートが送られてきた。
わかりやすく丁寧に書かれたシートを見て、気持ちが高揚した。
それからアドバイスシートとカラーチャートを見ながら、たまに買い物を楽しむ日が増え、自分にも手をかける時間が楽しくなり、日々がより生き生きした。
周りにも綺麗になったね!?何かした?
と言われることもあり、より笑顔が増えた。
そんな私が夫に撮影してもらった子供たちとの写真は、自信に溢れ以前とは別人のように明るい顔をしていた。