ひい爺さんと榎本武揚
時は幕末である。
場所は品川か、
恐らくその周辺。
榎本武揚に肩を叩かれて、
おまえは長男なのだから
故郷に戻って家を継ぎなさい
と、そんなことを告げられた。
母方の曽祖父のお話である。
言い伝えではある。
細かい経緯は分からないが、
結果として曽祖父はそれに従った。
そのおかげで
私がここに存在しているわけだが。
歴史の転換点である。
榎本が艦隊を率いて
蝦夷へ向かおうとしている時である。
いいえ、私もお供します!
くらいのことを言って欲しいところだが、
そうすると私は恐らく生まれてこない。
ちょっと、悩ましい。
サポート → 甘味 → 脳ミソの栄養 → 記事 → 🙂