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ZOZOGLASS(ゾゾグラス)とカラービジネス

ZOZOグラスが発表されたので予約しました。まだ予約できます↓

肌色を分析して、パーソナルカラーを判定し、似合うファンデーションを提案してくれるというものです。

3月18日以降、届いたらすぐに検証動画を作成します。楽しみです。

この記事のまとめ

1.ZOZOグラスはすごいDXで、カラー診断したこと無い、デジタルに抵抗感が無い若い層を特に取り込みそう。

2.カラーリストの仕事は取られる。その度合はZOZOのAI次第

3.診断結果が合っているかどうかより、「誰が良いね」と言ってくれるかが重要。

4.心を通わせて、ぬくもり(熱)を感じれば、納得する。AIにそのぬくもりを生み出せるか?

5.今の所、人と人との会話の方が温かみを感じる。だからこそ、その人の魅力や個性をどう発信するか。知ってもらえなければ存在しないのと同じなので、SNSで発信を!

カラーリストの仕事は減るのか?

メガネで肌色が的確に診断できるようになれば、わざわざお金と時間をかけて、パーソナルカラー診断を受けに行かなくても良いことになります。

最初はファンデーションだけですが、ZOZOで販売しているアイテムは、パーソナルカラー分類のタグが付くようになるでしょう。ZOZOスーツのように、すぐに撤退するかもしれませんが、撤退を願って何もしないようなカラーリストの仕事は、取られるでしょう。

このZOZOグラスが成功した場合、カラーリストの仕事は、確実に減りますが、その前に、コロナでの変化に対応できずに減る方が、大きいと予想しています。

コロナが収束しなくても、ZOZOグラスが出ようとも、生き残れるサロンは売上が増えて、年収1000万を、今までよりも楽に稼げるのではないかと思っています。

カラーリストの年収を聞いたことが無いので、正直わかりませんが、コロナ前、1000万稼げている人は全国で20名くらいなのではないかなと予想します。ざっくりですが、1人15000円でコンサルティングする場合、800人で1200万円で、経費引いたら1000万。1日3名を267日。これだけ集客してこなせる人は数名で、個人コンサルだけで1000万もらうのは、すごく大変です。

稼ぐなら、競合が多くて大変なこの分野をメインとするのではなくて、企業案件や講師業・物販なども行う必要があります。

ここにZOZOグラスが出てくるとどうなるか?

ZOZOグラスに取られる分野と強み

【取られる分野】

・カラー診断に興味あったけど、わざわざやるお金や時間無いし・・層

・カラー診断に興味あるから、無料ならまずはこれで・・層

・ガジェットに興味ある、もともとカラー診断受けそうに無い男性

→既存のカラーリストの客層では無い、新しい層を開拓するツールだと感じます。

【強み】

1.オンラインで完結すること

2.買い物に失敗しない可能性が増えること

3.肌色データが集まって、だれも追随できないDX

→3が強力ですね。データ集めて、服の色もスキャンして、AIでマッチングすれば、「色が違っていた」とうい失敗はかなり減るでしょう。素敵なコーディネートの提案で、ZOZOで買い物するようになり、客単価も上がる。


なんてこと、すぐにはならないと思ってます。


新規開拓層は、ZOZOスーツの時のように、一度試してリピートしない。ということではなくて、AIは「あの人が良いって言ってくれたから」の「あの人」にはならない気がするからです。

失敗なんて、気持ち次第

ネットでピンクの服を買ったとします。届いたら想像と違っていました。返品無料なので返品リスクはありませんが、「悪い気がするから」「そんなに高くなかったから」と、着ることにします。

それを着て外に出るも「やっぱりイメージと違うな」と、心は晴れない。返品しておけば良かったと。

そこで、近所の人に会って「素敵な色で似合ってますね」と言われる。恋人や家族にも「それ良いね」なんて、普段言われないお褒めをいただく。

そうしたら、その服は最高の一枚になって、失敗ではなくなります。


コロナで旅行ができず、友人とお茶会もできずにストレスがたまっている。発散でネットポチポチ祭りを行う。買うまでに比較している時間と、買う瞬間、届くまでが至福の時間。だから、届いたものは失敗とかそういうのでは無いので、ダンボールで放置。買うまでの「迷っている時間」に価値がある。


前者は、恋人や家族が「良いね」と言ってくれるあの人。

後者は、たくさん比較検討して「良い」を見つけた自分。


仕事忙しくて、時間なくて、AIが進めるがままに、私達の一番の娯楽でもあり中毒でもある「お買い物」を任せる。

現時点で、そんな人少ないですが、AIに、日々のストレスの救いを求めるほどの、肌温があれば別です。ZOZOはそこまで狙っているでしょうが。


バ美肉おじさんの魂

最近、初めてVTuber動画を見ました。

YouTubeのスパチャ(投げ銭)で、年間4000万以上稼ぐ日本人VTuberは15名以上います。動画を見て、納得しました。

岡田斗司夫さんの動画で、初めて「バ美肉おじさん」を知りました。

バーチャルで美女の肉体を手にしたおじさん。

VTuberとして、おじさんの声のまま配信。見ている人は男性多いので、美少女キャラでパンチラなど際どいポーズをすると、反応が大きい。

その反応の大きさを見て、魂が現実世界からバーチャルの美少女キャラに移行したおじさんは、とても悲しくなる。自分も観覧者だった時は、やんややんやと盛り上がっていたはずなのに。

コロナで、現実社会での接触が避難され、TVでのキスシーンなども「これいいの?」と違和感を覚えるうようになり、ますます魂の置き場をバーチャルに求める人は増えると思います。あつ森もそうですよね。

落合陽一さんのように、バーチャルで1着1万とか5万の服を買う。バーチャルでの身体性が重要となる。

半年前は「本当に?」と思っていましたが、そんな未来がだんだん近づいていると感じます。あつ森のルーブルコラボとか、話題になりましたよね。

ポイントは、人の温もりを感じられ、お金を払いたいと思うかどうか。

生き残れるカラーリストとは?

ZOZOがAIで行う、その人に合わせてた服などの提案に、人の温もりがあれば、「それ良いね」「ZOZOAIがそう言うなら、買います」となるでしょう。

どう温もりを作るかは、信頼関係の構築プロセス次第なので、頭の良い人が、きっとすごいシステムを用意しているはずです。

ただ、デジタルに移行できる人は限られていて、40歳以上は特に、人と人とのアナログな付き合いに、信頼関係を見出す傾向があります。


生き残れるカラーリストは、お金を払う価値のあるカラーリスト。

簡単に言えば、「人を好きな人」

人に興味を持てる人は、他人の話を聞けます。人はだれでも、自分の話をしたいし聞いてもらいたい。

先生に話を聞いてもらい、心が触れ合って温かさを感じるから、その先生が言ったことを「良い」と思えます。それは、オンライン診断でも変わりません。むしろ、オンライン診断こそ、その真価が発揮されるフィールドだと思います。

私は、何名ものベテランカラーリストに診断してもらい、すべてのシーズン出ましたが、どの提案も「良い」と感じました。

失敗と同じで、その物事・結果を、良いと思うか悪いと思うかは、考え方次第。

人は思ったよりも考えてなくて、感情で物事を決めます。

AIより、他のサロンの講師より、「この人となら楽しそう」と思ってもうことを突き詰める人が、自然と選ばれて1000万円プレイヤーになります。

知られていないカラーリストは存在しません。

知られて、口コミが集まれば、自然に広がっていきます。

SNSで、個性や魅力を発信することが、必要不可欠ですので、発信を頑張ってください!


ちなみに、私がカラーサロン経営者なら、「ZOZOグラスを、プロのカラーリストが検証した結果」「ZOZOグラスでスプリングの人におすすめなコーディネート」とか、ZOZOグラス体験者を取り込む発信に注力します。インスタ、ブログ、YouYubeなど、3月から4月にかけてに全労力とお金をつぎ込んで、便乗します。ZOZO公認カラーリスト狙いますし、グラスレビュー後すぐにZOZOに提案書を送ります。こんなに効果的な宣伝のチャンス、なかなか訪れません!