お化けライオン少年

少年「ライオンが出たぞー!」
村人「馬鹿こくでねぇ!こんな場所にライオンがいる訳ねぇべ!嘘つくならもうちょいマシな嘘つけ!」
少年「・・・くっそー。驚かなかったかぁ。次はもっと怖いこと言って絶対注目を集めてやる!!」

次の日
少年「お化けライオンが出たぞー!みんな!お化けライオンだー!」
村人「そもそもライオンが居ねーのにどうやってお化けになるんだ!そんなどうしようもねぇ嘘こいてる暇あったらはだらげ!」
少年「なんで驚かないんだ!俺は注目集めたいだけなのに!あと、働きたくないだけなのに!!・・・よし、次だ!」

次の日
少年「うわー!メカライオンだ!メカライオンの大群が攻めてきたー!」
村人「・・・メカってなんだ??」
少年「あ、メカをご存じない・・・メカっていうのは機械の事でしてね?」
村人「おめーみてーな怠け者の大嘘つきが機械のことなんて分かる訳ねーべ!」
少年「カチーン」

この一言で闘志に燃えた少年は機械のライオンを作るという目的ために勉強を重ね、のちの動物生体機械工学の第一人者となるのであった。

元少年「やばいぞー!メカライオンの暴走だ!メカライオンの大群が暴走して襲ってきたぞー!」
村人「はっはっは!優秀なお前さんが作ったメカライオンが暴走なんてする訳ねーべ!面白い冗談を言うようになったなぁ!」
元少年「ニッコリ」

めでたしめでたし

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