ヤスリの時代 - 420文字
保温マグカップを買った。
なるほど確かに冷めない。
お陰でしばらく飲めやしない。
まぁ、それはともかく。
持ち手が、痛い。
プラスチックが組み合わせてあるのだが、
その境界が荒くて、持っていると痛くなる。
所詮は値段のものか‥‥、
などと黄昏れたところで問題は解決しない。
削ることにした。
棒ヤスリ、紙ヤスリ。
いい気分転換にはなった。
マウスを買った。
感触がおかしい。
ぐらついている。
探ってみると、底面が平らになっていなかった。
コピー用紙1~2枚分くらいの段差がある。
返品も考えたが、
面倒くさくなった。
ので、削った。
偶然か、必然か。
色々あって品質が下がっているのか。
或いは、妥協点が変わってきているのか。
サンプルはたった2つではあるが。
買ってそのまま使える。
というのは、
過去のものになりつつあるのか。
これが衰退というものか。
安物買いの銭失い。
そんな言葉も脳裏をよぎる。
どちらも確かに高級品ではないが、
安物ってほどの値段でもないけどなぁ。
ヤスリの時代が来るのか。
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