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#041. 微温求解

むむ、ぬるま湯だ。

風呂。時間が経ってしまった。ぬるい。少なくとも熱くはない。適温より気持~ち低いくらいか。お湯は多め。首までつかり、よせばいいのにぼーっとしたり、なにやら考えたり。

いつの間にやら湯温は下がり。お湯から手を出す、寒い。肩を出す、寒い。そんな状態におちいっていた。いかん。これは「安楽な状況に甘んじて、のんきに過ごす」ではない。どっぷり浸かって二進ニッチ三進サッチも行かなくなった状態である。

危険である。重々承知である。でも出ると寒い。目先の寒さが手ごわい。理性か本能か。そんなせめぎ合いらしい。勢いが必要なのである。第一宇宙速度のような。ぬるま湯を脱出するのに必要なエネルギーを求めよ。ふむ。しかしどうやって解くのか?

天啓。一種の天啓。
均衡を破る唐突ななにか。


トイレ、行きたい。


これもひとつの解なのか。まぁ、結果としてはそうなった。熱力学みたいなものか。とりあえず風邪はひかずにすんだ模様。

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