古着はなぜ "アメリカ製が良い" とされているのか?①〜カルチャーとアメリカンプライド編〜


はじめに。
私はオンライン限定ではありますが、古着屋をやっています。
Instagram, Twitter でマーケティングし、BASEで販売しています。


前回の記事 → 「古着屋のTwitterなのに、商品紹介するの辞めました。 〜Twitter運用方法と計画〜」


の中にもあった ”有益な無駄話” 記念すべき第1弾、
「なぜ “アメリカ製が良い” のか?」

①カルチャーとアメリカンプライド
②アパレル業界と世界情勢
   の観点から私の見解を綴ろうと思います。(2〜3分ほどで読めます。)


本記事は、①カルチャーとアメリカンプライド編になります。





1.とりあえず定義


私が本記事で使う “古着” という単語は当店で取り扱うようなアメリカンカジュアル、いわゆる “アメカジ古着” のことを指します。

アメカジで代表的なものは、デニム、チノパン、スウェット、シャツ、スタジャンなど、、


アメカジコーデとは上の写真の方のように動きやすく、ラフなものを指し、ヨーロッパ諸国のフォーマルなイメージとは対照的、というとイメージしやすいと思います。



2.一般的な服の良さの要素


アメリカンカジュアルということは当然ながら元々アメリカの衣料品で、そのアメカジの服はメキシコ製や中国製より、アメリカ製の方が良いとされている。


一方的に良いと言われても良さは分かるわけないので、良さを分析し、比較していきます。


一般的に服の "見て分かる" 良さをざっくり言ってしまうと、生地感とデザイン。


つまり、生地と縫製の2つの要素が中核と捉えられる。


素材や織り方で変わる生地と、ディティール(=細部、基本的な部分で襟や袖、装飾的な細部だとタックやフラップなど)を担う縫製、非常に大事な2要素ですが、


私は、生産国による生地と縫製のクオリティの違いは特筆すべきほどない、と思っています。


もし、生産国による違いがある、という意見があるならば、それはその時代の技術力による生地や縫製の差である、と考えるからです。


つまり、「アメリカ製の生地や縫製が良い」というより、「アメリカ製の"時代の"生地や縫製が良い」という方がより本質的に表現できている、ということです。


(アメリカ製の時代?と思う方もいると思いますが、それについては ②〜減りゆくアメリカ製編〜で書こうと思います。ひとまずアメリカンプライド編をお楽しみください。)



3.ではなぜアメリカ製が良いとされているのか?


個人的な見解であるが、この理由は明快、と思っている。


なぜなら、

アメリカ製である良さというものは一般には "見て分かる" ものではない からだ。



例えるなら、

「中国製の和服か、日本製の和服、どちらの方が感覚的に良いと思いますか?」


という質問に置き換えられ、その答えはきっと 「日本製の和服の方が良い」  と感じたはずです。


そう感じたのは日本古来の文化・歴史を知っている上で、 "日本人としての誇り" があるからだと思います。


それがアメカジ古着が好きな人は、アメカジを好きな上で、その他に歴史やカルチャーまで精通し、愛している。

アメリカ人でなくとも "アメリカンプライド" があるため、アメカジはアメリカ製が良い と感じると考えます。



私自身、古着と音楽は密接に関わっていることもあり、すごくバンドも好きです。

世界的有名バンドNIRVANAのフロントマン、カートコバーンは特にファッションのカリスマで多くの人に影響を与えており、 "グランジ・ファッション" というジャンルも確立するほどでした。

画像1

↑ NIRVANAのメンバー3人で、1番左の金髪の男がカートコバーン。
グランジ・ファッションで代表的なものには、写真のようなカーディガンやダメージジーンズがある。

彼のようなカリスマ的存在のファッションを真似し、アメリカンカルチャーを崇拝し、それこそアメリカンプライドのある方が多くいます。


個人的には、パンクロック、メロディック・ハードコアの先駆者的バンドの NOFX が死ぬほど好きで、linoleum, leave it alone には何度も頭をイカれさせられました。

nofx の代表曲 "linoleum"。ファスト・ラウド・ショートで最高。
映像はずっとスケボー。まさにカルチャー。


ただ彼らにはファッション的魅力はないと思っています。(笑)


ですが、私は彼らのパンクなD.I.Y.精神(=なんでも自分たちでやっちゃえ精神)には心の底から尊敬しており、彼らの立ち上げたインディーズレーベル、Fat Wreck Chords は北米最大のパンクレーベルにまで成長した。

日本では Hi-Standard がバンド主催フェス開催やバンド主宰インディーズレーベルの先駆者として有名ですが、彼らに影響を与えたのは他でもなく NOFX だった。(私はハイスタも死ぬほど好きである。)


そんな国を超えて影響を与えるパンクなD.I.Y.精神に私もかなり影響されており、リスペクトしています。



古着屋Guinness立ち上げも私の "パンクなD.I.Y.精神” によるものです。



ちょっとアツくなりすぎました。




まとめると、

個々に好きなアメリカ像があって、それに基づく様々なアメリカンプライドがあり、そのこだわりや愛が可視化された行動の1つがアメリカ製を選ぶ、という見解です。





本記事の続きは アメリカ製造の服が近年減っている背景をアパレル業界と他国との関係から紐解いて書こうと思います。


→ 「古着はなぜ "アメリカ製が良い" とされているのか? ~減りゆくアメリカ製編~」



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これからも 古着屋Guinness をよろしくお願いします。

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P.S.

本記事は私独自の見解によるもので、さまざまな考え方・捉え方があると もちろん思っております。 「私はこう思う!」などありましたら参考にさせて頂いて追記しますので、ご意見を聞かせてください。


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