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#102. 鶺鴒秋鳴

読めるが書けない。

鶺鴒。

いや、書いたことがない、か。何回か書けば覚えるか。覚えたつもりでもすぐに忘れてしまうのか。まぁ、そんなことはお構いなしにセキレイは鳴くのである。そう、七十二候である。

鶺鴒鳴。

二十四節気は漢字2文字である。対して七十二候は3~4文字で少々落ち着かない。やはりここはどちらかに統一してほしかった。ちなみに中国の方は3~4文字が多いが5文字以上も幾つかある。最長が8文字で「天気上騰地気下降」。へー。

さてセキレイ。

まぁ、なーんてこともなく、どこかで「鶺鴒鳴」を見かけた次の日だかに散歩に出たら頭上をセキレイが鳴きながら飛んでいった。なるほどこれがアレか。などと感じ入ってみたのだが。

別にセキレイもずーっと黙っていたわけでもない。なんなら一年中鳴いている。でも不思議と久しぶりだよね。そんな疑問はすぐに解けた。暑くて部屋に引きこもっていたからだ。

花鳥風月。
楽しむなら外に出ないとね。

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