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義父からの手紙

義理の父から荷物が届いた。

みかん農家である。この時期になるとダンボールで自家製のみかんその他が送られてくる。とてもとてもありがたい。

開封すると手紙が出てきた。茶封筒に便箋。ボールペンでの走り書き。相方の家では手紙を書く習慣が残っている。我が方ではほぼ電話である。紙ならば残る。これは良いものだなと改めて思う次第である。

のだが。

義父、どうも、なんというか、少々、独特である。

今回のその要旨を並べると、
・例の感染症への嘆き
・安倍元首相の銃撃への憤り
・ロシアのウクライナ侵攻に対する提案
・中3男子の受験への応援

安倍さんの件は警備の不備を非難していた。警備も平和ボケなのか、などなど。そして、その口も乾かぬうちに、ロシアの件について「要は大統領をどうにかすればいいのだから、ミサイルを打ち込んでしまえば、、、」と続いていた。

チャップリンの例のアレか。
犯罪者か英雄か。まぁ、正当防衛って感覚か。

どうも本気なのか冗談なのかの判別が難しくて、かつ、わりと行動力のある人なので一抹の不安が拭えないが「さすがに、ね」と、相方も笑ってはいたのだが「まさか、ね」と、付け加えるあたりにむむむと密かに唸る次第なのであった。

手紙は、もしかしたら処分しておいたほうが、、、
いや、さすがに、、、まさか、、、ねぇ。

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