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境界にはトラブルがつきもので

机が汚いと。

仕事ができない、
なんて言説をみかける。

必ずしも正しくはない。

少なくとも3例、
そういう人達と仕事をしたことがある。

優秀な人達だった。
机はとても汚かったが。


積極的な擁護はしない。

目障りだからだ。

気が散る、即ち、集中力が落ちる。
それは作業効率を直撃する。

なので、色々と手を打って
視界に入らないようにしていた。

たとえば背後の席が汚くても、
視界に入らなければどうとでもなる。


のだが。

ある時、どうにもならず、
隣が汚卓(おたく)くんになった。

しばらくして懸念されていた事象が発生した。

侵略である。

あちらの書類やらなにやらが、
こちらの空白地帯に押し寄せてくる。

ある時はさり気なく、
またある時は大胆に。

しれっと侵略してくる。

そのガサツさ、神経を疑うが、
そもそも机の汚い人なのだから以下略なのだ。


城壁、あるいは、堀。

こちらも物を置くか。
机と机の間を開けるか。

それとも。

逆に、攻め込むか。

攻撃は最大の防御なり。
出典は孫子らしい。

ただし、相手にもよる、で、
勝てそうなら攻める、そうでなければ守る。


または、外交。

直接の交渉はもちろんだが、
第三者を巻き込むという手もある。

○○さんの机はきれいだねー。
ええ、クリアデスクってやつですよ。

クリアデスク?
えーとですね、情報漏洩対策の一環で‥‥。

と、なぜか用意されている資料を見せて、
社内に浸透させて‥‥、という流れ。

まぁ、効かない人には効かないんですけどね。


あとは、あれか。

会社にドジっ娘がいれば、お茶をお願いして、
資料その他の山にぶちまけてもらう‥‥。

って、昭和臭が凄いな、こりゃ。


それにしても。

ペーパーレスを推進しているのに、
なんで机が紙で埋まるかね。

紙の資料を減らせば、
自ずとこの問題は解決するはずである。

が、不思議と、
それでも解決する気がしないのは何故だろう。

もっとも、パーティションで区切っちゃえば
済む話ではあるのだけれど。

まぁ、リモートワークが徹底されれば、
少なくとも視界には入らなくなるのかな。


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